やっぱ、“本物”。安彦氏の絵はいい。
9巻から続いてきた、アニメで描かれなかったガンダム登場前のエピソードも終盤です。
圧倒的兵力を誇る地球連邦軍に対し、ドズル率いるジオン艦隊と配下のモビルスーツ部隊は奇襲作戦を敢行、見事成功を収め、司令官のレビルを捕虜にします。
しかし、この勝利で戦争を終結させたいデギン公王の思惑をよそに戦争の継続を望むギレンとキシリアは裏工作をすすめます。
そして、脱走に成功したレビルが「ジオンに兵なし」の演説を行う・・・
この“ガンダム前史”ともいうべき一連のエピソードの中で印象的なのは、ドズルの善人ぶりでしょう。この巻の冒頭のカラーページでも囮になって撃破される味方の将兵に対して涙を流しています。そして、戦闘終了時には敵を含めた戦死者に対して黙祷を奉げます。なんか、武人の鑑のような人物です。ギレンやキシリアとは対照的です。前の巻でハモンがドズルのことをサビ家の中では異質と評し、ランバ・ラルが途中まで従っていたのもわかります。
今後、ソロモン戦ではどのように描かれるのかも楽しみです。
また、マ・クベも結構印象に残りました。これといった活躍をしたわけではないのですが。
ちなみにアニメでは大佐でしたが、コミックでは中将になっています。
さて、巻の最後でサイド7にWBメンバーが集結し、リュウも登場。(さすがにブライトは出てきませんでしたが)そしてシャアはV作戦の調査を任命され、時間軸は1巻の冒頭へと戻ってゆきます。
続きが楽しみです。
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