サイボーグ023

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第3話 ウルムチ


ようやくウルムチに着いた。

やったー、やったー、ウルムチー。
「うん?何か変だぞ?」
だって、今、現地時間で夜の8時だよ。
何でこんなに明るいねん?
フラッシュ無しで写真が撮れるやん。

そうなんです。
ウルムチは西域最大の都市で人口約130万、
北京時間とは2時間くらい時差があるんです。

驚いてるおじさんを迎えてくれたのは、
現地ガイドの王(ワン)さん。
30代のかなり老け顔のおにいさん。
四角い顔にいっぱいの笑顔を見せて
「もう夜も遅いので」。
迎えの専用車ですぐにホテルへ直行。

さすがに、途中から陽も暮れて
ホテルに着いたときはかなり暗くなってた。
ホテルは『銀都大厦』(読めない)でわりといいホテル。
ロビーは豪華なシャンンデリアが独特の陰影を醸し出している。

チェックインが終わると
「部屋に入って荷物置いたら、すぐ1階に」とガイド氏。
「もしや」って思いながら、
部屋に荷物を置いて1階へ行くと、想像通りでした。
そうです、夕食です。

朝から6食目、しかも中華料理は量が多い!
もうビールでも飲みながら、にこにこと眺めるしかない。
なのに、ガイド氏「おかわりはOKよ、おいしいから、沢山食べて、明日は早いから」。
おいおい、何の関係があんねん。
おまけに14皿もあるよ。

もういいから、お・や・す・み。




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