お手玉遊びと私のつれづれ

お手玉遊びと私のつれづれ

絵本勉強会3




芦田先生の講義

  (三種類の本を読み、受講生にその感想を述べさせた後での講義内容)
  ・読んだ絵本の一つに文と絵が一致していないものや、絵がストーリーの進み具合と関係なく描かれているものがある。
  ・原文のあるものは原文を読む。
   原作の文言を省略していないのがいい。原作か否かの確認は図書館でできる。
  ・トムソーヤの冒険も色々と違った本が出ている。
  ・異訳、誤訳、ダイジェスト版は文章のおもしろさがなくなる。
  ・絵本を売るがためにおもしろく、おかしく、話を変えてあるものもある。
  ・子供が喜ぶ、取っつきがよいだけの理由で絵本を選ぶのはどうか。
  ・絵本は心の栄養と考えるならば、本屋で子供に自由に探させるのはよくない。
   栄養価は親が考えるように絵本の善し悪しは親が判断して子供に与える。
  ・勝手に昔話を変えているのは、昔話の大事なところを変えている可能性がある。
  ・残忍なところはさらっと終わるように原作は書かれている。
  ・よくない絵本は個人の動作を描写しすぎている。
  ・会話ばっかりとか形容詞が多いものもよくない。
  ・会話のみの本は物語を伝え切れていない。
  ・絵本に対する好みは色々あるが写実的であればよいとは限らない。
  ・「おおかみしんだ。おおかみしんだ」がいやなフレーズと思うのは子やぎの気持ちになりきれていないから。怖いものは怖くないといけない。昔話は悪いものは死んでしまうもので、仲直りはしない。
  ・子供に絵本を与えて、子供が勝手に読むよりは、親が読み聞かせることのほうがよい。

  ストーリーテリングの注意(幼稚園での実習を考慮して)
  ・小さい本では25人の園児には不向き。
  ・絵本を持つ手の場所に注意。絵柄が見えなくならないように。
  ・子供に絵本がよく見えるよう本の向きに注意する。読み手側に向けると子供達は絵本が見づらくなる。




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