~kazemichi~


◆作品紹介◆
姫島風道。15歳の時、トラックに撥ねられた。
一命は取り留めたものの、身体の大部分を人工物に取り替えられていた。
この身体のことは恋人ジュリにさえも絶対に言えない。
人工心臓の寿命が尽きるまで、あとわずか――。

●あらすじ●
「MADE IN HEAVEN~Juri~」の対なるお話。
15歳の事故で、再起不能な状態に陥った玲人は
母の愛人であり父である姫島に、研究所に売られ
人工心臓、顔をはじめ、全身すべてを人工のものにして修復され
姫島風道として、生まれ変わった。
研究材料として、人工心臓の耐久年数である5,6年後まで
否応なく再生され、生かされることになる。
自分は、人工のニセモノであり
電源がオフにされる日におびえ
苦悩しながら4年間を過ごしてきた。
そんな風道の前に、ジュリと出会い
心の底から、人を愛する気持ちを知ることになる。
奇しくも、残り時間、あと・・・・・。
カウントダウンが始まった風道の
複雑な状況による苦悩と、ジュリへのまっすぐな気持ちを描いた物語。

同じお話を、男女二手から描いたお話は多いけれども
これくらい、特殊な設定でのお話はなかなかないのでは?
と思えるくらいに、風道の境遇は特殊で想像しがたいものでした。
こういうお話を読み終わった時
いつも、どちらから読むとよかったか?
ということを、ついつい考えてしまうのですが
この「MADE IN HEAVEN」の場合、答えが難しい。
私は、ジュリ→カゼミチという順序で読んだのですが
どちら側から読んでも、それ相応のおもしろさが味わえるのではないでしょうか?
しいて言えば、私は、ジュリ→カゼミチ→ジュリと読んでみたいかな。
それは、ジュリ側から、カゼミチの謎を追いながら物語を楽しみ
そして、カゼミチ側から、その苦悩を味わい
さらにジュリ側で2人の気持ちを確かめつつ読みたいという理由。
そう考えると、3度おいしいお話なのかもしれません。






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