オースな日々in Melbourne

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シラーズ

シラーズ SHIRAZ

オーストラリアの赤ワインと言えばシラーズでしょう。生命力が強くオーストラリアの温暖な気候にも19世紀半ばからうまく適応してきました。樹齢100年を超えるシラーズはもはやオーストラリアにしかありません。当初は安いカスク(テーブルワイン。2Lや4Lの箱入り)用や、赤のスパークリング、ポートワインまたはブレンド用として使われるなど、あまり重要視されていませんでした。ところが1990年代に入ってシラーズを取り巻く環境が一変。WINE SPECTATOR誌が1995年にシラーズを主原料とした”PENFOLDS GRANGE 1990” を'The Best Red Wine in the World'に選んだことでオーストラリアのシラーズの品質の高さは世界中に知れることになりました。そして国内でもその人気は高まる一方で、現在のシラーズの木の60%が過去5年に植えられ、1990年には58000トンだった収穫量が2000年には245000トン、そして2004年には404000トン(目標値)にもなったというデータからもその過熱ぶりがうかがわれる。涼しい地域の産はブラック・チェリー、ペッパー、スパイス系の香が強く、暖かい地域の産はチョコレートや煮込んだプラムの香がします。

お手ごろ価格のシラーズは早飲みタイプである。と、頭ではわかっていてもつい「寝かせれば、柔らかく、そして香が複雑になるのでは?」とよからね考えを起こしてしまうのも人情ですよね。一般的に、”フルボディタイプのシラーズは早飲みタイプであっても2~3年は熟成するし、コンディションが良ければ5年は可能”と言われています。

ロス・エステート・バロッサ・ヴァレー・シラーズ 2002
ロス・エステート・バロッサ・ヴァレー・シラーズ 2002 ¥2480
あの”グランジ”を8年間手がけたチャップマン氏のワイン


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