探偵ごっこ {小説




この世界には、2人の自分がいて

もう1人の自分と出会うと

死んでしまう




夜中の12時に合わせ鏡をすると

悪魔の世界に連れて行かれる







「馬鹿馬鹿しい…」

私は本を閉じ、席を立った

赤い文字で 世界の七不思議 と書いてあるその本は

私の期待を大きく裏切った

「奈央、どうだった?その本」

「全然駄目。つまんない。この世には2人の自分がいて、もう1人の自分と出会うと死ぬ、だって」

「それ聞いたことある!でも実際死んだ人なんか聞いたことないよ」

私は同じ趣味を持つ泉玲奈と不可思議な事件を探している

理由は簡単、

はらはらどきどきしたいから

スリルを味わいたいから

簡単なことだ

私達はミステリアスな事件や、ホラーが好きで

中学生になってまで

こんな、探偵ごっこみたいなことをやっている

周りのみんなは私達を馬鹿だと罵るけど

私は、ただ毎日何か面白いことがないかと待ちわびながら

だけど何かを探す訳でもなく、つまらなさそうに過ごす

みんなの方が馬鹿だと思う

自分が行動しない限り、面白いことは起きっこない

私達の平凡な日常に、

面白いことが転がっているわけがないのだ

「あれ?みんな集まってる…」

「何かあったのかな?」

私達は走った

まるで探偵のような自分を気取りながら




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