~第三章~ 友達


「ごめんねっ!」今週こそは生で見たかった由美。
でも香予は泣きながら言って来た。
「お願いっ!私達親友でしょ?お願い!!」
その言葉には言い返せなかった。

でもなぜか、胸騒ぎがした―

掃除が終わって帰ろうとすると化粧だらけの人たちがゲームセンターで騒いでる。
由美はそういう人が嫌いだった。
通り過ぎようとしたら、「もう香予馬路うける~!!」と背の高い人が言った。
その一言で由美の足にまるで根っこが生えたように動けなかった。
由美は怒りと悲しみに包まれた。振り返ると、うっすらと香予の恩影が残っている少女がいた。そこでは我慢して立ち去った。

その次の日―
朝、香予が由美を読んでも振り返られなかった。いや、振り返らなかった。
香予は笑顔だ。由美は無表情。
ほかのクラスメイトが見たら信じられない光景だ。
普段は二人とも笑顔なのだ。そして由美がトイレに入ったとき、思いがけない言葉を耳にした。

~第四章へ~


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