全179件 (179件中 1-50件目)
前回述べましたように、自宅で大きな音を出さずに、しかししっかり弾いて練習したいとき、サイレントチェロは便利です。アコースティックチェロに弱音器をつけて遠慮がちに弾くよりも、サイレントチェロで弓を一杯に使って弾いたほうが気持ちもいいですよ。おまけにアコースティックチェロは高価だしデリケートなのでどなたもハードケースにしまっておられると思います。弾くときにはケースから出して厳かに始めることになります。私は写真のように壁にサイレントチェロをむき出しで引っかけてあります。弓も同様です。もちろん日射が当たったり誰かが引っかけたりしない場所です。現在は御覧のように旧式の壁掛け扇風機のネックに丈夫な紐をまわして、そこに楽器の渦巻きの部分を固定しています。こうしておくと思い立った時にすぐにチェロをひもから外して遠慮なく弾き始めることができます。相当遅い時刻でもOKです。ただしアパート住まいの方は、やはり遠慮がちに弾くことになるでしょうけど。私の場合、外が暗くなる時間帯にはテラス窓に向かって弾くことで、ガラス面におのが姿を映して、フォームのチェックも同時に行っています。壁掛けですと多少埃もかぶりますが、クロスで拭っておけば特に問題ありません。ただしサイレントチェロとはいえれっきとした楽器ですから、たまには専門店に持ち込んでメンテナンスを受けることが望ましいです。私の場合、弦はアコースティックチェロで使っていた中古品を流用しています。1万円しない位の安い弦のセットをサイレントチェロ用に買ったこともありましたが、弦はやはり上等品のほうが弾きやすいですし、中古品であっても音色もよくて楽しいです。もちろん経済力のある方は新品をどうぞ。そしてアコースティックチェロを思う存分鳴らすことができる、防音の部屋を持てれば、なお言うことなしです。要は頻繁に楽器に触れて譜読みやフィンガリングの工夫に時間を使いたいということです。小品であればなるべく暗譜してしまいたいものです。
2020年05月10日
コメント(0)
チェロの初心者だったころ、まず難儀したのは弓を持つ右手の疲れでした。特に母指球筋がパンプして弓を取り落としそうになるほどで、弾き始めても、まず5分間と続かなかったことを覚えています。弓の持ち方が下手で常にぎゅっと握りしめていたこと、弦の振動を引き出すことが下手なため不必要な圧力をかけ続けていたこと、チェロを弾くのに必要な筋力が自分の体に備わっていなかったことなどが理由と思われます。 道具を手にもって行うスポーツ、例えばテニスや卓球のことを思えば、ラケットを持つ右手に必要なパワーが当然あるわけで、球に食らいついてゆくためのフットワークはもちろん、体全体のばね、体幹や上肢帯(腕の付け根)の筋力や柔軟性、インパクトの瞬間正しい方向にラケットの向きを定めたり球に回転を加えるたり球のスピードを変化させたりするための調節力、プレーを続行するための持久力などがバランスよく求められます。そのためには当然日常のトレーニングが欠かせません。 チェロを上達しようとする場合も同じなのではないでしょうか?通常椅子に座って弾くので走り回るようなフットワークこそ求められませんが、弓を柔らかく把持し、それぞれの弦に最適な方向に弓を弾いたり押したりし、音の強弱や柔らかさ、硬さといったニュアンスを提示し、ロングトーンからスタカート、スピカートなど音の長短にも対応し、そしてとくにチェロらしい音色を引き出しながら、長時間プレーを続ける。これらの要求を満たすためには、私たちにも肉体のトレーニングが必要です。必要な筋肉は曲によっても異なりますので、いわゆるエチュードは自分の不得意な動きを求められる場合が多く、左手のフィンガリングと合わせてたいへんきつい練習となります。それでも数年単位で振り返ると、以前は途中でへばってしまっていたエチュードが、今は楽勝でこなせるようになっていたりします。これには無駄な力が抜けて筋力が温存されていることも大いに影響しているでしょう。一方で、自分の手の厚みが以前より増した気がしていて、その分、手の筋肉が肥大したものだと考えます。ただし実測したわけではありません。チェロにおけるトレーニングはエチュードをおろそかにせず両手がくたびれる程度までは弾くことを繰り返すことが第一でしょう。もちろん握力そのものの強化鍛錬も有効だと思いますが。また肩甲骨回りや腰回りについては柔軟性を高めるストレッチが有効でしょう。
2020年05月05日
コメント(0)
このブログを始めたころに述べたと思いますが、私のチェロとの出会いは楽器店で現品限りで売っていたヤマハのサイレントチェロでした。Sugito の弓とのセットで数万円だったと思います。即ち I took up the silent cello for the first time in my life when I was 47 years old. 弓を使って弾くバイオリン族の楽器を手にとるのは初めてでした。蚊の鳴くような音しか出ていないのに、これをヘッドホンで増幅して聞きながら悦にいっていたのです。ですからしっかりした音を出す感覚がつかみにくく、初心者がサイレントチェロで練習を始めるのは不適当だと今でも思っています。しかしある程度弾けるようになった暁には、大きな音を出せない環境で練習するときのアイテムとしてたいへん便利なものです。この場合ヘッドホンは不要で、弦の振動音をそのまま耳で味わいます。この12年間、ウィークデーは単身赴任生活でしたが、アパートの2階で夜間に弾くのに大いに活躍しました。それでも下の階の住人に気を使っていたので、思い切って音を出せたのは、下が留守の時と、その方が引っ越されて空き部屋となった間だけでしたけど。 サイレントチェロにもソフトケースが付属していますが、アパートではケースにしまわず壁のフックにひもをかけ、それにチェロの蝸牛の部分を引っかけてぶら下げていました。ただしフックに荷重がかかり過ぎるので、伸ばしたままのエンドピンの先端が食い込むように下部に厚板を敷き、大部分の重さはエンドピンにかかるようにしておりました。弓も同じフックにフロッグの所で掛けておきます。こうしておくとフックから外すだけですぐに弾き始めることができます。 ただしアパートでサイレントチェロを弾くようになったのは、単身赴任生活がずいぶん経ってからでした。というのも長い中断ののち、単身赴任先でチェロのレッスンを受けるようになったからです。レッスンの時はもちろんアコースティックチェロを持参しますが、アパートでの練習はサイレントで、という使い分けです。レッスンを9年ほど前にやめてしまった理由については、いずれまた述べることとしますが、それでは再開するきっかけは何だったかといいますと、3年余り前、ひょんなことから単身赴任先でとある音楽団体(Nマンドリンクラブ、12名程度)に所属し、そこで単独でチェロパートを弾かせてもらうようになったのですが、その中で自分の下手さを自覚するようになったからでした。 マンドリンクラブに入って初めて知ったのですが、マンドリン族にはバイオリンに相当するマンドリンのほか、ビオラに相当するマンドラ、チェロに相当するマンドチェロがあるのです。したがってマンドチェロのパート譜をそのままチェロで弾くことで、簡単に参加することができるわけです。たまたまそのクラブにはマンドチェロが空席だったので、私が唯一のチェロパート奏者となりました。 かくして長いことお蔵入りしていた私のサイレントチェロが、このところふたたび大活躍するようになっています。自宅に戻った今も近所を気にせず弾けるサイレントチェロを活用しています。
2020年05月03日
コメント(0)
こんにちは、先日自分のブログを恐る恐る開いてみたら、まだありました。ほぼ10年間ほったらかしていたにも関わらず、削除されるわけでもなく、昔のまんまの形で参照できたことに何やら感激しました。 ちょうど折しもゴールデンウイーク、しかしどこにも出掛ける予定のない、いや出かける予定を立ててはいけないGWということなので、部屋にこもっているときの暇つぶしを兼ねて、ふたたび書いてみようかと思います。実はこのブログに改めて記事を書き加える方法を失念しておりました。無理もありません、10年ぶりですから。それでも何とかここへたどり着くことができ、こうして書き込んでいます。 これまで同様、書くにあたっての大きなテーマは、とある中年男性が始めたチェロなる弦楽器との格闘や付き合い方、遊び方についてですが、チェロを始めてからなんと18年目の半ばを過ぎてしまいました。ブログから離れていたこの10年間も細々ではありましたがチェロは続けていましたよ。自分の仕事もなかなかハードでしたが、楽器のほうもじわりじわりと上達してきたのではないかと自負しています。 実はわたくし、昨年度末で定年退職いたしましてウィークデーの単身赴任生活から解放されて自宅に戻ってきました。もっとも今年度も別の事業所でこれまでと同様の業務を続けてはいるのですが、少し時間的な余裕もできそうです。定年退職を含めて大きなライフイベントもいくつか経験してきました。それらを振り返りつつ、また気持ちも新たに再開しようか、という気分になっています。 中年の紳士淑女諸氏で音楽、特に楽器を習っている方も多いと思います。それぞれの置かれた状況で練習を持続させ、上達の喜びを味わい続けるために、このブログが何か参考になる点があるとすれば望外の喜びです。
2020年05月01日
コメント(0)
お暑うございます。この夏は暑いっすね。それにしましてもご無沙汰いたしておりました。公私ともにバタバタしておりまして、ブログそっちのけ状態が続いて・・・というほど忙しかったわけではないのですが、情熱が冷めていた、というのが実情でしてところで表題ですが、何のこと?と思われる向きもあろうかと思います。何年か前、自分でチェロの駒を削ってし指板と弦の距離を近づけたことがあったのですが、そこは素人の悲しさ、ちょっこし削りすぎてしまったのでした。それ以来、そのまんまで弾いていたのでしたが、やはり近すぎてピチカートがやりにくかったり、弦を弾く向きによっては指板に弦が接触してしまうなどの不具合が生じておりました。駒を新調して楽器屋さんで調整してもらえばいいわけですが、それには結構お金がかかるであろう、ということで、またも自分で直そうとしたわけです。当初は弦と駒のあいだにティンンパニの皮をはさんで凌いでおりました。確かに多少はよかったのですが、やっぱりあと1ミリくらい持ちあげたかったのであります。そこで苦肉の策として、表板と駒の脚のあいだに板をはさむことにしたのです!板といってもなかなか適当な厚さのものが見つからず、いろいろ考えておりましたところ、机のうえにありましたプラスチックのケースが目に留まりました。USBメモリの入っていた軟質なやつで、厚さもちょうど手ごろ、加工もしやすそうということで、さっそく使ってみることにしました。丈夫なカッターで駒の脚の幅に合わせて長方形に切り出したものを2枚用意し、water paperで周囲を軽く整えてから脚と表板の間にはさみます。再び調弦してゆきますと、厚さ1ミリ程度のプラスチック板は表板のカーブにあわせて適当にカーブしてくれます。特に接着剤は使用せず、単純に弦で押さえつけただけの状態でしたが大丈夫。駒の垂直の調整時にちょっと駒とプラスチック板の間が滑りそうになる難点はありましたが、ぴったりフィットしたようです。弾いてみました。弦の高さはイメージ通りでグー。音の鳴りも違和感ありません。特に音質の悪化も気づきませんでした。以来数カ月そのまんま弾き続けています。実はレッスンのときもそのままですが、先生にも気づかれていません。プラスチック板は無色透明なのでよほど注意して駒の根元に注目しない限りわかりません。気づかれたらきっと怒られそうなので、黙っています。フフフ・・・ちなみに弦のほうは、Ever Pirazziを1年半以上使い続けていますが、まあ素人が週末に弾くくらいですから十分。弓の毛がえも同じくらいさほって節約?しています。
2010年08月06日
コメント(5)
先日当地でNHK交響楽団の公演があり聴きにでかけた。ラフマニノフ / ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 ピアノ デヤン・ラツィック とチャイコフスキー / 交響曲 第5番 ホ短調 作品64で指揮はロッセン・ミラノフであった。夕方からの公演に先立ち昼前からチェロのNHK交響楽団員S氏が昨年に引き続いてアマチュアにつきあってくださることになり、わたし、およびわたしが普段一緒に練習をしているアンサンブルの仲間も2名加わらせていただき8名ほどでチェロアンサンブルを楽しんだ。取り上げた曲は順不同でFitzenhagenのAve Maria(チェロ4部)、GoltermannのRomance、Religioso(チェロ4部)、Caccini Ave Maria, Wagner Fragment aus Parsifal、Ravelの亡き王女のためのパヴァーヌなどもっぱらチェロ4部に編曲されたもの。わたし以外は達者なひとが多いので、なんとか曲になっていたが、初見の楽譜は歯がたたなかった。昼食をはさんで正味2時間半ほどおつきあいいただき、途中では一番若手のN響団員がもう一人加わってくださり、小生のすぐ隣で弾いてくださった。とても貴重な経験をさせてもらいありがたかった。演奏会は大変な熱演で、N響を見直してしまうほど。指揮者もピアニストも初めて耳にする名前だったが、どちらも細身の30台とおもわれる「若者」で、なかなかかっこよかった。とくに女性客は結構魅了されたようだった。わたしはどうしてもチェロパートに注目していたが、とくにトップのF氏のパワフルな弾きぶりに目を奪われてしまった。楽器が全体としてしなっているように見えるほどだ。演奏会終了後、市内中心部の小さな店でS氏を囲んでの懇親会があり、これにも参加させていただいた。N響のチェリストの面々もほとんどが集結されており、チェロのトップのF氏も加わってくださり、はじめて「生の」F氏を至近距離で眺め肉声をうかがうことができた。F氏のパワフルな演奏に話題が及ぶと、以前は演奏会でちからが入りすぎて弓を折ってしまったことがあったとか。それで後ろのS氏の弓を借りて弾き、S氏は弾き真似をしていたとのこと。たしかにプロのチェリストの両手は大きく、分厚く頼もしい感じである。またよい楽器についての話題では、「しばらくの間でもよいからよい楽器を実際に弾いて、その楽器がどのように弾き手に答えてくれるかを味わってみる経験をもつと、その感覚が生きていてそれほどでない普段の楽器に戻っても、それに近い音を引き出せるようになるのだ」とのことであった。たいへん味わい深い話であり、そんな素晴らしい楽器を触ってみる機会をいつか持ってみたいと深く思うようになった。F氏は一見いかついが、気さくな方であり、責任感を強くもちながらも決して尊大な感じは抱かせず、自分の技量については謙遜し、同パートの先輩をたてるなど気配りもされていて、いかにも一流の魅力的な方であった。3時間ほど楽しい時間を過ごさせてもらってから諸氏に別れをつげた。近い将来また再会できればと思った。得難い経験をさせてもらった一日だった。
2010年03月21日
コメント(1)
(大分県 くじゅう花公園、鶏頭の花畑 2009.9.3)2010年あけましておめでとうございます。昨年はほとんどブログ更新なしで推移してしまい、ご愛読?の皆さまには大いにご不興を買ってしまったものとおもいます。毎日のように更新していらっしゃる方々は尊敬しますが、小生は頑張らない、無理をしないを身上としておりますので、今年も残念ながらこんなペースではないかと思っています。さて年末はチェロアンサンブル仲間と自主発表会を行いました。と言いましても普段練習に使っている県劇の練習室で6名コの字に並んだ状態のまま、一人ずつ片端から演奏してゆくというかたちのもので、いたってシンプルなものです。披露された曲目はN氏:スメタナのモルダウから、ヘンデルの私を泣かせてください(涙の流れるままに)、黒人霊歌から誰も知らない私の悩み、K氏:久石譲のもののけ姫よりアシタカとサン、M氏:チャイコフスキーのノクターン、Kb氏:おくりびと、小生:バッハの無伴奏チェロ組曲から1番のプレリュード、メイヒューの嘘を云うのは罪、Mk氏:Time to say goodbye などでした。このような状況での演奏でしたが、結構緊張するもので、小生など直前のお師匠さんのレッスンで久しぶりにバッハの無伴奏チェロ組曲から1番のプレリュードをみていただいたのでしたが、そのときよりも出来が不良でやはり実力のなさ、人前で弾くことのむずかしさを痛感させられました。それでもアンサンブル仲間のひとりひとりがこの一年進歩したことが感じられ、わずかずつではあっても続けることの意味を感ずることができました。ひとりではなかなかできなくても、仲間に引っ張られながらだと継続できるという意味で、仲間の存在の大切さを思いました。この日の練習のあと、町で打ち上げ兼忘年会を行ったのは言うまでもありません。集まったのは、アラ還のN氏、にっぱちのM氏とMk氏、30年組のK氏とI氏、アラフォーのお師匠さんとアラフィフというにはちょっとまだ早いKb氏とI氏wifeの8名でした。ちょっと旧聞に属しますがN氏の退職と、もうひとり今年度いっぱいで退職するM氏を祝って新年早々にも、年末のと同じような形の練習をやろうということになっております。われわれの今後の課題としては、時間を見つけてアンサンブルをお師匠さんに指導していただくことでしょう。もちろんメンバーひとりひとりがもっと練習してくることもだいじですが・・・年末にはもう一つ、小生の勤務先でのクリスマスコンサート出演というイベントがありました。参加するのは今回で3度目ですが、毎回パートナーが変わり、今回はチェロの小生にビオラのS氏とその部下でピアノのK氏が加わってトリオCVPと命名。約15分の持ち時間の間に、星に願いを、バッハの二つのメヌエットと主よ人の望みの喜びを、ウィーンわが夢のまち、そして浜辺のうたの5曲を披露しました。本番の10日ほど前に曲目と楽譜がほぼ決まって初練習。あとは前日夜と当日午前中だけの練習で本番を迎えてしまいました。あまり上手くはゆきませんでしたが、3度の練習だけの割にはまあまあだったかな? その晩のNHKのローカルニュースが星に願いを弾いているところを取り上げてくれ、ちょっとの間音と映像が紹介されていました。ことしもよろしくお願いします。
2010年01月01日
コメント(0)
先日チェロ教室の発表会が行われた。去年はなかったので中2年での開催である。小生の挑戦した曲目はEcclesのト短調のチェロソナタである。Ecclesは1670年から1742年まで生きた作曲家で、バロック時代に属するとのこと。この楽譜は数年前にお師匠さんから教わって購入してあったのだが、テノール記号多発警報?のために敬遠していたものだ。しかしこれにもだいぶ慣れてきたのである時試しに弾いてみたところ、1楽章のLargoからなかなかの美しい旋律。すっかり気に入ってしまい、さっそくレッスンで取り上げていただいて、発表会の曲目にもなったというわけである。Largo, Allegro con spirito, Adagio, Vivace の順で並んでおり、緩急緩急の繰り返しである。この曲、You Tubeで検索してみると結構たくさんアップされていることがわかり、知る人ぞ知る名曲のようである。伴奏は家内にやってもらうことにした。発表会に夫婦で参加するというのは、小生の同級生のK君が何年も前からやってきており、いつもうらやましく思っていた。今回ようやく我が家でも実現させることができてうれしい。家内も昔は結構ピアノを弾いていたのだが、スイミングやダンスに熱をあげたり、子育てで忙しかったりでずっと離れてしまっていた。この曲はピアノ伴奏もあまりむずかしくなくリハビリにはもってこい、というわけで発表会に駆り出したのである。共通の目標をもったことで、週末に二人で練習しあうこと幾たび。レッスンにも2度同伴してお師匠さんの前で弾くこともできた。ささやかでも舞台は舞台、本番は本番である。それなりの緊張感をともなう。さて舞台でのリハーサルで困ったことが起きた。というのはピアノが舞台の奥のほうにあり、チェロは最前列に近いところで弾くので、家内に私の弾くチェロの音が届かないというのである。普通の室内では壁に跳ね返ってきた音をお互いに聴くことができるのだが、前方に客席というひろい空間があるために、舞台上の人には却って聴きとりにくくなるようなのだ。さて本番。ピアノの音量を極力落としてもらって、はなんとか聴きあうことができた。もっとも家内は譜面から目を離したあとしばらく「落っこちて」しまい、小生には妙な伴奏がしばらく聞こえてきたのだが。しかし間もなく「復帰」し、約10分間の演奏はまずまずのできで終了。司会者からは素晴らしいとのおほめの言葉をいただくことができた。細かいところを言えば不満な点も多々あるのだが、一応流れは崩さずに最後までたどり着けたし音程のはずれもまあ普段の練習並みでおさまった。自分で撮影したビデオをあとで見直してみると、きれいにだしているつもりの音が結構ベチャっとした音で聞こえており、右手の力が抜けていないことがわかる。強弱の効果も乏しい。発表会にはこのソナタのほか、アンサンブルで3曲、全体合奏1曲と出番があり、くたびれたが楽しかった。終了後は打ち上げに参加したのは言うまでもない。この日はもう一つうれしいことがあった。オーケストラに入門していたときにお世話になったチェロのトップが、小生の勤め先のある町でチェロを週に1回教えるようになったとアナウンスされたのである。彼女のレッスンならきっとたくさん生徒さんがつくだろうと、前途を祝福したい気持ちになった。
2009年11月28日
コメント(2)
(写真 郡上八幡のざくろ)チェロを習っているグループで本日、ヤマハのポピュラーミュージックスクールPMSの発表会にでることになっている。5人のうち一人は仕事の関係で参加できず、4名のアンサンブルである。曲目は風のガーデンからカンパニョラ、おくりびと、そしてGoltermannのReligiosoの3曲である。あわせて約12分間になる。カンパニョラは5部合奏に編曲されていて一人足りないので、その分はわれらのお師匠さんが急きょ参加してくださる。ほかは4部である。最後のレリジオーソはこの5月、近郊で行われたチェロ合宿に参加したときに課題曲として練習した美しい曲である。さっそく我々のレパートリーに加えてしまった。PMSの出番は午後6時過ぎとかで、きょうは午前中いつもの練習室をかりて4名で練習。小生は不参加のM氏のパートをやるので、おくりびとはいつもの1stとは違って3rdパートを受け持つ。急きょポイントとなる指使いを決めて練習に励んだ。お師匠さんが加わっての練習は一度もやっていない。しかしこれらの曲はほとんど毎週のようにこのメンバーで練習してきており、大体の感じはつかめている。これまでとは一味ちがった演奏ができるのではないかと期待している。先に述べたチェロ合宿のおり、インストラクターとして参加されたN響チェリストが、われわれメンバーの練習を聴きに来られ、あまりのひどさに感激?されたのか、一人ひとりの楽器と弓を手にとって次次と弾いてくださったことがある。まったく同じコンディションの楽器を使って弾いているのに、出てくる音の響きのあまりの違いにびっくりしたのを思い出す。楽器のせいではなく音の引き出し方が悪いのだということに気づき、このごろは自分の演奏でも、音をしっかり鳴らすことを心がけるようになった。自宅での練習でも以前は弱音器をつけて弾いていたのだが、だんだん横着になり、今では窓を閉め切るものの、楽器はそのままの状態で大きな音をどんどん出して弾いている。各弦のハイポジションもある程度使えるようになってきて、多少は進歩しているのかな、と思っている。PMSが終わると2週間後には教室の発表会である。練習しなくては・・・
2009年11月01日
コメント(0)
(写真: 郡上八幡 吉田川)ピアノを習っている友人が教室の発表会に出るというので、近所のホールに出掛けてきた。小生のチェロの伴奏をしてくれた人物である。社会人の生徒さんより子供の生徒が多いのはチェロ教室の場合とは大きく異なりうらやましかったが、逆にリタイア後と思われる中高年の生徒さんがひとりもいなかったのはちょっと意外であった。演奏を聴いていると、やわらかなタッチで弾ける人はやはり上手く、多くの人が舞台上で緊張してどの音もキンキン鳴らしているのとは大違いであった。このように弾かれると聴いているほうは疲れるし単調な感じを受けてしまう。やわらかな音と硬い音、強弱の弾き分けができるということは、使い分ける技術だけでなくそれを求める音楽的感性が備わっているということで、それが聴くものの感動を呼び起こす源泉であろう。小生もピアノを習っていた遠い昔の子供のころ、先生から音のニュアンスについて注文をつけられていたと思うのだが、当時はそれを理解する感性がまだそだっていなかったものと思う。チェロの場合も始めて7年の今になって、ようやく音の表情について理解し、音にさまざまなニュアンスをつけるための演奏技術を磨きたい希望が芽生えてきた感じがするが、なかなか困難である。ビブラートも上手になりたいのだが、左手が硬くて腕からやわらかく揺することができないでいる。さて発表会の友人の演奏だが、独奏部門の最後を務め、シューマンの幻想小曲集から「飛翔」を立派に弾いていた。弱音部で緊張のあまり指がもつれてしまったのがちょっと残念だったがほとんど目立たなかった。迫力もあり、弾いている友人と音楽的な感性を共有できる喜びを感ずることができ、聴きに来てよかった。実は友人とのペアで小生も一緒にチェロを弾かないか、と前からピアノの先生には誘われていたのだったが、諸事情で今回は実現できなかった。でも発表会を聴いていると、やはり、少々無理をしてでも出させてもらえばよかったな、というのが実感。音楽はやはり自分も参加してこそ楽しいものである。
2009年10月25日
コメント(0)
岐阜市中国風公園の猫
2009年10月11日
コメント(0)
長らくご無沙汰しておりました。ほったらかしにしておりましたが久しぶりに書いてみる気分になりましたので、更新します。先月の5連休。いわゆるシルバーウィークには、二男の居る岐阜に久しぶりに家族そろって旅してきました。われわれ夫婦は飛行機で、長男は新幹線で岐阜に集結し、駅前のレンタカーを借りて二男の処へ。家族4人そろっての旅行はおそらく7,8年ぶりのことでしょう。ただし旅行といっても1か月余り前に急に思いついたもので、とりあえず飛行機とレンタカーだけ予約し、具体的な計画はたててなかったので宿泊地は10日ほどまえになってからようやく探し始めるありさま。インターネットや旅行代理店を使ってようやく2泊分確保。その後長男の参加もきまったのでまた手配しなおしたりしてバタバタでした。高速道が混雑することは予測済みでしたので飛騨高山とか上高地などと欲張らず郡上市の白鳥と郡上八幡、岐阜城だけをのんびりとまわってきました。案の上白鳥以北は大渋滞だったようですし、2日目には郡上八幡から渋滞してました。1泊目はイタリアンを売り物にするペンションを利用し、4人詰め込まれて窮屈でしたが、料理はたしかにおいしかった。郡上八幡はNHKの朝の連ドラ「さくら」でたしか舞台となった町だし、1,2年前に見た郡上踊りをテーマにした番組も見ていたので、なんとなく親しみがありました。予想以上にたくさんの観光客が来ていてびっくりでしたが、八幡城、吉田川沿いの遊歩道、郡上おどりの実演、古い街並みなどを楽しんできました。利用した駐車場には珍しくザクロの実をつけた古木が植わっていて思わずパチリ。天気にも恵まれリフレッシュできました。またこの町が食品サンプル生産の中心地と知ってびっくり。その関連のお土産売り場は大賑わいでした。この夜は岐阜市内に泊まり、最終日はのんびりの朝食後、岐阜城へあがることに。しかしロープウェイは1時間待ちの混雑と知って、歩いて登ることに。岐阜城は長良川からそびえたつ金華山300余メートルの山頂にあり、この日は蒸し暑かったこともあり小一時間大汗をかいての登山となりました。いっぽう長良川ぞいの中国風公園ではここの主のようにしてベンチに横たわるネコが1匹おり、人懐こくて、隣に座っても逃げるどころかなんと小生の膝の上にあがってくるではありませんか。久しぶりにネコをなでることができました。ネコはねこ好きの人間はわかるのでしょうかね。この日は夕食に飛騨牛をふんぱつして楽しんでから、それぞれの生活に戻るべく解散しました。がつがつ観光して回ることよりも、久しぶりに家族そろっての旅行をのんびり楽しむことを主眼としてよかったと思いました。
2009年10月10日
コメント(2)
先日、所属オケのメンバーによる室内楽音楽祭が市内のホールであり、小生も8名のチェロアンサンブルに参加することができた。演奏曲目は1)パッヘルベルのカノンと2)ワーグナーの歌劇ローエングリンの第2幕からトーマスミフネが編曲した「荘厳なる曲」の2曲で、チェロ4部合奏である。2)には曲の最後にあの結婚行進曲のメロディーが登場する。小生はどちらの曲もバスパートを担当させてもらった。カノンの方は、例のD-A-H-Fis-G-D-G-A-の繰り返しだけなのだが、4度の進行で結構音程が難しいのだ。特に冒頭はバスパートの二人だけで始まるので、音程がもろに問われてしまい、大変なプレッシャーであった。たいていはベテランK氏の陰に隠れてこっそり弾いているのであまり目立たないのだが、本番の1週間前にあった特訓ではK氏がお休みで、小生一人でこのパートを担当した。この特訓がたいへんよい訓練となったのだ。メンバーから音程について厳しく指摘され、特にHとFisが低い、あるいは定まらない、ということであった。小生は指が短く、指の開きもひどく狭いので低くなりがちなのである。そこで左手の運指を急きょ変更することとした。D-A-H-をG線でとり、FisをC線で、このあとの2このGは解放弦でという具合。これであと1週間練習して本番前日の最後の練習を迎えたわけだが、このときは1週間前よりはだいぶよくなったが、K氏の音程とのわずかなずれがなお気になっていた。本番当日の朝のゲネプロではかなりよくなってきた。午後の本番では8割かたお客さんが入っているホールで、ほとんど緊張することなくD-A-H-・・と進むことができ、ほかのメンバーからも特に音はずれの指摘はなかった。本番が一番よかったとの評価ももらうことができて、うれしかったな-。ワグナーの方も、自分の運指を書き込んだ楽譜を持ち込んで弾いたこともあって、落ち着いて弾くことができた。本番は家内に加えて、帰省してきていた次男坊も一緒に聴きに来てくれ、「舞台の上では堂々としてたよ」とおほめの言葉。まずまずの成果でした。多少は舞台なれしてきたのかな???本番ゲネプロとその前日の練習にはN響のチェリストS氏も参加してくださり、貴重なアドバイスを下さった。S氏はカノンの運指をD-はG線、A-H-Fis-G-D-G-A-をC線でとる方法で弾いてみてくださった。そんなに大きな手の方ではないのだが、やはり左指の付け根の関節が柔らかくて、ぐいっと開くところがうらやましい。それにしてもS氏は小生は初対面だったのにも関わらず気さくな方で、少しもえらぶらず、心からアマチュアを応援してくださっている姿勢がよくわかり、とても好感をもった。引き続き我々を指導していただける機会があれば、と願っている。
2009年03月20日
コメント(2)
昨日は勤務先の部下の結婚披露宴が2件連続してあり、それぞれに出席せねばならなかった。大安吉日であり、前夜までの雨もなんとかあがり、まずまずの日よりとなった。ちょうど昨年末の職場でのクリスマスコンサートでピアノ伴奏をしてくれた職員も一緒に出席だったこともあり、それぞれでチェロとピアノの合奏を披露することになった。しかし両会場ともいわゆるハウスウェディングであり、ピアノが備えてなく、仕方ないので電子ピアノを持ち込むこととした。持ち込んだ電子ピアノはカシオのPrivia, PX-320であり、今回思い切ってインターネットで購入したものだ。購入価格は本体と木製の枠、3本ペダル込で6万6000円。弾いてみると鍵盤のタッチは本物のピアノに近く結構重みがあり、音も結構いいのでびっくりした。しかし出力は左右あわせて16ワットしかなく、ある程度大きな会場では小さすぎる。そこでチェロ仲間のN隊長にお願いして、ヤマハのアンプをお借りした。下位機種にはヘッドホン端子しかないことが多いのだがPrivia, PX-320には出力端子がついているので、こういうとき便利である。このアンプは隊長がサイレントチェロにつないで使っておられたものである。披露宴で演奏した曲は定番であるエルガーの愛のあいさつと、一青 窈の歌うハナミズキの2曲である。愛のあいさつの伴奏は2週間足らずで急きょ練習してもらい、本番に間に合わせた。ピアノはアンプにつなぎ、チェロの方は近くにマイクを置いて拾ってもらったのだが、最初の会場ではお客さんにはよく聞こえなかったようだ。わたしも緊張してしまい、途中でピアノと合わなくなりとまりかけたが、なんとか持ちこたえて最後までたどりつくことができた。ハナミズキは昨年末も同じパートナーと披露したもので、まずまずの出来といったところ。2番目の会場では披露宴の開始前に落ち着いてリハーサルができたので、マイクの調整もできかなり改善することができた。こうしたボランティア演奏の経験を積んでゆくことで度胸もつき、パートナーとの息も次第にあってゆくというものだ。当日ピアニストはかなりお酒も入っていたので心配したが、ちゃんと合わせてくれて、感謝。購入した電子ピアノは単身赴任先に運んで、ときどきヘッドホンで練習しようと目論んでいる。
2009年03月01日
コメント(0)
先日来、チェロ仲間とのアンサンブル練習で、「風のガーデンの」挿入曲、平原綾香の歌うカンパニョラの恋をチェロアンサンブル用に編曲したものを取り上げている。5部合奏となっている楽譜で、その日は初めてメンバー5名がそろって音出しをすることがかないました。メンバー全員がこの曲は好きになり、私は原作のドラマは見たことがないのですが、カンパニョラはたいへん気に入った曲で、各パートを順ぐりに替えてゆきながら何度も何度も演奏を楽しみました。他の人の音を聴きながら自分の音をかぶせてゆくハーモニーの楽しみは代えがたいものです。それと各人で好みのパートが分かれるのも面白いもので、私などは音楽の流れの合間合間に音を織り込んでゆくようなパートが好きですね。こうなるとこの曲の発表の場がほしくなります。いずれ仲間を募って自主発表会を企画せねばとみなで話しているところです。またいずれは弦楽四重奏の楽譜をチェロアンサンブル用に編曲して練習することも考えています。この日はもう一曲ゴルターマンのロマンスを練習しました。もうひとつ、これとは別にオーケストラのチェロ軍団でアンサンブルの練習をしていて、3月15日の発表会をめざして、パッヘルベルのカノンとワーグナーの荘厳なる曲の2曲をきょう練習しました。まだまだ荒削りですが、こちらは私より上手なメンバーばかりなので、おのおのがたいへんきれいな、あるいは力強い音を出してくれて気持がよいものです。少人数のアンサンブルは究極の楽しみだと感じます。各人のパフォーマンスが問われますし、お互いに高めあってゆく過程がたいへん感動的であります。複数の人間がひとつの曲を作ってゆく作業はまさに人格の擦り合わせであり、お互いの信頼関係がないと、むずかしいことになってしまうでしょう。昨年末のチェロとピアノの2重奏のときには、ピアノ伴奏をしてくれる彼女の存在がとてもありがたく、一緒に合わせながらしあわせな気分を楽しんでいましたし、この気持は独身の男女のペアであれば恋愛感情に高まってゆくような気さえします。今年も去年以上にいろんな組み合わせのアンサンブルを企画したいと思います。
2009年01月31日
コメント(0)
あけましておめでとうございます。ことしも気負わず無理をせず細々と続けてまいります。昨年の1月に続いて今年もきょう、ギター名人のO氏とチェロとギターの2重奏を楽しんだ。きちんとした楽譜があるわけではなく、O氏のギターにあわせてこちらが適当にアドリブで加わる形でやってみた。一番しっくりいったのは「禁じられたあそび」でありました。もちろんギターが伴奏、チェロが主旋律でもうまくゆくのですが、ギター曲はふつう独奏用として完成しているので一つの曲のなかで役割を交代しながら弾くのが楽しいのです。それにしてもギターの表現力の豊かさには感心します。一台で伴奏と旋律をこなしてしまうのですから。それでもチェロは中低音を長く伸ばすあいだに表現を盛り込めるところがやはり強みです。次回はある程度譜面をつくり練習してから合わせようということになりましたが、どうなることやら。
2009年01月11日
コメント(2)
ブログの更新は完全に怠けた1年だった。このブログの当初の目的は達したのでもう止めてしまおうとも思ったのだが、やめるのにもエネルギーがいるので結局ずるずると今日に至っている。 この1年を振り返ると、チェロに関してはオケに入門し、曲がりなりにも定期演奏会にフル出演させてもらえたという点がなんといっても大きい。1年前には見学に出掛けたものの、全く弾けなかったのでそのままやめようか、それとも思い切って入門するかでたいへん悩んでいたのであるから、結果的にはよかったというべきであろう。 オケの練習に加わったのもプルトを組んで二人でひとつの譜面を見て弾くのも譜めくりをするのも指揮者のもとでステージ上で弾くのもすべて初体験であり、その意味で一つの発展期だったと言ってよいだろう。パート譜上の、col legno, con sordino, sul Gなどの各種記号も初めてであり、ミュートを使うのもピチカートも実質的には初めて、ボウイングをそろえるなんていうのももちろん初めて。 しかし内実はまだまだ譜読みが遅く練習に膨大な時間が必要、右手もうまくないがそれ以上に左手のフィンガリングや早い動きが稚拙で弾けないところが少なくないなど、レギュラー団員におんぶに抱っこで出させてもらった感が強い。 オケの練習に参加することには慣れたし、その場で当初感じていた居心地の悪さも解消されてきたが、1年でできることには限りがあり、まだまだこれからの努力が必要である。自分の演奏がオケの発する音の一部となって大きなアンサンブルに参加しているという実感はまだまだない。 おそるおそる音を出し、やっとかっとくっついていっているに過ぎないのが実情だ。しかし大勢でひとつの目標を達成するべく心をひとつにする喜びや緊張感は味わうことができた。曲の構造や自分のパートがその場所で果たすべき役割などはなんとなく感じとることができるので、今後はまずひたすら曲を聴き、ついでパート譜を見ながら歌えるようになることが上達の早道であるように思う。チェロ自体の練習はそれからでもよいのかもしれない。 オケ以外でもチェロ仲間とのアンサンブル練習がなかば定期的に行われ、結果として発表の機会も得られたことが挙げられる。 両者とも今後も続けてゆきたいものだが、どちらも時間を要することであり、仕事との両立が頭の痛いことである。特に新年の後半は忙しいことが予想され、オケはあきらめざるを得ないかもしれない。 さて今年もあとわずか。NHKで第9をききながらこれを書いている。みなさんよいお年を!
2008年12月31日
コメント(0)
21日の日曜日、勤務先の病院で行われたクリスマスコンサートに去年に続いてピアノとのデュオで出演しました。曲目は「愛を奏でて」(映画「海の上のピアニスト」より)、「ハナミズキ」(一青 窈 唄)、「リベルタンゴ」(ピアソラ)の3曲で演奏時間は10分強。 緊張はしないつもりだったのだが、やはり大勢の人を前に真正面に座るとそうはゆかない。おまけに舞台ではなくタイルカーペット敷きのフロアでの演奏なので音も響かず、つい力んでしまい音は十分に響かないは、音程ははずすは、小節を間違えるは・・・でありました。それでも始まって終わるまで音楽の流れは保たれ、ピアノ伴奏とそろって終了できたので、ぎりぎり60点。 1曲1曲終わるたびに拍手もいただくことができ、参加した甲斐はありました。聴いてくれていた、もと職員のかたが演奏の一部をビデオクリップとしてCDに焼いてくださったのを見ると、やはり右手首が固まっている。したがってためがなく弓の動きが硬直した感じ。でも音量は思ったよりは出ていた様子。自分の手首はもう少し柔軟に動いているものと思っていたのだが、まだまだであることがわかった。 音程も微妙に低め。弾いているときの自分の音程感覚がすこし低めにセットされてしまっている感じ。それでも全体として弾いている姿勢、全身の動きなどにチェロとの一体感が感じられ、この1年の進歩が確認できてよかった。 それにしてもピアノ伴奏を引き受けてくれたK女史には感謝。トータル6回くらい合奏することができ、別に自分の個人レッスンの時間を割いてまでピアノのお師匠さんのところで指導を受けさせてくれるなど、自分のことのように積極的に取り組んでくれました。 ビデオクリップで見るかぎり、黒上下、白シャツ、黒蝶ネクタイの私と白プラス黒のK女史の服装の組み合わせもシンプルでよかったようでした。 これで今年の本番はすべて終了。また来年にむけてときどき合奏を重ねてゆきたいものだ。
2008年12月23日
コメント(6)
所属オケの第13回定演が先日終わりました。中年見習団員として、はじめてフル出演をさせてもらうことができ、自身の演奏はひどいものでしたが、最後まで落っこちずに参加できて充実感がありました。ちょっと前までテノール記号も読めなかった小生にとって、とくにラフマニノフ交響曲第2番は手ごわく、譜読みに膨大な時間を費やしてしまいました。チェロパートってこんなに音符の数が多いものなのか、というのが感想。頻繁に出てくる3連音符とスラーの組み合わせに難儀するは、左手の長距離移動に悩まされるは・・・。おかげさまで、だいぶたくましくなったような気がします。使える場合は開放弦も利用し、第一ポジションも多用して現在の自分のフィンガリング能力の範囲で何とかやってみるというのが、今後しばらくの間のポリシーとなりそうです。定演の曲目など詳細は http://altotone.blog90.fc2.com/?no=12#pagetop をご覧ください。今回の機会をあたえてくださりいろいろアドバイスをくださったオケのメンバーにあらためて感謝。そして何とかかじりついてでもやり遂げようと、気力を充実させて臨んだ自分もちょっぴりほめてやりたい気分です。ほんとにいい経験をさせてもらいました。
2008年12月07日
コメント(2)
今夜、県南の町で行われたママさんコーラスグループのコンサートにチェロアンサンブルで参加してきました。 参加するきっかけは、われわれのアンサンブルのメンバーのKさんがが合唱団の団長さんと旧知のなかであったことですが、当初は合唱曲目のいくつかにチェロで伴奏に加わってほしいということでKさんに話があったそうです。 しかし一人ではさびしいというのでもう一人のMさんに声をかけ・・とやっているうちにいっそ合唱団の指揮と伴奏をされている先生2人のピアノ連弾のある第2部でチェロアンサンブルとして出たら、ということになったようです。そこでKとMはアンサンブルに加えて、第3部では合唱の伴奏にも参加することになったのでした。 会場は200名程度しか入らないホールですが、座席はちゃんと階段状になっておりステージと座席は電動式で多目的に使えるようになっている手頃な所でした。天井は申し分なく高く、リハーサルで弾いてみると自分たちの出している音が狭い室内での響き具合とは違って放散してしまっている感じ。 ちょっと不安だったので、一人ずつ座席の最後尾に座って代わりばんこに聞いてみると、ちゃんと聞こえている。むしろむきになって大きな音を出そうと力まないほうがよいことがわかって安心。実は、本番直前の今日のわたしのレッスン時間に4名そろって臨み、本番の4曲をお師匠さんにきいていただいたのですが、その時もこまかなことはともかく、出だしの音程と音量のバランスを注意されました。 比較的静かな曲ばかりだったので、メロディを担当している人と、そのときに伴奏にまわっている人では後者がうるさくなり過ぎないように抑えることを教わりました。自分たちだけで判断しているのと正面で聞くのとではやはり違うようですね。 リハが終わって早めに夕食のお弁当を食べ、会場をうかがうと、思っていたよりお客さんの入りがよくてびっくり。はっきりいって満席でした。NHK大河ドラマ篤姫のテーマ曲をチェロ4本用にアレンジしたものを最初に。これは先々月のPMSフェスティバルでも弾いた曲でしたが、できばえはその時とくらべてどっこいどっこいといったところ。 そのあとN隊長のコメントがはいり、Amazing grace、バッハの無伴奏6番のサラバンドと一曲ずつ拍手をいただきながら進行し、最後に作曲者不詳の聖なる乙女で終了。大きな破綻はありませんでしたが、まあこんなもんでしょ、といった程度の結果でした。まだまだですね。それでも暖かい拍手を下さった満員の聴衆と、こんな貴重な機会をちょうだいした合唱団のみなさまに感謝します。 アンサンブルが終わって、第3部はK,M2名が参加するのを客席にまわって立ち見して聞きました。女性3部合唱にチェロの中低音がよくマッチしていました。中年女性の合唱団を指導している若い指揮者と伴奏者の力量にも感心しながら、ごくありふれた地方の小さな町でもこういう音楽活動をできる幸せを感じました。 全ステージが終了したあと全員で記念撮影と缶コーヒで乾杯してお互いの労をねぎらって我々は失礼しました。できれば今後も交流を続けられればと思います。きょうはよい経験をさせていただきました。 さて明日からはまたオケの練習に励まねば。いよいよ今月末の定期演奏会が迫ってきました。ラフ2とドヴォコンそのほか。うーん、間に合うかな??
2008年11月08日
コメント(0)
昨日のレッスンでオケで練習中のドヴォルサークのチェロコンチェルトの所々を見ていただいた。3楽章冒頭のFis連続に続く印象的な部分を教わりの左手指使いを訂正されて若干ひき易きなったが、それでもやはりこの部分はむずかしい。音程を確実に決めたいところだが押えにくい上に結構速い。反復練習あるのみである。この部分、左手の基本形ができていればよいのだが、私の手の小ささと開きの悪さから相変わらず無理なのである。久しぶりにそのことを再認識してしまい、気が重くなった。お師匠さんの前で弾くと自分の力のなさを実感する。でも、それでもジワリジワリとは上達しており、オケの楽譜も弾ける部分が増えてきているのだ。開き直って前へ進もう。今日、オケのチェロパート練習があった。ここでも指使いの工夫の足らなさを何箇所かで気づかされ、弾けずに誤魔化していたところを弾けるようになって、意義があった。それにしてもチェロだけであわせていてなんか変な音がすると思うと自分なのだ。左手の構えの無理が音程の微妙なずれとなってあらわれてくる。そんなときは他の人も、それぞれが出している音を確認しようとしたり、あるいは変な音の出所を見つけようとしてきょろきょろされるので、申し訳なく思う。微調整をしてなんとかごまかす。オケ全体で弾いていると少々の音程のずれはかき消されてしまって自分にはわからないのだが、パート練習ではシビアにわかる。今日のパート練習では音符が細かくてガチャガチャ弾かなければならないようなところはあまり対象とならなかった。つまりそういう部分はエチュードのようにして反復練習するしかない、というリーダーの認識なのである。全くその通りだと思う。あと1か月でなんとかできるようにしましょう。ハイ。一通りの練習のあと、チェロアンサンブルの候補をいくつか初見で弾いてみる機会があった。なかでもゴルターマンのロマンスが気に入った。聞いたことはあった曲だが、なるほど印象的ないい曲である。かえってからさっそく楽譜を注文した。お師匠さんのもとで一緒に習っていた仲間でぼちぼちと練習しているチェロアンサンブルでも適当な楽譜を求めているので、今日のような機会をとらえて候補曲を増やしてゆきたい。やっぱり少人数のアンサンブルは楽しい。
2008年10月12日
コメント(4)
年末の勤務先でのミニコンサートに今年も出るつもりである。演奏団体の名称はCPC(Cello and Piano Combination)とするつもりである。わたしの仕事領域に属するClinical and Pathological Conferenceにひっかけたものだ。今年のピアノ伴奏者は同じ職場のK女史。 今週某日夜、勤務先で2度目の音出しをしてみた。どんな曲がよいか検討するためである。私の持っている4冊の楽譜の中から適当なものをピックアップしてやってみたのだがなかなか選択はむずかしい。やろうと考えている3曲の内ひとつ決まりかかっているのがリベルタンゴ。ところがこの曲も持っている楽譜の編曲がちょっと気にいらない。 そこできょう楽器店で調べてみたのだが、さすがに人気のある曲だけあっていろいろな編者が取り上げている。オケの今秋の定演でドヴォコンのソリストとしてお招きするK氏の編曲も一冊にまとめられていて食指が動いたが、次回にまわした。それぞれチェロパートの譜面も大きく異なっていて、買い集めるとなると値が張るので、立ち読みしながら気に入ったところを真似させてもらおうともくろんでいる。 もう一曲はスタジオジブリ関連の作品だ。クラシック調の曲に続いてとなりのトトロなんてやれば会場が沸くのではないか、という案が出たので、さっそく今日スタジオジブリの作品集を買ってしまった。次回、合わせるときまでに何曲か練習しておこう。 ところで、チェロ教室の今秋のクラス発表会は残念ながらお流れとなった。私の場合、今年はオケの練習がきついので準備らしいものはできそうになく、その意味ではホッとしたが、全く何もないのもさびしいので生徒有志でこれに代わるミニコンサートを企画しようか、と話しているところである。(散歩コースからの夜景)
2008年09月06日
コメント(9)
先日、見習団員として入れてもらっているアマオケの練習に、今秋の定期演奏会の本番指揮者が見えて初めて指導された。やはりぴりっとした雰囲気が練習室にみなぎっている。最初はドヴォコン。さすがに本番指揮者だけに、ここはリタルダントしない、ここはこの楽器が主役だからほかのパートは控えめに、など指示が具体的。チェロのソロの部分は指揮者が歌ってくれる。管楽器の指導では、直されたそばからよくなっていくのが聞いていてわかる。弦楽器出身の方なのか、弦の表現方法にも結構細かく指示を出される。音の立ち上がりをクリアに、フレーズの目的地をにらんで準備しておいて弾く、など。なかでもピアニッシモの表現では(弓を持つ)右手はピアニッシモだが(弦を押える)左手はフォルテッシモで、と言われていたのが印象的だった。小さな音で弾く時ほど左手はしっかり押えねばならない、ということである。 次は難関ラフマニノフ2番。この曲はたいそう美しい曲で大好きではあるのだが、見習団員にとって高すぎる課題であり、まだ弾けないところが大半である状態。それこそ「弾きまね」で流れについていって、弾けるところだけちょんちょんと参加している感じ。合唱なら「口パク」というのがあるが、チェロの場合、弦にまったく触れないわけにもゆかないので、へんな音を始終垂れ流していることになる。ところで指揮者のスピードは結構速く感じられた。自分の持っているプレトニョフ指揮のCDほどではないが、それに近い感じ。この曲はチェロが主役になるおいしい場面がところどころに散りばめられていて、うっとりとしてしまう。今月末には本番指揮者指導による魔の「弦分奏」が予定されているので、練習せねば・・・。ところで「ラフ2」の2楽章にはcol legnoの指示があり、お師匠さんに教えられるまでしらずに普通に弾いてしまっていたが、弓の木部で弦を軽く叩いて音をだす方法とのこと。どうりで周りでみょうなコツコツゆう音がしていたわけだ。legは英語でも脚だから同じ語源であるにちがいない。 このほかに序奏やアンコール用の練習もあり、盛りだくさん。見習には消化不良だったが、オケの練習には指揮者が不可欠であることを強く感じた。
2008年08月09日
コメント(2)
またまた永らくのご無沙汰でした。なに?夏バテしてたんじゃないのかって?確かにこの夏はひどく暑い。きのうは36度、今日も室内で33.5度を指している。皆さんのところでもたいそう熱いことでしょう。お見舞いもうしあげます。だがしかし、決してばてていたわけではありません。さてきょうは譜読みについて。テノール記号が出てくると拒絶反応が出てしまうので、これをよむとき、これまではすぐに振り仮名をそばに書いていた。次からは譜面を読む代りに振り仮名を読んで弾いていたことになる。これではいつまでたっても読めるようにならない、ということに遅ればせながら、気付き、きょうからは逆に振り仮名を消しにかかっている。まっさらな状態で弾こうとすると当然ひっかかるが、少しずつポイントとなる音を覚えていって、今日一日だけでも多少は進歩した。苦手意識を払しょくできるまで、これを続けよう。
2008年07月21日
コメント(4)
昨夜、小生が見習い団員で所属させていただいているオケMCPOのコンサートが行われ、後半のプログラム、カルメン組曲抜粋で初舞台を踏ませてもらうことができた。一部を除いて比較的技術的にやさしい、ということで出させてもらうことができたのだと思う。舞台に上がっての先輩からのアドバイスは、「自分の世界に入り込まないこと、譜面、指揮者、パートリーダーにまんべんなく気を配ること」。さて感想は、先輩に囲まれていたこともあり、特にガチガチに緊張するということはなかったが、やはり若干興奮状態にあったようで、細かな注意がおろそかになり、リハーサルで弾けていたところが弾けないという事態が数回。指づかい、弓使いも決められた通りにならなくなってしまった。それでも委縮しすぎることもなく、飛び出しもなく、初めてにしては満足すべきものだったのかもしれない。というより、小生は結構「ごまかし上手」なのかも?? また、パート譜だけ見ての演奏より、他のパートを聞きながらのほうが弾きやすいし、参加しているよろこびを感ずることができた。でも、管、打、各パートのトップなど独奏の責任を負っている方たちは、たいしたものだと感服。それにしても、この私がまがりなりにもオケの中に混じって音を出しているなんて、ちょっと前までは想像だにつかなかったことではないか。ちょっぴりだけ生きているよろこびを再発見した一日だった。MCPOの先輩諸氏にあらためて感謝。オケ初体験ということで、それまでの自分のやってきた練習とはことなった点がいくつか。1.まず、譜面の分量が多いこと。初めて接するような記号、略号がいろいろ登場すること。でもこれには間もなくなれてしまった。2.自宅で個人練習に用いている譜面を本番で使えるとは限らないこと。今回もプルトを組ませていただいた先輩の譜面を使用した。したがって自分が工夫した指づかいなどの書き込みはされていない。これは独奏や小人数のアンサンブルの場合とは全くことなる点であり、初心者にはかなり深刻な問題である。またオケの全体練習の際も同じことが生ずる。 この問題に対する解決法は、ひとつはプルトを組む相手とその間で用いる譜面を固定し、できれば自分の個人練習用の譜面を使ってもらうようにする。それができなければ、使用する本番用譜面に自分のと同じ書き込みをさせてもらう。しかし全体練習の短い隙間時間に書き込むのは無理があるし、どうしても人の譜面に書くのには遠慮がある。 もうひとつは、書き込んだ内容を覚えてしまうまで練習を繰り返すこと。完全な暗譜は困難でも、うまく弾くための工夫などは覚えられると思う。今回は最後の数日で集中的に覚えるよう努力したのだが、完璧とは程遠かった。それにしても譜読みをしながらの全体練習のときには2人で一つでなく、各人自分の譜面を使ってやりたいものだ。そのほうが効率的である。うんとベテランになれば、今は書き込みをしなければならないような細かな点も、当り前のこととなって書き込む必要がなくなるのであろうが。 現在ではテノール記号が出てくるたびにポイントとなる音にはふりがなをつけているのが現状であり、それなしではスムーズに弾けないのである。そもそもテノール記号で記載しなくても、もうちょっと我慢して、音が高くなってきたら、1オクターブ下げて表記すれば済むのではないかと思うのだが。ト音記号を使う手もあるし・・・。 まあしかしこれは郷に入っては郷に従え、のとおり、先人ののこした遺産、文化は理屈をこねずにそのまま理解、受容するように努めるのが後進のとるべき姿勢なのであろう。新しい外国語を学ぶことに比べれば大したことない。(散歩によく出かける丘からの眺め)
2008年06月08日
コメント(14)
またまた長らくご無沙汰してしまいました。さて小生、12年続けた長距離通勤をやめ、先だってから職場近くに単身で住むようにしました。もちろん週末は家に戻りますが、ウィークデイは自炊するように、そしてテレビなしの生活を自分に課しておりやす。それとできるだけ朝の散歩をこころがけること。テレビは以前からほとんど見てなかったので、テレビなしの生活もどおってことはありませんが、さすがに音の出るものが何もないのはさびしいのでミニコンポだけは購入しました。店頭でいろいろ迷っていたら、クラシックをよく聴かれるのならスピーカがある程度しっかりしたものがよい、とのアドバイスを店員から受け、ミニコンポとしては予算よりだいぶオーバーしてしまったがムク板で組んだ割に重たいスピーカがセットされアンプの出力に余裕があるものに決めました。急いでいたので在庫があるというのも条件でした。「スピーカは楽器ですから・・」という販売員の殺し文句にのせられてしまったのかもしれませんが、住み始めたアパートの室内で夜間に大音量を出すわけにもゆかず、スピーカを載せた机の前に座って、顔の高さでCDをじっくり聴くという楽しみが生まれました。長く大事に使えばもともとれるでしょう。今のところ満足してます。CDを少しずつ買うのも楽しみです。アパートじゃチェロは練習できないよね。と、ご心配の向きもおられるでしょうが、幸い職場の一室にチェロを持ち込んで、夜に弾くことを敢行してます。一度アパートに帰ってから夜間に再度チェロのために出勤するのです。そうは言っても毎日十分に時間をかけてできるわけでは決してありませんけど。夜遅い時間帯に大きな楽器を背負って出入りするへんな職員に、守衛さんもびっくり。はたから見ると、やはり十分に変人なんでしょうな。本人はいたって普通のつもりですが。朝の散歩については、これまで通勤につぶれていた朝の時間帯をゆったりと自分のために使う贅沢を楽しんでます。今までまだ3回しか実行できていませんが運動不足を少しでも解消するのに役だっています。散歩といっても小生の場合、コースはアパート近くにある標高250メートルの小山を登ってくるものであります。昔から山登りを楽しみとしていた小生にとって、強度の面でも手頃な散歩コースであり、またてっぺん付近からは太平洋を見下ろすことができ、たいそう気分がよろしいのです。これなど田舎住まいならでは、といえましょう。近い将来の目標は毎朝山頂まで往復してくることです。アパートの部屋は、なるべくものを置かずにシンプルで掃除しやすい状態を保ちたいと思う一方で、男の隠れ家的な落ち着きや快適さも求めてゆきたいので、あわてずに徐々に整備してゆきたいと思っております。
2008年05月04日
コメント(5)
このところの週末今月はほぼ毎週土曜日の午後、いっしょにレッスンを受けていた仲間数人でチェロアンサンブルの練習を行うことができた。もちろん初歩の初歩の段階だが楽しさや喜びはなかなかのものだ。いつも集まってからどの曲をやるかその場の雰囲気で決めてゆくのだが、多少慣れてきたこともあり新しい曲に挑もうとすると、初見ではなかなかむずかしく、時間内には合わずに先送りとなってしまうことが出てきた。やはりあらかじめ練習してこないとだめなのである。当然と言えば当然なのだが、今度はこれをやるから準備してきて、という指示を出す人が必要になってくる。自然発生的に集まってきた数人の仲間なので今のところ活動目標の設定や指揮命令系統の整備など組織だった活動にはいたっていないのである。そういう組織だても必要なのだが、ただ集まって弾いて楽しむという現在の緩やかなやり方も捨てがたい。だれか指導者を見つけるのも難しいし、われわれの中の誰かが活動をリードしてゆくのが望ましいのだろうが、まあもうしばらく様子を見るとしよう。先週から日曜日にはオケの練習が毎週入っている。オケには準団員という形で所属させていただくことになって、6月のファミリーコンサートではカルメン組曲に出られるよう練習することにはなっているのだが、間に合うのかどうか不安である。今やっているDukasの魔法使いの弟子にしてもフラット4こという譜面の読みで苦労している状態。一緒に弾いてくれている先輩には、音を一つ一つ見て行くよりは、流れやスケールの一部分などとして塊で捉えるようにアドバイスを受けているのだが、性格上ついつい一つ一つの臨時記号などにとらわれてしまっている。自分がこれほど譜面を読む力に乏しいとは思っていなかった。耳で聞いて覚えたあとで譜面を見ながら確認してゆくステップがよいのだろう。それにしても周囲の先輩たちはどんどんパワフルに弾いてゆくので感心してしまう。左手のポジション取りもぱっと反応してスピードに負けずについてゆく。すごい。私の現状は、次の音はレのフラットだからD線の解放弦ではだめで、G線の上のほうでないと・・と頭の中でトロトロとやっている始末。ハ音記号も相変わらず慣れない。こういう状態からは結局オケに入るにはまだ早かったという結論になるのだろうが、誰しも必死で食らいついてゆかねばならない時期があったはずで、私の場合は今がそれ、ということなのだと考えることにしている。かくして週末はチェロづけの状態である。もちろんレッスンが入ることも多い。ああ、しかし普段の日に練習できるようになりたいものである。
2008年03月30日
コメント(8)
8日には個人レッスンのあとチェロ仲間のアンサンブル練習へ。今月いっぱいで転勤されるK氏も含めて総勢7名も参加してたいそうにぎやかであった。9日には本県第2の都市である都城市で行われたオペラ「カルメン」を見に行ってきた。地元の都城シティオペラが主催した市民中心の手作り感の濃厚な舞台であった。もちろんおもな配役には地元ゆかりのプロやセミプロを配し、伴奏は私が練習に参加させてもらっているオケが担当したが、合唱団や子供たち、ボランティアは地元の一般市民だ。そんなわけで会場はほとんど満席の状態でびっくりした。ホールは1年余まえにオープンした総合文化ホールで、オーケストラピットも設けてある。当日券を購入して入ると自由席だったので登場人物がよく見えるようにと前から2番目の席をゲット。ピットを見下ろすと思っていたより狭く、チェロパートはエキストラなしのレギュラー4名だけだった。準備中の団員の何人かが私に気づいてくれた。序曲が軽快に始まると思ったより早くに幕が開き、地元のフラメンコ教室の先生が妖艶な舞踏を披露してくれるという趣向。舞台装置や配役の衣裳はいかにもお金をかけていない、との印象を抱かせるものだったが、ま、こればかりはDVDで見たメトロポリタン歌劇場の舞台と比べるわけにはいかない。こちらは今日1回だけの舞台であるし、素朴な手作り感覚も市民オペラにはふさわしい。DVDを数回見ていたし、オケの練習にも参加させてもらっていたので、オペラの内容や音楽の流れはよく理解できた。歌とオケのマッチもなかなかみごとであった。オエがどのように仕上がったのか楽しみに来たのであったが、さすがにばっちりとまとめてあった。休憩をはさんで約3時間の舞台。オケの団員もさぞくたびれたことであろう。お疲れ様でした。いつの日にか、自分もピットに入って伴奏に参加できるようになりたいものである。今日感じたことの一つは、アマチュアの音楽会でお客さんを増やすには、舞台に上がる人数を増やすのがよい、ということ。特に子供を出せば親やじいちゃんばあちゃんも見に付いてくる。オーケストラのプログラムでも、合唱つきのものを含めるとよいかも。
2008年03月12日
コメント(0)
このところ、忙しくて週末チェリストになってしまっており、練習はとんと進まない状態です。Dotzauerは全音版で1巻の31番や、16番、14番などを並行してやってます。お師匠さんの前で弾くたびに自分の音の貧しさ、きたなさに嫌気がさしますが、聞かされているほうはもっとたまらないでしょう。 お師匠さんはこちらがちょっとは練習してゆくと、そうでない曲のほうを弾くように指示されるので、試験のやまがはずれた受験生の状態に陥ります。最近痛めた腰や風邪を言い訳にしてますが、要は練習してないの一言につきます。 曲のほうは、シューマンの幻想小曲集の1、2楽章をやっており、こちらもピアノ伴奏をしてくださるお師匠さんが気の毒に思えてならない状況が続いております。でもこの作品の演奏が備えるべき雰囲気のようなものはおぼろげながらつかめてきたような気がします。早く滑らかに弾けるようになりたいもの。オケのほうは、レギュラーメンバーがカルメンの本番まぎわで追い込みに入っているので、小生はちょっと練習から遠のいております。本番に出るわけではないので・・。本番の舞台はぜひ見にゆこうと思ってます。練習のほうは、次の目標に向かって今月下旬からまた参加しようと思ってます。それでもカルメンの譜読みにかけた時間や途中で終わった練習も決して無駄ではなかったと思います。
2008年03月02日
コメント(0)
過日、チェロを一緒に練習して楽しんでいる仲間4名でチェロカルテットを組み、仕事のある者は前もって年休をもぎ取ったうえで、とある精神神経科クリニックでボランティア演奏をおこなう機会をもった。 デイケアの患者さんやスタッフの方々が見守る中で15分くらいをいただき、演奏することができた。というのも、毎月ボランティア演奏を交替で務めているピアニストのひとりとわれわれの仲間の一人が知り合いで、チェロカルテット、なんて珍しいから出てみませんか、と誘われたというわけである。 われわれの演奏団体名はまだないのだが、司会進行役のスタッフに問われたので、とりあえず隊長の名を冠してアンサンブル○○。今日はこのアンサンブル○○にとって発表会以外で人前で弾くデビュー戦である。ピアニストの彼女の時間に割り込ませてもらう形でDr.Coto診療所のCoto、聖なる乙女、そしてAveVerum Corpusの3曲をつづけて演奏した。 考えてみれば静かな曲ばかりが並び、聞いている側にはちょっと退屈だったかも知れないのだが、なにせレパートリーが乏しいので仕方ない。患者さん達は静かに聴いてくれ、パラパラと盛大な拍手をくれたので、ありがたかった。いったんわれわれが引っこんでいる間に再演奏のリクエストとしてきたのが、なんとAveVerum Corpusであった。 Ave Verum Corpusとは「誠のお体」という意味だそうだが、なるほど子宮体部は corpus uteriであるし、真正多血症は polycythemia veraというので、理解できた。Mozartのこの曲はチェロを始めるまでは知らなかったが、さすがに美しく飽きない曲である。再演リクエストを出してくれたのが患者さんだったのか、スタッフの誘導だったのかわからないが、小生は聖なる乙女あたりが来ると思っていたので、意外だった。 われわれの出来栄えは、と言えば、まずまずといったところ。午前中の特訓が生きたというものだ。3曲とも最後の和音がきれいにきまったので、よかった。特に緊張することもなく、少しは進歩したのかな?終了後は患者さんがすすんでかたづけに協力してくれ、楽器を持って引き揚げた間に、譜面台を畳んだりしてくれていた。スタッフやピアニストが盛んにお礼を言ってくださるので、こんな貴重な機会をいただいたわれわれのほうがお礼を言わねばならないところだ、ということを表明しておいた。 かくして無事終了したのだが、そのころから私は倦怠感とぞくぞくする寒気とにおそわれ始め、すぐに失礼して帰宅し、寝ました。果たして久しぶりの熱発。夕飯も食べず風呂も入らず、夜半にポカリスエットを何杯か飲んで、また寝ました。今度は胸やけとげっぷに苦しめられ、ぐっすり眠れず・・・。しかし翌日は完全に休むわけにはゆかず、昼からヨロヨロと出勤。ぎっくり腰がかなり軽快していてくれてよかった。風邪と重なっていたら死んでたかも。
2008年02月23日
コメント(6)
いやはやまたも長いことさぼってしまいました。更新しないどころじゃなくて、全く自宅のパソコンを覘くことすらしていなかったので、今日見た時はひどい荒れようで、さっそく雑草刈りに精をださねばなりませんでした。見ていないとこんなに荒れてしまうのね。コメントに対するお返事もおくれていて申し訳ありません。さて表題にもあるように2週間前の晩に腰を痛めてしまいました。風呂場の寒い洗い場でお湯が温まるまでのちょっとした時間に体を温めようと、勢いよく深くしゃがんで、また勢いよく天にむかって手を伸ばすようにして立ち上がる、昔「天突き運動」と言われたやつを20回くらい続けたのがいけなかったようで。その時にギクッときたわけではなかったのですが、そのあとからじわじわと腰痛が始まり、翌日はたいへん。そろりそろりとしか歩けず、車に乗り込む時に最後に右足を持ち上げますが、それが痛い。腰に電気が走ります。くしゃみは拷問みたいなもの。一気に20年は年とったような状況。山登りでは数十キロの荷物を担いで何日も歩いていたこともあり、元来、私は腰には自信があったし、ふだんの生活では腰を痛めない荷物の持ち方や姿勢を心がけていたつもりだったのです。10ねんほど前にちょっと腰があやしいときがあったのですがその時はたいしたことなくて自然治癒。今回のは初めての経験。腰に幅広のバンドを巻いたり痛み止めを貼ったりしてごまかしながら何とかやってます。3,4日は寝返りも打てずに痛みで夜中に目が覚めるほどでしたが。さすがに今はそれもおさまりなんとか小康状態。それでもチェロを弾く姿勢はどうも腰にはよろしくない様子ですね。プロのチェリストでも腰を痛めて手術を受けた人がおられるそうです。先週のレッスンのときも、オケの練習の時も自分のチェロを担いでゆくことができず、レッスンでは教室の楽器を借り、オケではずっと見学でした。仕事も趣味も休まずに続けているのはえらいのか、無謀なのかわかりませんが、発症時より少しずつ快方に向かっているのは確かです。腰椎の局所の痛みと坐骨神経痛はときどきうっとうしく思うほどに強まりますが、電気が走ることはほぼなくなりました。忙しいせいと腰痛のせいで、このところチェロはほとんど進歩なしの状態でした。というよりレイトスタータの中年チェリストでは、ちょっとの間弾けないでいるとそれは確実に後戻りの結果となりますね。これではいかん、と夕べからは短時間ずつではありますが、練習再開。18日にはクリニックの演奏ボランティアでチェロアンサンブルにも参加してきます。皆様も「腰」にはご用心。もう少し良くなったら腹筋背筋の強化を図りたいと思います。
2008年02月16日
コメント(7)
すんません、お久しぶりです。別に寝込んでたわけでもなくうつ状態に陥っていたわけでもなかったのですが、公私ともに忙しかったというところでして。したがってチェロの練習もなかなかできずじまい。先月のことになってしまったが19日にはオケの弦セクションの分奏練習に初めて参加させてもらった。カルメンの第1幕の中で問題になりそうなところを抜粋して。当日はほかのオケのエキストラか何かで多くのメンバーが出ており少人数の参加だった。この日の午前中のレッスンではお師匠さんにもちょっと教わっていったのだが、私にとっては中身が濃くて、なかなか消化しきれなかった。翌日にも全体合奏に参加。この日はじめてチェロトップの方とあいさつすることができた。あいかわらずほとんど弾けないが、それでもピチカートに少しだけなじんできた。決めるべきタイミングでポンといれられると、気持ちいい。しかしピチカートと弓の切り替えがたいへんむずかしい。弓を落としそうになる。オケの練習参加は息長く続けてゆこう。初めてのことばかりなのだから。
2008年02月02日
コメント(4)
きょうは年末に見学に出かけた地元オケの今年初めての練習日。さんざん悩んだすえ、まずはやってみなはれ、との内なる声に従ってもう一度出かけてみた。練習場入口の扉の前でもう一度どうするかで立ち往生。結局、あとからやってこられたチェロパートの方に促されるようにして入室。まるで引っ込み思案だった少年の時に戻ったような逡巡ぶりに我ながら苦笑。カルメンのDVDを何回か見て臨んだので、前回よりは流れがつかめ、また譜面を製本し譜読みをしながら自分なりにいろいろとマークをつけたりしていった結果、きょうはほんの少しだけではあったが自分の音を出すことができた。これでも自分にとっては大きな一歩、初体験である。チェロパートの方から、音がきこえてましたよ、と言ってもらえてうれしかった。ただし相当調子はずれの音であったに違いないが。オケの幹部の方には、練習にだけできるだけ参加させてほしい旨を話し、了解をもらったのでとりあえずオケに正式に入れてもらえるか否かの結論は先送りしたような感じだ。自分としてはこのオケの雰囲気は気に入っているので、練習のあるときには参加させてもらい、譜読みを含めてオケの練習に慣れてゆくことができれば、と思っている。とりあえず受け入れてくださった関係の方々に感謝。あとは将来的に団員として認めてもらえる日を迎えられるよう練習を積み、こちらの誠意を示さねばならないということだ。自分の夢だったオケに向けて半歩踏み出した日であった。
2008年01月13日
コメント(31)
2008年、子の年の幕開けです。あけましておめでとうございます。ことしもどうぞよろしくお願いいたします。さて4日は仕事はじめ、その晩は届いていた歌劇カルメンのDVDを眺めていた。土曜日はことし最初のレッスン。お師匠さんの前で、チェロを取り出しながら例のオケの件でご相談したところ、以外にもあっさり「いいんじゃないですか?」との肯定的なお返事。ただ、オペラの練習に本格的に入っている現在は、新しく加入する時期としてはあまり適当でないとのお話。オペラの際のオーケストラピットは狭いことが多くて、たぶん出るメンバーの人選は済んでいるであろうとのこと。それでも、オケ独特の用語やチューニングの仕方など慣れなければならない点などにもアドバイスをいただいた。ウーム、今週1週間よく考えて自分なりの結論を出すしかあるまい。とにかくDVDを眺め、譜面を眺めて音楽の流れをつかむように努力してみよう。きょうは知人でギター上手のO氏と連絡をとりあい、はじめてチェロとの2重奏を楽しんだ。ちょうど義母のお誕生日でもあり、義父母の前でいいプレゼントができたというものである。前々からやりたい、との話はしていたのだがなかなか実現できずにいたのだった。大萩康司とチョウ・チンの演奏から、この2種類の楽器の相性がよいことはわかっていたのだが、実際に合わせてみると実にグッド。O氏がたいそう達者なのでギターでリードしてもらいそれに相の手をいれたり、アルペジオでの伴奏に主旋律を弾かせてもらったりして、クラシックやポピュラー、フォークソング、唱歌などいろいろな曲に次々と挑戦。なかなかよい感触をつかむことができた。2時間くらいすぐに経ってしまい、時間を忘れるとはこのことだと実感。ギターで不足しがちな中低音を静かに伸ばしながらチェロで支えてやると、たとえば禁じられた遊びなどもぐっと厚みが増す感じでよろしい。自分がチェロでやりたかったことが一つ実現してたいへんうれしく、大きな可能性を感じることができた。この点はO氏にとっても同様であったらしい。きょうはどの曲も全く打ち合わせや事前の練習なしに行ったが、ちょっと練習してから臨めば、結構お客さんにも楽しんでもらえるものになるかもしれない。またぞろ演奏ボランティアを考えてみたくなった。音楽をやっていてよかったと改めて感じた今日であった。
2008年01月06日
コメント(4)
平成19年の終わりにあたり、年頭に考えていた課題を現状との対比で考察してみたい。1、まず健康の維持。そのためにも夜更かしを避ける。 これは達成できた。病気は一度もしなかった。今年も長距離通勤とストレスに耐えることができた。ただし夜更かしは一層ひどくなった。2、チェロの上達は無理のない程度で満足する。 具体的な目標について優良可・・で評価してゆくとは、 イ)各ポジションでまずまずのビブラートをかけられるようになること。 → 可 ロ)短い指なりにもう少しよい姿勢で弦を押さえられるよう修正してゆく。 → 不可 ハ)弓を持つ右手の姿勢をより安定させ、手首の力を抜けるようにすること。→ 良 ニ)短音、スタカート、スピカートに開眼すること。 → 可 ホ)速いパッセージを手首の動きだけで処理できるようにすること。 → 良 ヘ)音量、音質、ニュアンスに幅を持たせ、チェロで歌えるようにすること。→ 可このように右手についてはこの1年間ではっきりした進歩が感じられ、チェロを弾くことが一層楽しくなってきた。ビブラートを含めて多少はチェロで歌うことができるようにもなったと思う。しかし左手のつぶれてひねったままの形は相変わらずで、ハイポジションを除くと進歩はなかった感じである。左手指を同一平面上で開くことがどうしてもできないので、ひねることで距離を稼いでいるからだ。お師匠さんも最近では左手のことについては何も言われなくなってしまった。あきらめ、といったところだろう。3、曲目としては、バッハの無伴奏シリーズの2番アルマンドから先をじわじわと進めて行くこと。 これについてはアルマンドは結局ほとんどやらず終いだったが3番のプレリュード、サラバ ンド、ジークをさらうことができ、最近ではなんとか曲らしくなってきた??ゴルターマン5番の3楽章をきっちり弾けるようになること。ついでに同4番もトライすること。 これについては3楽章にでてくるスピカートは結局まだできてない。4晩は楽譜は購入したが トライしていない。他の楽器とのアンサンブルを試みること。 おじの弾くバイオリンと合わせたり、ピアノ伴奏のもとでソナタや小品を弾くこともでき た。技術本はウェエルナーしかやってきていないので、これを復習しながら先にも進めて行くこと。 Dotzauer 1巻を13番までやることができた。4、総合してアマオケに入れてもらえるレベルを目指すこと。 これに関しては入れてもられるレベル、の設定が困難であるが、自分では甘い評価をしてし まっていた。しかし目下悩んでいるところで、年が明けてからムッシュにもご相談のうえ、 考えてみる。また、昨年秋にやっていたような、同好の仲間とのアンサンブルを楽しむこと。 これも発表会前を中心に、数回行うことができたし、来年は定期的にやってゆきたいと考え ている。ムッシュからは「アンサンブル○●」などという名前まで頂戴してしまった。また ブログが取り持つ縁で行われた東京チェロへの参加は大きな出来事だったし、病院デビュ ーも果たすことができた。いろいろな曲を聴いてよいと思ったものの楽譜を手にいれること。 シューマンに手を広げたのは既述の通りである。その他ポピュラーミュージック関連の楽譜 も2冊購入した。以上のように平成19年はチェロを始めてからの5年間の中では特筆すべき充実した1年であったと総評できよう。来年はさらに1段あがってみたいものである。この1年のご愛読?、心温まるコメントや叱咤激励に感謝します。皆様よいお年を!
2007年12月31日
コメント(2)
昨日地元オケの練習を見学に行ってきた。ちょうど3月におこなわれるオペラ公演(Carmen全4幕)の伴奏を受け持つとのことで、その練習に入って2回目であった。 前半は、渡されたチェロのパート譜を眺めながらきかせてもらったが、はじめてのことでまずそのボリュームにびっくり。当然とはいえ、主旋律はほとんど出てこないのに結構音数が多い譜面でとびとびの休符で拍を数えるのも大変。目で追っているだけなのにすぐに見失ってしまう。指揮者が指示した場所から楽団員がパッとスタートできるのにも感心。苦手なハ音記号も頻繁、フラットやシャープがいっぱいの譜面で、この音はなんだっけ?と考えなければならないことも多々ある。もちろん拍子も調もさまざまに入れ替わる。見学に来ていることを紹介していただいたあとの後半の練習では、楽器を手にチェロセクションに座らせてもらって、さあ一緒にどうぞ、ということになったのだが、当然のことながら手も足も出ない「だるまさん」状態。簡単なところであっても全体のリズムについてゆけず、また音を発することが怖くて一つの音も出せなかった。この日はチェロパートの参加団員は一人だけだったので、そのかたの隣に、まさに1プルトで座ったのだが、指揮者の目の前で完全な見学状態。実にみじめでした。いかに自分の譜読みの力が足りないか、また譜面の音を楽器でただちに再現する力が足りないか、譜面のリズムを数えてゆく力が足りないかを身をもって痛感した。弾く内容もスピードもソロでひくソナタや小曲レパートリーの難しいところとなんら変わらず、旋律でもない部分を初見で弾けといわれても弾けるわけはないのだが、打ちのめされてしまった強烈な初体験だった。オケで弾くということはこれまで自分がやってきたことの延長線上ではなく、また別次元の能力を必要とされることなんだと実感。甘かった。団員の方には「慣れの問題ですよ、また慣れるためにはオケに加わらないと・・」などとなぐさめていただいたのだがショックは大きくオケに入る決断はできなかったし、入れてくださいとも言えずに帰った。その一方で負けず嫌いの虫が頭をもたげてきたのも事実で、今日は1ページから譜読みをしながら自分でも音を出してみたのだが、よく耳にするカルメンの前奏曲は繰り返すうちに何とか弾けるようになってきたが、ここでさえ要求されるスピードできちっと弾くのは今の自分にはかなり困難。ひとりで発表会で弾くのなら少々失敗しても誰にも迷惑はかけないが、オケやオペラの伴奏となればそういうわけにはゆかない点もハードルとなる。どうしよう?入るか、見送るか。見送ったにしても、これまでと同じようなチェロの弾き方練習の仕方をしている限り、オケで要求されるような力量はつかないと思うし。入れば迷惑をかけるだろうし。準団員という立場で入る方法もあるとのことだから、それでいってみるか。やっぱりもう一度ムッシュに相談してみよう。
2007年12月24日
コメント(19)
きょうの午後、勤め先の病院で心ほかほかコンサートなる催しがあり、入院患者さんや、その家族、お見舞いにきたひと、その他ボランティアの職員などが待合ホールに集まった前で6つのグループが演奏や合唱を披露した。私にとって病院デビューの場である。聴衆はチェロ教室の発表会よりもだいぶ多く150人くらいか。地元のテレビ局も取材に来ていた。 出番は3番目で約10分間の持ち時間の中で、バッハの無伴奏チェロ組曲1番のプレリュード、白鳥、愛の挨拶の順で3曲を演奏することができた。舞台はなく聴き手と同一フロアなのでサロンコンサート的である。2階まで吹き抜けなのはよいのだが床にタイルカーペットが敷き詰めてあるため響きはあまりよくない。もちろんマイクなし。しかも天候は雨。 プレリュードは家族など少人数の前で弾いたことはあるが、発表会でも弾いたことはなくていわゆる「人前」で弾くのは初めてだった。出始めのGが上滑りしてしまい、思わずやり直しのスタートをしてしまった。少し弓の張りが緩かったが構わず弾き進むうち、結構調子がでてきて音量も出せたみたい。お客さんがシーンとして聴いてくれているのがよくわかり、とてもうれしい気持。最後の和音もまずまずきまって、思ったより大きな拍手をいただいた。なまチェロ1本で何とかこの場を乗り切った、といった感じ。 続く白鳥は全体にぐっと音量を抑えてあるので、お客さんをぐいぐいひきつけるのはなかなかむずかしいが、山場では弓をぐっと駒よりに押し付ける感じで音量を稼ぎつつへたくそなビブラートで聴衆にうったえるようにした。しかし、もっと表情ゆたかに、もっときれいな音を出したい・・と、こころより思う。最後の長く伸ばすG音は、ピアノ伴奏のT女史がタラリラタラリラ・・・をスピードアップしてくれたおかげで最後まで保つことができた。彼女はここのところをだいぶ練習してくれたみたいだ。謝謝 3曲目は途中で集中力が切れてきた。それでも直前の練習の成果で「大過」なく終了。立派に伴奏をしてくれたT女史、ほんとうにありがとう。新婚さんでなかったらお礼にディナーにでも誘いたいところだが、ンなことできるわけないわな・・ そうそう今日のお昼に病院まえの「天領うどん」一杯おごったしな。 かくして病院デビューは終わった。同僚も聴きに来てくれ、わたしがチェロを習っていると知っていた人にも知らなかったひとにもちょっとしたサプライズを提供できたかな?でもこれで、貴重なかくし芸を失ってしまったということになる。 10月の東京チェロ以来、11月の発表会、楽器店のオープン記念、そして今日、と人前で弾く機会を結構もつことができたのは幸いだった。弾くたびに少しずつ慣れてきてニュアンスにも注意が向くようになってきたように思う。今年ももう間もなく終わりだが、来年はまたチェロでもう一段ステップアップしたいものである。
2007年12月22日
コメント(4)
22日の職場デビューに向けて楽器を職場におきっぱなしにしてあるのだが、先週はあのあともう一度ピアノと合わせることができ、かなり「息」があってきた感じ。週末はずっと出かけていて自宅でも楽器には触れず、仕方ないので、今日は仕事が一段落した8時すぎから1時間ほど職場の自室でチェロを弾いてしまった。もちろん弱音器なしでストレートに。自宅では夜にこんなことはできないから、得した気分。職場に楽器を置いておくと、こんないいこともあるんだ、と新発見。それにしても職場の部屋も乾燥していて、ケースから取り出すたびに音がさがっている。ペグがゆるんでしまうのだ。魂柱が倒れやしないかと心配になるほどだ。明日の夕方からは22日に実際に演奏する場所にピアノを移動させるので、現地で合わせてみようと考えている。ところでオケに入りたい気持がいよいよ募ってきてしまったので、近々地元のオケの練習をのぞきにいってみようと考えている。そして練習に参加させてもらったら、きっとそのまま加入することになってしまうような・・・気がしている。いっときお休みされていたチハルンバさんもブログを再開されたようで、安心しました。またよろしくお願いします。
2007年12月20日
コメント(2)
病院デビューの際にピアノ伴奏してくれる新婚ホヤホヤのT女史と、ようやく今夕Duoで合わせてみることができた。しかし時間的には正味20分。 白鳥と愛のあいさつの2曲をやってみたが、白鳥では若干ピアノの音が強すぎる感じがしたのでそのように要望を出し、愛のあいさつについてはrit. のかけかたやaccel.の部分からもとのテンポに戻るあたりなどを何回か繰り返した。この曲はけっこうテンポが大きく揺れ動くものだから、打ち合わせなしではむずかしい。でも初合わせにしては十分。彼女のピアノの実力はなかなかのもの。私にはもったいないくらい。あさっての勤務後に、2回目の調整を、もうちょっと時間をかけてやることになった。あと2,3回あわせて、当日会場でもう一度やれば何とかなりそうだ。一安心。あとは自分のチェロがちゃんと落ち着いてできるかどうかだ。勤務先にチェロを置いてあると昼休みのちょっとした15分くらいの隙間時間を利用して弾くことができていいものである。もちろん部屋の構造にもよるのだが・・・、今日は扉を半開きにして弾き始めたら、珍しがって聴きに来てくれた人も若干名。こんなんでも人前で弾くことに変わりはなく、いい練習になることを実感。自宅で弾くのは通常夜間帯となるので、いきおいサイレントチェロになってしまい、ウッドチェロは週末しか触れないのが普通なので、かえって弾く機会は増えるかも。
2007年12月12日
コメント(0)
22日の病院デビューに向けて今度の週明けに楽器を職場に持参することにした。ピアノ伴奏者と私と同時に都合のよい時間を選んで、何回かあわせてみる必要があるからである。勤務時間後もなかなかすっきりフリーとはなれないので、両者がそろえることは本番までに何回もないと考えられるので、そのように決断した。あさってはいつもより一本早い列車で楽器を運ぶ予定である。ピアノは現在講堂においてあるので、講堂をだれも使っていない時間帯でないと練習にならないし、なかなかタイミングがむずかしいかも・・・東京代々木の銀杏 2008.12.08
2007年12月08日
コメント(7)
弓を持つ手に汗をかいて弓が滑って困る時がある。逆に乾燥肌で滑る時もある。ところで野球のピッチャーはロージンバッグなるものを持っていて、投球時に球と指がしっかりくっついて意図した回転が球に加えられるようにしている。ロージンすなわち松脂である。とすれば弓を持つ手にもロージンをちょっとつけてやると、上記のような場合に有効なのではないか?松脂は弓につけてあるし、当然弦にもくっついている。弓に触るのはよろしくないので、弦にまとわりついている松脂をちょっと指につけてやると・・・さっき試してみたが、なかなか有効である。ステージ上の照明が暑い場合や、緊張から手指に汗をかいた場合にどうなのかはためしていないが、結構いいような予感がする。昔、山登りの現役だったころ、岩登りをするときにはロージンならぬチョークの粉(登山道具専門店で売っている)をバッグにいれておき、岩をつかむ指手が汗や油ですべらないようにここぞというところでチョークバッグに手をつっこみ、手を真っ白にして岩に挑んだものだった。したがってチョーク(白墨)の粉も汗をかきそうな時にはいいかも。でもチョークはチェロを弾く時には通常持ってないから、やはりロージンがいいかな。さて1日のレッスンはシューマンに有効とのことでムッシュからDotzauerの14番を命ぜられた。例の重音がたくさんでてくるものだ。自分では音程があっているつもりでもムッシュに指摘されるとたしかにちょっとずれている所がいっぱいある。小指や薬指で2弦にまたがって押さえるのは、なかなかコツがいる。肉の薄い所で押さえないとなかなか音が出ない。幻想小曲集第1楽章の2回目は、終わりがけにピアノ伴奏で弾かせていただいた。伴奏があるとやっぱり俄然それらしくなる。再来週までに暗譜せねば。石垣島の花
2007年12月02日
コメント(2)
このところ乾燥した天候が続き、楽器の鳴りがよくなってきたのが分かる。ちょっと響きのよい部屋で弾いていると、「銭湯での浪花節」感覚で自分の出す音の余韻にウットリ・・なんてよいほうに錯覚してしまうほど。一年中こんな風になってくれればよいのに。ところでここ1,2か月の自分の弓には明らかに変化が生じている。右指が弓としっくり吸いついているような感覚のときは、とても弓が軽い。ほとんど持っていることを意識しなくなっている。しかし逆に最近のようにお肌?の乾燥注意報が出るような状況では、指がカサカサで弓が滑ってしまう。かといってハンドクリームを塗るタイミングが悪いと逆効果でヌルヌルして弓が定まらない。楽器のためには乾燥が、指の皮膚のためには若干の湿度が必要ということで、なかなか両立はむずかしい。特に右薬指の腹がフロッシュの丸い窪みとぴったり吸いついているような時は大体調子が良い時。中指と親指が主に腕の重さを弓に伝え、薬指は弓の角度を調節したりアップでもダウンでも弓の推進力を伝えるのに重要な感じである。しかしいっぽうで弓先付近までダウンしてきた時に、右小指に加えて薬指まで弓から浮き上がってしまっているときがある。この癖はできれば修正しておきたい。薬指は重要なので常に定位置に留まっているべきなのである。調子のよいときには、手首が軟らかくなり例のくの字感覚が実現するようにもなってきた。手首から先だけが細かく動かせるようにもなってきた。手首の動きで弦にちょっとしたアタックを加え、発音をはっきりさせるような工夫も時にはできるようになってきた。弓の軌道もかなり安定してきている。その結果ロングトーンの音色がだいぶ落ち着いてきた。ピアノやピアニッシモで長く伸ばすこともだいぶ上達してきた。しかし長い音を出すのにアップからダウンへ、あるいはその逆に弓を返すことがなかなかむずかしい。弓の返しがわからないくらいに滑らかにつなぎたいのだがそれがへたくそである。さきほとチョウ・チンの動画を見ていたが、弓を返す時、単純な行って戻る往復運動でなく、弓を回す感じで返していた。返しのタイミングで肘が弧を描いているのだ。これをぜひ真似してみたい。さて今日はレッスン日。発表会も終わり今日からは念願のシューマンの幻想小曲集に入った。まずは第1楽章を教えていただいた。シューマンによく出てくる<>という記号。一つの音を出しながら真ん中をふわっと膨らませるような感じ。ただしおおげさでなく控え目にすることがシューマンらしさを表現するのに必要だそうだ。早く暗譜してしまいシューマンを表現することができるようになりたいものである。先日の楽器店内でのミニコンサート
2007年11月24日
コメント(10)
楽器店の移転オープンと弦楽器フェアに合わせて弦楽器を教室で習っている人たちが成果を披露するミニコンサートが店内の一角で行われ、小生も参加してきた。ムッシュにお世話になっている生徒から3名が参加し、小生は時間の関係もあって「白鳥」と「愛のあいさつ」の2曲を弾くことになった。昨日のレッスンではこれの準備をしていただき直前必勝ゼミとなったのだが、なかなか消化不良のまま本番へ。本当なら昨日レッスン後に復讐をしっかりするつもりだったのだが、レッスン中に職場から携帯が・・・・・・てなわけで、午後から出勤とあいなり帰宅したのは夜10時近かった。今日は移転先の楽器店へ初めてでかけ、奥のレッスン室でちょっとしたリハーサル後に本番。ミニコンサートというだけあって、弾いている小生の真向かいにお客さんが座っておられ、ちょうどテーブルをはさんだくらいの距離しかない。「白鳥」はまだよかった。もっとも出だしの柔らかい発音ができなかったし最後の長く伸ばす音が伸ばしきれなかったのだが。「愛のあいさつ」は残念ながら失敗。緊張はしないつもりだったのだが、やっぱり体はいうことを聞いてくれず肝心のところで弓使いが逆になってしまい、一番の山場に差し掛かるところでで弾き間違えをやらかしてしまった。やっぱり普段自分で何気なく弾いているときからちゃんと楽譜を見て正しい運弓を頭にたたきこんでおかないt、直前には修正がきかないものだ、と思い知らされた。音楽の流れがストップすることはなかったから、よしとしましょう。ま、それでもよい経験をさせてもらいました。こんな演奏だったけど楽器店から記念品までもらっちゃって却って恐縮。きょう弾かせてもらった2曲は来月の病院デビューでも必ずはいっていくる曲なので、この経験は大きな自信というか、よい準備になった。小生のあとMさんはバッハとシューマン、Kさんはドヴォルザークをそれぞれ立派に弾かれ、われわれの出番は終了。時間はまだ余裕があったので、もっと出しゃばって手持ちのレパートリーからもう何曲か弾いてみたかったけれど、はじめての経験だったのでどの程度やってよいものか見当がつかず断念。それにしても人前でチェロの演奏をまがりなりにもやれるようになるなんて、5年前には全く想像できなかったことだから、素直にうれしく思う。熱中して取り組んできてよかったと思う。さあ次は約1ヶ月後の病院デビューである。ポップスや映画音楽などクラシック以外で一般の人になじみがあるようなナンバーも入れてみたいが、どんなのがよいか、知恵のだしどころだ。どなたかよいアイデアがあれば教えてたもれ。クリスマス直前の時期だがあえてクリスマス関連は避けたい気もする。それとピアノ伴奏者の都合もきかねばならないし。アコウの大木 石垣島にて
2007年11月18日
コメント(4)
発表会も終わって数日後、お師匠さん(ムッシュ)から小生の携帯へ連絡が。今度の日曜日あいてますか? はあ、楽器店の移転オープン記念に合わせて行われる弦楽器フェアで、弦楽器を習っている教室の生徒さんがフレンズコンサートというのをやりますが、出られませんか?え?わたしが?・・・・・ま、弦楽器フェアのBGMみたいなもんですから気楽にぜひどうぞ。私がピアノ伴奏しますから、・・・・んーん、ま、そういうことならせっかくの機会ですから出ます!ということになってしまった。明日のレッスンでそのときの曲目を決めることになったが、ま、発表会でやったBrevalのソナタをも一度やって、もし時間があれば小品でも・・しかし、発表会のような、いってみれば身内の中で弾くのと違って、ちょいとのぞいただけのお客さんとかの前で、まったくの他人がすぐそこで見ている前で弾くなんて、もちろん初めてのこと。中にはチェロを長くやっているベテランとかもひょっとして来てるかもしれないし・・。もっとこわいのは仕事上の知人とかと偶然でっくわすこと。でもまあいいでしょう。別に有名人であるわけでなし、失敗しても失うものはこれといってないわけだし。自分にとって、人前で弾く機会をもつのは今一番いい練習になると思っているし、来月には職場での病院デビューも待っているわけだし、度胸をつけるのにもいいかも・・・思いがけない災難?チャンス?に遭遇して戸惑う私でした。結果報告は後日。(石垣島の石垣、珊瑚石灰岩)
2007年11月16日
コメント(0)
11月11日は小生の所属するチェロ教室の発表会(クラスコンサート)であった。プログラムの曲目数22、出演者総数20名で、指導・伴奏はお師匠さんたるムッシュ、司会進行役兼インタビュアーは毎年努めてくださるVocalのM先生。隣町の小ホールを借りて11時からリハーサル、13時半に本番開始。当日は指慣らしもしないまま、会場へ。到着間もなく独奏のリハーサルに呼ばれ舞台上へ。当日は乾いた晴天だったので、かさかさの指にクリームを塗っていったのだったが、例の熱い照明を浴びて手に汗をかき、弓が滑る滑る。思ったようにゆかないままBrevalのSonataは終わってしまった。昨日のレッスンの時のスピードより若干早めのテンポで弾いてしまったが、それはそれでよかった。ムッシュからのアドバイスとしては、ホールの響きがよいので、スタカートを強めにしっかりかけるように、と。毎年発表会の時は思うのだが、当日は会場についてから思うように音をだして練習することができないので、指慣らしが不十分なまま舞台へあがることになること。ホールのほかにはちいさな準備室しか使えないので、リハーサルの間は音を出せないからだ。小生は時々数名で集まって弾いていた2曲(N隊長ピックアップになる「聖なる乙女」・作曲者不詳、およびドクターCotoのテーマ曲)のアンサンブルに参加したが、前日も午後に県立劇場の練習室で最後の仕上げをしたつもりが、当日は一度も合奏しないままいきなり本番だったので思ったようにはうまくゆかなかった。私は聖なる乙女では繰り返しの場所を間違えるし、Cotoでは音符を読み誤るミスを犯してしまった。ま、それでも全体の流れは何とか保たれていたようだ。Brevalのハ長調のソナタの本番はプログラムナンバー5であった。譜面を持って行きそれを時々見ながら弾く余裕はあったようだ。テンポはリハーサルの時程度の速めで、遅くなりがちなところはさっさと先に進むように気をつけた。東京チェロで1楽章を弾かせてもらい、その動画を繰り返し見なおしたことは大いに参考になった。リハの際よりは手に汗をかかなかったが、それでも最後の重音で弓の押さえが効かなかった。早く走り過ぎるところはやっぱり走ってしまったが、ムッシュがピアノ伴奏を上手に調節してくだったのと着地に失敗しなかったので大過なく先へ進むことができた。夜、家に帰ってから自分の演奏をおそるおそる見直してみたが、思ったよりもよかった。70点の出来。スタカートもわりに効果的に決まっている。もちろんしょっちゅう音は外しているし、強弱のつけかたが足りないし、テンポは乱れているしで減点も多々あるのだが、これまで人前で弾いた何回かの中ではまあ自己ベストといっていいでしょう。(ちと甘いか?)比較的落ち着いて弾けたのは冒頭にピアノ前奏がない点が大きいのかも。去年は長い前奏を聴いている間に緊張が高まってしまった苦い思い出があるから。ただ一番気になったのはA線の響き。何かベチャ、とした音色で好きでない。しっかり音を出そうとしすぎていて音色を犠牲にしているのかも・・・。特にffでもない場所ではそんなにむきになって弦を押さえつけなくてもよいのだ。今後、考えてみるべき課題である。この日のプログラムで特筆すべきはパガニーニの「モーゼ幻想曲」を弾いたKさん。こんな超絶技巧の曲に挑戦する人が出てくるとは思わなかったが、それをなんとかこなしている点が驚き。完全に脱帽。すごい。あとで聞くと2か月少しで練習したということだからこの曲にかけた情熱と強固な意志が感じられる。この曲をやろうという人は今後出てこないだろう。発表会は生徒の演奏レベルが毎年上がるにつれて曲目も長いものが増えてきて、全体のプログラムも伸びがちであり、この日も終わったのは会場を閉める15分前、とぎりぎり。全員でばたばたと椅子や譜面台を元の倉庫に戻しなんとか終了。お師匠さん、今年は特にお疲れ様でした。感謝感激雨あられ。終了後の打ち上げは参加者は少なかったが密度の高い楽しいものでした。石垣島のハイビスカスの植栽
2007年11月12日
コメント(19)
所用で石垣島へ行ってきた。飛行機便の都合で、那覇で前泊し、翌日那覇空港から石垣島へ。那覇はずいぶん久しぶりの訪問で、今回初めて那覇の都市モノレール(ゆいレール)に乗ることができた。空港から230円ほどで市の中心部までゆけるので一人の移動には好都合だ。運行も10分に1本くらい出ているから時刻表を気にすることもない。那覇は晴れたり曇ったりの天気で比較的風が強かったが、宿に荷物をおいてからの外出には半そでで平気だった。沖縄独特のソーキそばを食べた。肉つきの豚のあばら骨が入ったそばであり、そこからおいしいだしも出ている。食べる部分は肋間筋であり、骨膜まできれいに剥いで食べるとうまい。肋軟骨も多少硬いが食べられる。石垣島は初めてであるが、結構観光客は多いと見えて立派なジェット機が就航している。しかし空港ビルはいかにも狭くて古い上にJAL系のJTAとANAが別の建物に入っているという不便さがある。用務先は空港からくるまで5分から10分ということだったので、地図を見ながらぶらぶら歩いてゆくことにした。くもりで思ってより厚くなかったせいもある。空港の周辺からすぐさとうきび畑が広がっている。刈り取ったあとの一見裸地に見える畑には新たにサトウキビの苗が植えてあった。牛や馬が草を食んでいる草地も見られた。宮崎あたりだと山茶花やつつじなどがよく使われている道路沿いの低い植え込みには、ハイビスカスが使われており、結構強い剪定にも耐えて花をたくさんつけている。用務のなかで、もと石垣市の市史編纂に携わった古老の講話を聴く機会があったが、1771年に地震による大津波がこの地を襲った結果多くの子供や女性が死に、人口が回復するまでに150年も要したこと、各種風土病があり、とくに終戦後しばらくマラリアの被害が大きく昭和36年に撲滅されるまで容易ならざる病気だったことなどをうかがった。用務終了後の夜の懇親会は赤瓦の古民家を改修した料亭で行われ、地元の珍しい料理を食べオリオンビールと泡盛を楽しんだ。泡盛の定義は、黒こうじを用いていること、タイ米を原料にしていること、蒸留酒であること、だそうである。30度のものを水割りで飲んだが思ったより飲みやすく、もちろん芋焼酎のような臭味もない。さんしん演奏の出前もあり何曲か弾き唄いで聴かせてくれたが、使っている楽器は弦を2本ずつペアで張ってある6弦のものだった。まるでマンドリンのような感じだが、これによりより強い音を実現しているとのことだった。併設の民芸品店では、気に入った湯呑と飯茶わんを買ってしまった。送迎バスで戻ってきた市の中心部ではちょうど石垣島まつりの最中で、夜9じまでいろいろな出し物があったようだが、私たちが街に戻った時間帯にはすでにお開きになっていた。夜半になり一層風が強まり、翌朝はどんよりした曇り空で雨も降りそうな感じになってきたので、あちこち巡る気も起らず、離島航路の発着する石垣港を散歩してみた。曇り空なのに深い青色の海が印象的だった。隣接する竹富島、西表島などにも行ってみたかったが今回は一人だったし、時間もとれず下調べも何もしてこなかったので、またの機会を待とう。結局観光らしい観光はしなかったが、時折雨がぱらつく中、港から空港までぶらぶらと歩いて移動した。ときおり目にとまったものを写真に撮ったりしながら歩くのは楽しいものだ。真夏なら暑くてそれどころではないだろうが、亜熱帯地方でもさすがに11月ともなれば比較的過ごしやすくなる。沖縄地方で好きなものに、サンゴ石灰岩を積み上げた石垣や擁壁のたたずまいがある。色もあかるくあまり重々しくなくていいものだ。これと石垣島の名前が関係あるのかどうかは知らないが・・・。はじめての土地を歩くのは楽しいが、この時期3日間もチェロを弾けなかったのは、つらかった。石垣港 2007年11月4日
2007年11月04日
コメント(5)
チェロ関係のブログを通じて知り合った赤の他人が18名も実際に集まり、合奏しようという結構リスキーな企画が「東京チェロ」。もとになったのはちょろさんのcello-rinのすくすくチェロ日記というブログで、ここにはいろんな人が出入りし、主の在不在に関係なくしゃべってゆく。いわば出会い系サイトみたいなもので、今回の企画に参加するため家を出るときに家族から「決して自殺なんかしないでね」と言われて送り出された人もいたとか。だが、実際はきわめて上質な出会いをとりもってくれた。私の場合は最も南からの参加であり、それこそ全員と初対面。会場となった川崎駅隣接の川崎ミューザの練習室には9時前に到着し、イス並べなどを手伝う。あらかじめ主催者のちょろさんが参加者リスト兼プロフィールを配布してくれていたので、当日のそれぞれの呼び名と顔写真を公開していた人の雰囲気はわかっていたのだ。それと会場確保や当日の鍵の借り出しにもお手伝いいただいたShinovskyさんも見えていて、ご挨拶することができた。ラッキー。大半のメンバーがそろったところでハイドンの合奏曲からスタート。わたしの当初の不安はただちに払拭された。多くの方がオケの経験者とみえて、もたつく人や音を大きくはずす人はほとんどない。シノさんも聴いていて下さり、なかなか好評。10余名の奏でるチェロの迫力はすごいし、厚みのある音はすばらしい。私のばあいは左となりのたこすけさんと、遅れて参加された右隣のぽちぽちさんにはさまれて、しっかりとリードしてもらい大助かり。ぽちぽちさんには、譜めくりをしていただき、わたしの不適切な弓使いにまでさっと合わせていただき恐縮。圧倒的な力量の差を思い知らされた。ぽちさんありがとう。オケに入ってプルトを組む、というのはこんな感覚なのかな?各曲2、3回あわせただけで「大体よし」となり、次の課題曲へ。すごい・・・今回体験した曲は宮崎でも合奏仲間とやってみようと思う。教わっているムッシュKの教室の仲間全員の合奏は、人数的には互角だが、まだ今回のような厚みのある音は期待できない。各自がしっかり音をだしている結果だろう。昼の休憩のあとなんとなく各自が演奏を披露する形となり、わたしは今度の発表会で弾く予定のBrevalのハ長調のソナタの1楽章を弾かせてもらった。なんとTomoさんが臨時でピアノ伴奏までしてくださり感激。ところがぐるりとみんなが取り囲んだ中で弾くのは思いがけず緊張し、早くなってはいけないところでことごとく走ってしまい自滅。それでも最後の重音だけなんとか決めて、暖かい拍手をいただくことができた。Tomoさんありがとう。同じ曲を練習中のninjaさんからも、あとであたたかいコメントを頂戴した。眠たくなってきたのできょうはこのへんまで。今回はとても貴重な体験をすることができた。お骨折りくださった方々に感謝。それにしてもチェロを始めてよかった。ブログを始めていてよかった。趣味の仲間は楽しくありがたいものである。機会があればまた参加したいものだ。
2007年10月30日
コメント(14)
このところいろいろ忙しくてまとめて練習する時間がとれない。東京チェロも発表会もすぐそこに迫っているのに、どうしましょう。忙しいのにもかかわらず先日教わったミュージックスコアソフトをとうとう購入し、自宅のパソコンで譜面を書く練習などに時間を費やしてしまっている。とくに、最近ほかの方のブログで知ったピアソラのTanti Anni Primaをチョウ・チンと大萩康司がチェロとギターで弾いているのをYouTube上で聴き、すっかり心を奪われてしまった。チョウ・チンのように弾いてみたくて、聴いた音を楽譜に移す作業をやってみている。この曲の雰囲気もよかったのだが、チョウチンの美しい弾き姿にも目を奪われてしまったようだ。女性がチェロを弾く様子はなかなか美しくてよいものだ。ところで東京チェロ、何かを披露せねばと思っているのだが、うーんどうしよう? そうだ運動しよう(寒い)。人前で弾くとついかっこつけたくなって背伸びしてしまうのだが、まあ今回は11月の発表会で弾くBrevalのソナタにしておこう。これはあまりピアノ伴奏がなくても困らない曲であるし。そうそう、昨年は都合がつかなくてキャンセルしてしまった勤め先での年末ミニコンサート。今年は12月22日に決定したのでぜひ出るようにと主催者からきょう言われてしまった。こちらも何とかせねば。心楽しい、しかしちょっと頭の痛い季節がつづく。
2007年10月19日
コメント(12)
9月29日、30日はヤマハのポピュラーミュージックスクールの生徒と先生総がかりの発表会が市内のライブハウスで行われ、私たちもちょっと場違いな感じを抱きながらも毎年参加している。今年は我々はCOTO もうひとグループはFlamenco そして唯一の純クラシックはMさんの幻想小曲集。これら3曲はプログラム上続いて組まれており、舞台裏で待機していたためにほかの人達のを聞くことはできなかったが、それぞれそこそこはうまくいったようだった。COTOのメンバーはドクターCOTOにひっかけてKさんからお借りした白衣をきたり聴診器を首にかけたりして舞台に立ったのだが、あとで聞くとお医者さんのグループだと思われたみたい。うけを狙ったのだったが・・舞台は暗くライブハウスの赤黄青の照明がちらちら。アコースティックチェロの前にマイクロフォンがおかれ、弾き始めたら自分の音が吸い取られていくような感じで思わず止まってしまいそうになった。客席では拡声された音が聞こえているようだがどうも弾きにくくてよろしくない。それでもなんとか終わりました。終わった後の司会者によるインタビュー。Tさんは何と隠し技のフランス語を披露させられ、私は聞きほれてしまったが、avec というのとムッシュ誰それというのだけが聞き取れた。この誰それのところには我々のお師匠さんの名前が入ったわけだが・・、そう!今度からお師匠さんをムッシュと呼ぼうか。ムッシュかまやつみたいに・・・それにしても当日は出番が来るまでの待ち時間が長すぎて待ちくたびれてしまった。この日は午前中は県劇の練習室で練習後、上のレストランで昼食をとってから乗り込んだのだが、出番は午後6時前ころだった。地下で弱音器をはめて結構練習していたが、それも疲れて緊張感も薄れ、おなかまで空いてきてしまった。そういえばアップルパイを差し入れてくださったM先生ありがとうございました。もうひとつ、レストランでのランチでTさんからうれしいお話をうかがいました。よかったねTさん。次はお師匠さん、いや、ムッシュを何とかしないと・・・
2007年10月06日
コメント(4)
第5回クローネ弦楽四重奏団コンサートを聴きに出かけた。この日、ポピュラー音楽関係の発表会前日の特別練習のために午後から県劇地下の練習室に出かけた折、当日夜上記のコンサートが同館のイベントホールであることがロビーにアナウンスしてあったのだ。今年は去年までの4回とは異なり、お師匠さんがご都合で不参加のため情報が伝わっていなかったのだが、毎年この時期聴くのを楽しみにしていたので、急きょゆくことに決めたというわけだ。練習終了後、やぼ用を済ませてから自宅に楽器を置きに帰り、今度は自転車にまたがって再度県劇へ・・。運動のためと開演時刻に間に合わせるために、せっせと汗だくでこいで20分で到着。当日券を購入し、前から2番目のチェロが見やすい席へ。今年はどなたがチェロを担当されるのかな?とプログラムをめくると、何と去年のチェロ教室の発表会でお手伝いをしてくださり、懇親会にも出席してくださったH女史であった。若いのに、お師匠さんの代役を務めるほど上手な人なんだ。とまずは尊敬。今年は「ピアノと弦のfusion」と銘打って、3曲ともピアノの加わった室内楽で、しかも3曲それぞれピアニストが異なるという豪華なものであった。お客さんもこれまでよりかなり多い感じ。メニューは1.モーツァルト ピアノ4重奏曲第1番 ト短調K478、2.グリンカ 大6重奏曲 変ホ長調3.シューベルト ピアノ5重奏曲 イ長調D.667「ます」であり、2,3にはコントラバスが加わった。この日Y氏が弾いていたコントラバスは、なで肩の一風変わった形態で、初めて見たが音は渋くて気に入った。開始にあたり、いつもの通りビオラのA氏から挨拶と、今回の趣向、曲目などの説明が一通りあった。毎回温かみのあるトークですぐにアットホームな雰囲気を会場に醸しだしてくれる、好感のもてるお人だ。この日も「いつも最初のおしゃべりが長すぎると指摘されるので、今日は短くします」、という意味の発言をしながら、しっかり話していた。それでもモーツァルトの数少ない短調の曲、特にト短調の曲には名曲が多く、この日のK478のほかに有名な交響曲40番がある、という解説はすっきりと頭に入ってきた。ついついチェロに注目しながら聴いてしまったのだが、演奏はなかなか達者で楽しかった。H女史のにこにこしながらの堂々たる弾きっぷりに拍手。自分もあのくらい弾けるようになれれば、と思うが・・・演奏者の息もぴったりで、毎回思うのだが曲のスタート時に息を一瞬の間に大量に吸い込む鼻息の音がすごい。われわれの合奏の練習ではまだ鼻息は聞こえない。11月の発表会では鼻息を念頭においてやってみよう。風邪をひいて鼻づまりを起こさないようにせねば。それと、楽しみながら演奏している気持ちが伝わってきて好ましい。こういうのが生演奏の醍醐味だろう。自分もいつかは舞台の上で人を楽しませたり、温かい気持ちにさせたりすることができるようになりたいものだ。
2007年09月30日
コメント(0)
全179件 (179件中 1-50件目)