幸福な日々

女子中学生



今日も男の子とキャッチボール
ゲームのキャラクタ-の話で盛り上がり
女の子達に「制服(スカート)じゃ無くてジャージの方が似合うよ~」と言われてその気になって優美ちゃんは髪を短くきってもっとジャージ姿に似合うようにかっこよさに磨きをかけました。
優美ちゃんは学校に行くのが楽しいです。

文化祭の季節、優美ちゃん達は班ごとに出品制作で一所懸命、辺りは真っ暗!先生に「おまえら気を付けて早く帰れよ~」の声に優美ちゃんの班の4人は帰り支度を始めました。

自転車に乗ってさぁ、帰ろう!
三人は同じ方向、優美ちゃんだけは逆方向です。

辺りは真っ暗、男子たちは「優美なら独りで平気だろ~お前強いもンなぁ」「優美!俺らがちゃんと真希ちゃんを送るから心配すんな!笑」優美ちゃんも「おう!真希ちゃんちゃんと送れよ~~、またなぁ~」
男子二人で女子をまん中にして守るように自転車を走らせて行ってしまいました。

いつもの優美ちゃんならこんな真っ暗な通学路でもへっちゃらです。
だって、いつも通って来てる道だもの・・・。
でも、でも、今日はなんだか悲しくて、寂しくてとっても暗い道が恐くて仕方がありません。もうダッシュして家に帰りました。
その夜、優美ちゃんはなんだかドキドキして涙が一筋流れていったのを感じました。

次の日からの優美ちゃんは変わらず元気です。
ただちょっと、髪を伸ばそうとこっそり決心した事はまだ内緒なんですけどね♪


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