備  忘

2019/06/02
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5月も終わってもう6月だ!

歳をとると月日の過行くのが早く感じる。

28日の朝は川崎市の登戸で小学生と保護者が切りつけられて

2名が死亡し犯人も自殺するという事件が起きた。

人を殺そうと思って襲って来る奴を防ぐ方法なんてまず無いので

襲われた人は運が悪かったとしか言いようがないが

犯人が自殺しているので殺された人の関係者は

怒りの持っていき場所がなくて

どうしようもないのではないかと思う。

なんとも悲しい事件だが

残念ながら日本では時々起きている。

無差別殺人で被害にあった方は本当にきのどくだし

犯人が一番悪いのは当然なのだが

犯人の人生も可哀そうに思う。

子供の頃に両親が離婚し

父親からも母親からも引き取ってもらえず

二人の子供がいる親戚の家に預けられて

その子供たちと差別をされながら育てられてきて

高校にも行かずか行かせてもらえずかはわからないが

それでまともな人間にに育つのだろうか?




盲導犬の子犬は生後1歳になるまで

パピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家庭で

愛情に包まれながら育てられる。

この時期が子犬が社会化を学ぶ重要なポイントとなるらしい。

人間社会で様々な経験をするために色々な場所に一緒にでかけ

子犬は家族と共に様々な経験や出会いをする中で

社会や家庭の中で暮らすためのルールを学んでいって

人間に対する親しみと信頼感が築かれ

将来目の不自由な方との生活がスムーズに送れるようになるらしい。



人間も同じだと思う

愛情を持って育てられた事が無い人間は

僻むことはあっても、優しい人間にはなりにくい。

ワタクシの中学時代の同級生にもよく似た奴がいた。

どんな理由かは知らなかったが両親がいなくて

親戚の家で育てられていた。

住んでいる所が近かったのでワタクシとは遊んだが

ほかに友達はほとんどいなかった。

学校にもほとんど出て来ずに

来ても悪戯ばかりして同級生や教員とよく喧嘩していた。

奴は中学を卒業してすぐに大工の丁稚奉公にでた。

棟梁の家に住み込んでの下働きだが

本人の性格に合っていたのか

帰る所がなかったからなのか

頑張ってやっていたようだ。


中学校の還暦同窓会の時に奴は出て来てなかったけれど

同級生から噂を聞いて尋ねてみた。

従業員が10名程度の小さな工務店だけど

立派な経営者になっていた。

40数年ぶりに会ったけど昔の面影はあまりなかった。

食事をしながらいろんな話をしたけど

棟梁の家に住み込んで働くのは大変だった。

先輩によく怒られて殴られたけど

棟梁や女将さんがかばってくれて優しくしてくれた。

生まれて初めて人から優しくしてもらった。

本当にいろんなことを教わった。

おかげで今の自分があると話していた。


登戸の犯人も51歳になるまでに

誰か分かってくれる人か

いろんな事を話せる人に出会えたら

また違った人生が有ったのではないかと思う。

人生なんて曲道を一つ早く曲がったか

遅く曲がったかで全く違う人生になる事もある。

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Last updated  2019/06/02 12:03:35 PM
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