仙燐眼

仙燐眼

五行推命との出会い


四柱推命の本を読みながらの勉強で強く感じたのが
いろんな著書にあるのが、
星の具体的な意味は書いてあるが
星同士の絡みについて全く書いていないのだ。

そこだけが抜けていて、
この四柱だとこんな人と見る、とか
こんな職業に向いてるし、
病気はこの傾向が
とか
結果のみなのだ。

なぜ、その結果に至ったのかの中略が全く抜けてる。

これは、まずい。

これでは、基本的な意味が分かっても
全てが理解できるまでに膨大な時間がかかる、

そんな書物を探すだけでも至難の技だ。


ある日、安田先生の著書を本屋で見つけた。

そんなに重厚な著書には見えなかったが、
結構高い。

しかも2冊組みだ。


迷ったが結局その場で2冊とも買ってしまい、
その日のうちに読破した。

これが、五行推命へ入るきっかけとなった。

著者の安田先生の下で勉強することになり、
ここでは、教室での受講というより、
とにかく質問ばかり私はしていた。

気になる有名人の四柱をもって行ってその読み方を習った。

これは、実に50人以上のデータ。

実際の質問については、代表的なものばかりだったが、
知人の四柱も含めて
私には当時で500データくらいあった。

これらを分けて
似たような星を持つ人の人生の違いについて
夜中にまたぶつぶつと勉強・・
(結構、これはパターンかな)


ある日知人の友人を見て欲しいと突然に頼まれた。

独りで他人を占ってみることは常だったが、
他人の目の前で占うことは初めての体験だ。

果たして出来るだろうか?

そんな不安もありながらも引き受けてみた。


大体3時間くらいの接見鑑定だった。

その彼女は子供さんのことが心配でどうしたらいいのか
道しるべが欲しいと。

二人のお子さんを鑑定してみたところ、
とてもよく似ている星の傾向があった。

非常に感受性の強い子供たちである。

上の子は中学生で下の子は小学生。

下の子のが心配な星周りだ。

思い当たることをゆっくりと並べてみた。

「上の子は今は落ち着いてきたが
下の子はとても寂しがってる。

お母さんに助けてもらいたがってる。

本当は全然バカではない、
ただ、人間関係が元々とっても下手でそれがうまく表現できない
やりたい事が見つからないだけ、
やりたい事を見つけて応援してあげることで
この子はとっても安心した気持ちになる。

父親とはどうしても
馴染めない星なので
父親に理解してもらおうとしても無駄。

お母さんと二人で一泊旅行でも行ってあげて欲しい

それにより
結束が生まれ
お母さんの言うことを聞いてくれるようになるはず。」

こんな事を口走ったような気がする。

今思うとなんでそんな事を言ったのか
あまり覚えていない。

その子の星を見ていたら
とても
周りを怯えていながらも孤立してるものが見えた。

独りで学校をさぼって
閉じこもった部屋の中で怒ってる顔が浮かんでいた。


その彼女は涙を浮かべて聞いていた。

「本当にその通りなんです。
私は、父親の言うほうが威厳があって聞いてくれると思って
なるべく大事なことは夫に言ってもらうようにしていたんです
でも、そうではなかったのですのね」

「多分・・
そのこは時々それとなくお母さんに信号を送ってるはずですよ」

「えっ・・」

「お母さんはそれを見落としてませんか?」

「あ、・・・一日に一回くらい、私には話しかけてきます」

「その時に二人で話したいのです、
お姉ちゃんもいないところでお父さんの居ないところで
聞いてあげてください」


・・・・・☆

その後、二人だけで一泊旅行したそうです。

今は少しづつだが学校に行くようになったし、
お母さんには明るく話しかけてくれるようになったとのことです。


この時の経験が私に大きく自信をつけてくれました。

みんな小さな事で沢山悩んでる
自分ばかりが不幸みたいに思うけれど、
そうでもない。

悩みには小ささも大きさも種類もない。

本人にとっては今一番気になって仕方ない課題なのだ。

放っておくといつしか無意識の中に閉じ込めてしまう。
そして無意識の中に
時々爆発する。
ヒステリーとは脳の中で起こるのではなく
心の病気
心の奥底で悲鳴をあげてる状態

大人になるまでに無意識の中に閉じ込めてしまう前に
前意識のうちに対処しておかないと
ずっと傷を負ったまま生きていかなければならない。

占いが全てを見出すとは言えないだろうが、
この四柱推命は占いにおいては帝王と言われるだけあって、
多くの信憑性があると思う。



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