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扶余(プヨ)



日本との関わりが深かった百済。その最後の都と知られるのがこの扶余。
百済は仏教を重んじた南朝文化の影響を色濃く受け、中国で栄えた仏教美術や思想が
海を渡った百済人によって日本に伝えられました。
しかし、日本に数多くの文化をもたらした百済には、悲劇的な運命が待っていました。
当時、中国大陸を統一した唐が、新羅と手を結び百済に迫ってきたのです。
百済との交流のあった日本は、約400隻の船で海を渡り共に戦いに挑みました。
しかし、日本の援軍むなしく軍事技術にうとい文化国家であった百済は、
約1300年前、唐と新羅の連合軍によりこの扶余の地で滅ぼされてしまったのです。

約1キロの白馬江(ペンマガン)下りを体験。
白馬江を眼下に眺める断崖に建つのが色鮮やかな百花亭(ペッカチョン)。そのそばの落花岩(ナックアアム)は百済滅亡のとき、約3000人の官女たちがここから身を投げた場所。官女たちが落ちる姿が花が散るようだったことから落花岩と呼ばれるようになったそうです。
船着場から降りてすぐのナルト食堂で名物を食べる。それはウナギ料理。
甘めの蒲焼って感じで日本人には馴染みやすい味。韓国ではウナギのしっぽを食べると「1匹を食べた」ことになるそうです。(栄養がしっぽにあるという意味でもあるらしいが)
しっぽを食べないと満足しないとのこと。
場所が変われば、同じウナギの価値もかわるもんです。




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