中学1年の1学期、やっと慣れたと思っていた6月頃、いじめが始まった。
A~Eまでの5クラスで私はB組。突然、顔も名前も知らないD組の女子から
「お前B組の○○だろ!転校生のくせに最近なまいきなんだよ!クラスが違うからって
分からないとでも思ってんのか! お前、バックは、いないだろうな!いるなら言えよ」
私はビックリした。 (なまいき?同じ年なのに?転校生のくせに?バックって何!?)
◆ バックとは、不良の先輩の事で、当時1年と3年がつるんで、やりたい放題だった ◆
あまりにも突然で頭の中は真っ白に...その時『友達』だと思っていた子は知らんぷり(涙)
とってもショックだった。誰でもいいから助けて欲しかったけど、み~んな見て見ぬフリ。
その時の孤独感は表現できる言葉が見つからない程つらい、周りが私を認めていない?
友達だと思っていたのは私だけ? (ワタシハココニイルノ! オネガイ ワタシヲミテ!
ダレカタスケテ ドウシテ? ワタシガナニカ シタノ? ナンデ タスケテクレナイノ?)
何度も何度も呼び出された。 「転校生のくせに なまいきなんだよ!なんか言えよお!」
その時は心の中で ( 同じ年なのに なまいき? なぁ~に言ってんだかなぁ、はぁ~・・・
まぁ多分、私の体が小さいからだろうな~ いかにも弱そうだもん私って、友達いないし)
と思ってた。トイレに連れ込まれた時は、始業ベルが鳴っても教室に戻らなかったので
先生が来て「何やってんの!早く教室に戻りなさい」となったが、何も変わらなかった。
私の場合は、殴られたり、お金を取られたりはしなかったが、他の子達にも無視...
無視されて... 1人ぽっちが辛かった(涙) 学校にいる長い時間の1人はとても悲しい。
私の他にも、小学校からイジメにあっていた子もいて、団子虫を服やペンケースの中などに
入れられたりして、他人事とは思えず「やめなよ!」と言ったら 「やめなよ、だってぇ~
イイ子ぶってさぁ~」
と、いじめっ子に言われるのは別にいいけど、いじめられていた子に
「余計な事すんなよ! 転校生のくせに なまいきなんだよ!」
・・・・・ショックだった。
その時に ( あぁ...みんなにいじめられてるんだ。みんなに無視されてるんだ ) そう思った。
話した事も無く、私の事など何も知らないのに? どうして いじめられるんだろう?
体が小さくて何の取り得も無い。うっぷん晴らし? ただの弱い者いじめだと思った。
他の子は「自分がいじめられなければいい」
そう思ってたんだろうな~
この イジメ のストレスが病気になった。朝ご飯が食べられなくなってしまった。
朝起きると『吐き気』が襲ってくる。オェッ!となるが、何も出ない 当たり前だ
何も食べられないのだから。 母が心配したので少し食べたら、学校で吐いてしまった。
もう、辛くて辛くて!泣いて父に「転校したい、小学校の友達のいる学校に行きたい」と
訴えたが聞いてもらえず、学校では静かにしていて、家で泣いている毎日だった。
この『吐き気』は 今も続いている 毎朝...気持ち悪い
大人になってから聞いたのですが、母は私がいじめられるのでは?と心配してたそうです。
予感?していた母は、入学前に‘ガラの悪い中学’だと知っていたので、体が小さく
友達が1人もいない私がいじめられた時「やっぱり!やられた」と思って、何度も何度も
学校へ抗議に行ったのです。でも、イジメ は終わらなかった。今も問いたい事がある
「先生!私を 救おうと思わなかったの?なんで何もしてくれなかったの?先生も怖いの?」と・・・
もう、いつ頃だったか覚えていないが、イジメられなくなっていた。理由を考えると
もしかしたら、同じ町内の違う学校にいるイトコが『泣く子も黙る、鬼番長』だったから?
そう思うにはチョットした ‘ワケ’ がある。廊下で全然 知らない先輩(不良)から
「お前がB組の○○? ××のイトコだって?」と声をかけられたからだ。イトコ(男)が
私の事を聞いて、なにか言ってくれたんではないかと思った。これが‘ワケ’である。
イトコだと分かったので、最近いじめられなくなったのか!それしか考えられないと思った。
今も真相はわからないが、小学生の頃は 『鬼番長』とよく一緒に遊んでいたからね~(笑)
これまた後で聞いた話でビックリしたのは、いじめっ子グループの一番下っ端のような子が
小学校の頃、その子らに“いじめられていた子”だったという事。中学校では‘私’という
新しい的をみつけて、一緒にいじめる事で自分を守ったのか? それを聞いた時に
私をいじめてる時も他の子らに、びびっていたように思えた。 (--)しかし.....
いじめられる辛さを知っていたのに、なぜ いじめっ子になったのだろう? 自己防衛?
自分でやった事は自分に返ってくる。いじめっ子たちは転校していった。転校先で
いじめられた子もいたようだった。転校させられた(追い出された)との噂もある。
自殺も考えた。でも包丁を手首に当てた時、頭に浮かんだのは『お母さんの笑顔』だった。
今 死んだら?お母さんが笑わなくなっちゃう!まだ小さい妹は?お父さんはどうなるの?
そう思って、包丁をしまった。学校よりも長い時間一緒に過ごす家族がいる。楽しい家族♪
学校だけじゃない! 楽しい事が、いっぱいあるじゃん♪ 自殺しようと思った事を母に話した。
思いっきり『お母さん』の前で泣いた。泣きじゃくって落ち着いた。
イジメの後遺症なのか? 友達作りも 付き合いも苦手になってしまった。
友達は いるのかしら? 会っても気を使っている自分が ??? である。
最近は 体調不良もあって 会いたいと思わなくなってから長い時間が過ぎている.....