“Anego”のつぶやき 

“Anego”のつぶやき 

“Anego”のDoubt!


“Anego”のDoubt
支援費利用者の移動に掛かる制度内サービス料金表
“Anego”が常々お世話になっている事業所から、「支援費利用者の皆様へ」と、移動に掛かる制度内サービス料金に関するチラシが配布されて参りました。平たく言えば移動に掛かる利用者負担金の「値上げ」の料金表を図示したものでございます。
ここの事業所では、ヘルパーさんたちとドライバーは別になっております。
(因みに、ドライバーはプロの運転手さんたちでございます。)
そこら辺が“Anego”の理解を不可解にしている部分でもあるのですが、少なくともヘルパーさんたちにとっては「運転はしなくて良い」というメリットがございます。

今ひとつ、“Anego”が理解し切れないとの思いは、移動料金に関する文書やその他の文書、あと「乗降介護料支払い同意書」というものがあるのに、なぜ支援費利用者の負担金改正に至ったかの説明の文書がないところから始まりました。
続いて(他の利用者さんがどのような手順で各文書をいただいたのか存じ上げませんが)、“Anego”は月間移動経費等の書類を提示され、「来月からこうなります。」と同意書を差し出しながら、お持ちになった方は申し訳なさげに「同意書にサインを・・・・!」と言い張るばかりでございました。
因みに、署名押印の期限は、2005年6月末日とのことですが、“Anego”はまだ署名押印しておりません。

納得できない部分があるからです。
料金表を図示した文書には、一律の料金が明示されております。が、同意書に「氏名」欄と別に、一回の送迎あたりの「料金」欄が空欄になっており、利用者本人(若しくはご家族)が記入するようになっております。これは、どういうことなんでしょうか?
素朴な疑問です。すべての利用者さんが「初乗り運賃」を一律同じ金額支払う改正ならば、「料金」欄まで空欄にする必要はないと思いました。
(上肢に障害のある方には、自筆の部分は少ない程ありがたいですしね。)

料金形態はタクシー料金と同じです。つまり、距離加算と時間加算がございます。
ですから、仮に基準の料金(所謂、初乗り運賃)を決めても、その日の天候や交通状態で料金は膨れ上がって参ります。
そこを、「メーター運賃(○○km)/○,○○○円以内の場合、○○○円」と提示されていても、メーター運賃と距離運賃と、どちらが基準になるのかも腑に落ちませんでした。

まだ、ございます。
例えば、“Anego”の一ヶ月に掛かった「移動」の経費の計算表。
介護報酬は正規の提示(と思います)で、ガイドさんへの報酬は(あり得ない)高額な試算がしてあるために、当然運行部門への運営費に充てる金額は低くなっております。他の方々は、その計算表を提示されて「そんなに掛かっていたんだぁ。」と唖然とされ、「同じように利用されますと、来月からはこうなります。」という試算表をご覧になって、「仕方ないねぇ。」と署名押印されているとのことです。

伝書鳩さんに訊ねてみました。「皆さん、一回平均何kmほど、乗られますの?」と。
結果は、初乗り料金提示の距離よりも3~4km短かったと記憶しております。これでは、公平でないという感がどうしても拭い切れません。
ご自分の生活圏内で生活の足として利用する方にとっては、これまでの数倍の負担増になるわけですが、逆に長距離利用する方には、値上げとはいえ妥当なラインと言えるでしょう。ただ、タクシーメーターを搭載しているため、今回の料金変更で一定額(若しくは一定距離のどちらか)を超えた運賃は、全て利用者が負担してくださいとのお知らせでしたから、どのように利用しても大幅な運賃値上げに変わりないということです。
その昔、措置制度時代に移動の足を確保できずに、仕方なく高額の福祉タクシーを利用していた時代と大差ないということです。介護報酬の時間加算額が下がったことも(実質運賃値上げの)理由とのことでしたが、そこまでしなくても良いのではないかというのが、“Anego”の本音でございます。

自転車操業委員会を掲げる“Anego”は、月間計画を立てたり計算しつつ行動することができますが、細かい計算ができない人、或いは本当に支払い不可能な方は、どうなるのでしょうか。あと、この不備だらけに思われる文書を提示されて、本当に全ての利用者が理解できたのでしょうか。“Anego”は、否だと思います。我々にとって「移動の確保」は、生活を営む上で要であり且つ一番の難問です。選択肢が少ないのですから、事業所から運賃値上げを提示されて反発できる方は、まずおられないでしょう。

伝書鳩さんは軽く、「介護保険と同じ仕組みですよ。」と申されましたが、現段階で支援費と介護保険は別になっております。そこで、“Anego”が「せめて2パターンくらいの料金体制にしてみてはいかがでしょう?」と申し上げましたところ、まず「運転手が対応できません。」との回答でございました。あと、何度も「要望があれば、紙に書いてくださいよ。」と繰り返しただけでございました。文書を持って来られた方は、何のために来られたのでしょうか。

かつて、タクシー業協会が障害者に対して「1割引」制度を導入した頃、タクシーの運転手さんたちは、それぞれ電卓や会社が用意した料金表と睨めっこして対応してくださいました。それに、自治体から支給される「タクシー券」の提示も重なると、さらに車中で電卓をはじきながらいろんなお話をしたもんです。

今や、様々な生活に掛かる料金(水道光熱費や携帯電話などの通信費などなど)の殆どが、それぞれのニーズにあったプランを提示してくれる社会です。なのに・・・・です。
まぁ、こんなこと暴露している“Anego”も、実は普通のタクシーの初乗り運賃の基準は知らないのですから、偉そうなことは言えませんが。
事業所側としては、「普通のタクシーより初乗り運賃安いし、基準の距離も長いんだから、良心的だろう。」ということなんでございましょう。

それでも、納得できない“Anego”のつぶやきでございました。<(_ _)>


お断りしておきますが、これは“Anego”が事業所に対して感じた疑問でございます。よって、うちに来ていただいているヘルパーさんたちには何ら責任ないお話でございます。

注) 他所の事業所さんが、どういう運賃を提示されているのかは存じ上げません。



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