忠太郎のこと


「血統書付で高い猫らしいの」と、自慢げに言ってたけど、あまり手入れされてなく薄汚れたかんじで、しかもまだ3ヶ月なんだってと、言っていたけどどう見ても半年以上経ってる感じだった。
その人は猫を飼うのが初めてで、どうやって飼ったらいいか質問に来たので、えさのやり方や、長毛の猫だから手入をちゃんとするよう注意してあげた…
ところがそれから1ヶ月もしないうちに、「こんな悪い猫は飼えないから、捨てる」って言って、私のところに連れてきた。
もともとあまり手入れされてなかったその猫は、ますます酷い状態になっていて、毛玉だらけでしかも固まってしまってて櫛すら通らないようになっていた。
事情を聞いてみると、花瓶を倒したり机の上に乗ったり、夜中に走り回ると言う…それぐらいまだ子猫なんだからあたりまえですよ、って言っても、それだけじゃないとても我慢できないって。
こっちもあきれて、「いいです。捨てるって言うんなら私が預かります!」って啖呵きってしまったのだった。
その頃のうちは、家の中にマルチーズ3匹、チンチラ1匹、外にフォックステリア4匹、店にミックス1匹の大所帯。でも、引き取った以上はしょうがないと開き直ったんだなぁ(笑)

置いていかれた忠さん、まずは手入れをしてあげた。櫛も通らないので、バリカンで丸刈りにする。爪も切ってすっきり。この時点で「なんてこの猫おとなしいんだろ、お風呂嫌がらないし」ってのが私の感想。(まあ、毛の具合を見て、お風呂にはおとなしく入るので、ブラシも通さず洗ってたことは明白なんだけどね。)
夜にその頃お店で飼っていた、柴ミックスのチビ子と遊ばせるがとてもおとなしいし、二人でよく遊ぶ。とりあえず慣れるまで、お店で飼うことに…名前も毛の色にちなんで「グレー」ってつけたんだった。

ところがちょうどそこに結婚したばかりの姉が遊びに来て、事情を話すと「私がつれていく」といって、姉の家に行くことに。まあ、姉も動物大好きで、ずっと今まで何かしら飼っていたのに、結婚してからはいないので寂しかったらしい。
まあ、絵に描いたように猫ッかわいがりして、大事にされたんだけど、名前はなぜか「忠太郎」に代わっていた(笑)
姉の家に行ったとは言っても、しょっちゅう連れて来ていたから先住の犬猫とも顔を合わせていたので、姉が子供を産むことになってうちに預かった時もすぐに慣れた。
結局うちの母じゃが預かっているうちに情が移り、「子供の世話と猫世話両方は大変だから」と、理由をつけてそのまま預かることにして今に至る。
今では、母じゃべったりの甘え猫。我が家の最長老として、君臨中だす♪

忠さん

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