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KURASUの小針です。何回かに分けてお話している「自然素材」や「環境」の話です。漆喰と珪藻土の違いって皆さん分かります?簡単に分かりやすくいうと漆喰は石灰から出来ていて珪藻土は珪藻が死滅して沈殿した土(岩石)から出来ています最近は珪藻土のほうが若干認知度が高いですかね?どちらも環境にやさしい建材として日本でも認知度が高くなってきましたね。今回私達が実際に見て体験したスイス漆喰は文字通りスイスの石灰岩から出来た漆喰です。漆喰と言うとあの純白の美しさを私はイメージしますがこの漆喰はバリエーションが豊富でびっくりしました。顔料ももちろん天然素材漆喰に顔料を混ぜることでとてもキレイな色が出ます。今日は体験もできるということで現場監督暦が長い私はとっても張り切っていました。今回お手伝いしてくださったのは江戸川区で塗り壁のみの左官仕事をされている八幡さん親子とってもお人柄がよく、笑顔が素敵な親子さんでした。その仕事に対する熱い情熱凄く伝わってきました。私も体験さえてもらいましたが、素人とは思えない?コテ裁きに八幡さんに褒めてもらいました。 塗り壁と言うと私達施工管理側からもとっても神経を使う仕事です。どうしても水などを加えて塗る材料は収縮が出ますしどこの家でもエアコンや暖房を使うため材料が急激に乾かされることによってどうしてもクラックが出たりします。 こういう材料が当然のように使われているヨーロッパ諸国では、自然の素材の良さを理解し、こういったどうしても発生してしまう気候や材料の性質の問題を受け入れ生活を楽しんでいる方が多いのではないでしょうか? それに比べ日本は工業製品が当然のように使われています。ユーザーの建築建材等の知識レベルの低さからメーカサイドもクレームの少ない製品を。と言う傾向になるのです。化学物質のところでも以前話をしましたがカビが出ないように有機リン(農薬)を混入したビニルクロスが普通に使われる普通が変な日本になってしまったのかもしれませんね。 以前私が担当したマンションの点検でお邪魔したお客様に洗面のカウンターの石の柄がトイレの同じ石のカウンターと違うと言われました。私 「えっ?当然じゃないの?」と思うわけです。天然石は原産の山から切り出した大きな石をスライスしているわけですから同じ石は1つもないわけです。 お客様も丁寧に分かりやすく説明すれば納得が出来るのですがどうしても工業製品が当たり前の日本ではまだまだお客様の理解が乏しいのが現実です 環境にやさしい住まいを考えられている方は一番に材料の性質、理解からしっかり学んでください。 KURASUでも家づくり勉強会開催しています。是非ご連絡くださいね。ポチッと応援よろしくお願いします。
2007年06月15日
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KURASUの小針です。6月1日から欧州連合(EU)で化学物質規制が施工されたのをご存知ですか?5月31日の日経新聞にも記事が載っていましたが多くの人は「えっ。何それ?」って感じですよね。「REACH(リーチ)規則」というものリーチ?それってコマーシャルで聞いたことある?なんて思うのは私だけ?リーチ・・・・正式名称 「化学物質の登録評価・認可に関する規制」欧州で一定量製造・輸入する化学物質を扱う化学会社や商社などは、安全性を評価したうえで来年6月までに業務を始める欧州化学物質庁に物質登録をしなければならない。という規制法約三万種の化学物質を対象に安全評価や登録を義務付ける規則で日本のメーカも対応に追われている様子でも日本でもホルムとかいろいろ規制されているじゃない。なんて思う方も多いと思いますが、F☆☆☆☆などの規制が始まったのにもかかわらず、現在4人に1人がアレルギーと言われる時代化学物質が規制されたとはいえ、欧州などはこうった三万種類以上の化学物質が規制されているというのに、たったの4物質だけの規制だったって知ってました?アレルギーの人がこうして増え続けているということは・・・・結局この4物質以外の化学物質にアレルギー反応を示しているってこと?ホルムアルデヒド以外にも原因があるってこと?6月1日から日本でもGHS というシステムが出来ました。環境省のHPでGHSとは・・・・関係省庁の連携事業として、関係法令におけるMSDS交付対象物質等について、危険有害性の分類を行っています。今回は、分類を予定している約1,500物質のうち、労働安全衛生法に関係する98物質についての分類結果を公表します。欧州は3万物質なのに対し日本は1500物質やっぱり環境問題などについて、日本やアメリカは遅れていますね。日本の住宅も、高気密、高断熱が当たり前になり、ローコスト住宅を購入してもそれなりに気密性のよい住宅が手に入ります。こういう住宅で使用されている新建材は、F☆☆☆☆とはいえ4物質の規制しかされていないものになりますから数値上は規制をクリアしていても何らかの化学反応を起こしてしまう可能性が多いと言う事になるのでしょうね。う~~んこの記事を書いている自分もなかなかこの問題については難しい・・・・。あまり過剰になるのはよくないと個人的には思いますが、最近本当に地球が何かおかしい?天候の異常や、昆虫などの異常発生・・・・色々なニュースを聞くたびに私たちも真剣に環境について考えた住宅選びをするべきだと考えます。皆さんはどう思いますか?ポチッと応援よろしくお願いします。
2007年06月14日
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KURASUの小針です最近地球環境のことについて「京都議定書」や「-6%CO2削減!」などなど日常的にエコが叫ばれる世の中になってきましたね。あまり興味のない方でも1度は耳にしていると思います。KURASUの注文住宅でも自然建材を使った住宅に興味のあるお客様が増えてきました。私たちもお客様のニーズにプロとしてきちんとした材料を提供するため色々な建材メーカの方にお会いしたり、実際会社にお邪魔して実物を見ながら吟味したりします。と言う事で今回はイケダコーポレーションさんにお邪魔してきました。実際の左官職人さんの実践も交えてのエコ学習。スイス漆喰の材料の話が聞けたのですが、色々な建築建材の情報は学習している私でも本当に勉強になりましたまたこの話はいろいろと回を分けてお話するとします。とってもキュートでエコな壁紙を今日は紹介します。この写真を見ただけでも、「えっ これ壁紙?」と言いたくなりますよね?日本のビニールクロスとは全然発色も違います。ウッドチップで出来ている壁紙です。日本の環境からしてこの季節など特にですが「カビ」が気になります。日本と言うお国柄?なのでしょうか?どうしても「きっちりしたもの」、「見た目綺麗なもの」を好む性格の方が多いので国産メーカなどもそのニーズにこたえようと、ビニルクロスなどをつくり日本の住宅のほとんどでこのビニルクロスが使われています。一昔前のマンションなどでは換気システムがしっかりしていなかったり、気密性が悪かったりする事から「結露」が発生しあの嫌な「カビ」が発生して困っている方も多いのではないでしょうか?実はこのカビが発生しにくいように日本のビニルクロスの中には「有機リン」という農薬が入っています。えっ農薬?食べ物じゃないでしょ?そう私もはじめはそう思いました。でもこういう建材にもカビなどの発生を防ぐ目的から農薬などが使われているケースもあるという事です。文字通り「ビニール」ですので壁紙自体が呼吸しないわけですがエコ壁紙は、実物を見てもらうと分かりやすいのですがまさしく「呼吸する壁紙」です。難点はまだまだお値段的にビニールクロスには及ばないと言う点と自然建材なので材料の収縮がビニールよりはあると言う事。エコと言うとどうしても田舎っぽい感じ?と思う方もいらっしゃるでしょうけどこの壁紙は本当にカラフル。ヨーロッパ建材らしい女性が大好きな色が沢山です。少しずつでもこうした建材を利用して地球に優しい家づくりのお手伝いが出来たら嬉しいなと思います。応援よろしくお願いします。
2007年06月13日
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