~第一章~ 切恋


相手は,かっこよくて,背が高くて,性格もいい。
とても異性に好かれ,何人にも告白されている。
普通だったら,叶うはずの恋ではない。

でも私には少し自信があったんだ。

私は,中学1年生の真由。
相手は,同じく中学1年生の昌平。

私達は仲がよく,よく話すグループが一緒である。
いつも一緒にいるうちに,かっこよくて,優しい昌平にいつの間にか恋をしていた。
いつも昌平は,私に気遣ってくれる。
もしかすると,私だけに?と思ってしまうこともあるの。

でも私は臆病者で,夏に好きになってから,もう春になろうとしているのに,告白もできない。

「昌平ー!」
「あっ真由じゃんー奈美も」
「今日は送別集会だね!3年生に負けないように,バスケ頑張ってねっ」
奈美が可愛く言う・・
私にはできない・・・
「あっ・・頑張ってね。」
「うん。頑張るね。お前らも頑張れよ~何やるの?」
「あっえっとね・・」
「真由もあたしもバレーだよ!」

不器用で,何もできないじゃん自分・・

「真由ー,ちゃんと可愛く言っちゃいなよ~☆」
奈美には私の気持ちを教えている。

「なんか昌平の前に来ると緊張しちゃうんだもん・・」
「そっかぁ…じゃぁさ,バレーで勝ったら,告っちゃえば?」
「うん・・・・ぇぇええええ?!」
「うんって言ったねっ♪決まりィ~♪」
「やっ そーだけどっ」
「応援してるからっ!頑張ってね!」

そして送別集会が始まろうとしていた・・


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