今朝、何気なくTVをながら観してて、引っかかった言葉。
とある仕事をしている人の紹介として、アナウンサーが
『この道10年のベテラン』と言った。
10年で『ベテラン』なのか・・・と、半分は納得しつつも
「本当にそうだろうか?」という疑問も。
気になりだしたら即検索!ってなわけで、調べてみると。
たまたま読んだ記事の一般アンケートでも、
「ベテランは何年目から?」に対し、「10年目」と答えた人が多い。
「そのくらいでひと通りを覚え経験するから」という理由には、
なるほどと思う。
けど、これって職種や置かれている職場環境により、
かなり違いがあるのでは?
私が過去に正社員として属していた2つの会社(という“組織”)
を見ても、全く違う。もちろん、ひとつ目は新卒採用で
社会人として踏み出したばかりに居た会社だから、
たった数年ではまだ“実績”と呼べる程の働きを、私が
できたとは言えない。
“先輩”の助手的な仕事で書籍作りの工程や編集の基礎知識、
印刷所やクライアントや執筆者等との遣り取り・・・
それらを自分のモノにするのに必死で。
実際に書店に自分が関わった本が並んでも、喜びや達成感が
ピンとこないというか。嬉しいんだけど、自分ひとりで
手掛けた本ではない分、感動は薄かった。
書籍は当時、企画のゴーサインが出たら、半年くらいかけて
作り上げてたので、年間何本も世の中に送り出すとかいう
経験ができず。その他編集以外の仕事をこなしつつの
“新米”時代。私は結局、青さの取れないままの時期に
“計画通り”その会社を去った。
私はもっと“己を活かせる道”を求め、ふたつ目の会社に転職。
“猫の手も借りたい“人員不足で超多忙な編集部に、
初日から“手荒い歓迎”を受けた。いくら私が編集経験の
ある中途採用でも、音楽やエンタメ系に詳しいオタク
気質でも、雑誌の編集は未経験。
それなのに初日いきなり、「びー。さんに見開きで特集を
2ページあけてるから、やってね」と言われたり、
それが終わると、「アーティストのインタビュー取材
あるから」とポーンと現場に送り込まれたり。
誰も何も教えてはくれない。そんな余裕がないから、
新人な私は先輩の取材があると聞くと、同行の許しを貰い、
邪魔にならない所から取材を見学し、時にはレフ板を持ち
カメアシにもなるし、雑用係にも積極的になった。
そういう意味では日本料理の板前見習いとかに似てるかも。
ま、一度も自分をそう思ったことはないからな。
それでも、編集者を辞めた後から今まで、相変わらず
何かしらの形で、活字や出版物に関わって“それなり”
に年数も経っているので、そろそろ“ベテラン”の域に
達してもいい頃?? 中身が成熟してないので、自分で
今こうして書いてることさえ、おこがましくて
こそばゆいのだが(苦笑)。
******
武田鉄矢(永ちゃんと同い年?70歳)、ギネス世界記録
公式認定証授与式に出席。彼がTV-CMキャラクターを
務める『マルちゃん 赤いきつねうどん』。そのキャリア、
ナント41年間!「最も長い間TV-CMで同じ俳優を起用し
放送を続けている商品」というのが、今回の認定に繋がった。
この商品と言えば、やっぱ武田鉄矢だし、あのCM曲が
浮かんじゃうもんなぁ。
『緑のたぬき』を最近、濱田岳が担当してたのも
忘れてたわ。それくらい武田鉄矢のイメージが強い。
青っぽさも残る若い頃は、“たぬき”っぽい風貌だった。
それが今の彼は、歳と経験を重ねて血気盛んな立派な
”きつね”顔に(笑)。
本当はこれくらい歴史を刻んで世に貢献してこそ、
“ベテラン”と呼べるんだろうなぁ。
★ ★ ★ ★ ★
今日のひとこと。「だーかーらー、スポーツと国の問題を一緒くたにするなよぉ~!(呆)」
PR
カレンダー
コメント新着