kyurasa_kokoroya

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■*薔薇の勉強






***薔薇についてまとめてみました***
~一部工事中~




こんにちは^^ ここでは

薔薇に関することと、私が育てている

薔薇のことを掲載したページの作成等

私なりにいろんなところで調べたものを

アップしていく予定です。



例えば・・バラの香りに関することとか

バラの歴史や分類、用語集、雑学・・・
日当たりの悪いところでも育つであろうと思われる
薔薇のリストとか・・
他、自分が気になること全部!




とにかく歴史のある奥の深い花なので

時間はかかると思いますが

少しづつゆっくりと手を加えながら・・
まるでバラを育てるかのように^^

あなたが薔薇を育てるときにも

ほんの少しでも参考になれば・・

そんな思いで作ってまいります


製作過程もたまには覗いてみてくださいね^^

このデザインは Template Shop で紹介しています。

* バラの分類1 *
* バラの分類1の続き *

Sp (原種)現在つくり出されているバラの元になっているバラ。野生種。


A  (アルバ)分枝の多い枝は半ツル性で大きくなる。一季咲き。


B  (ブルボン)八重咲きで色も様々。株は横張り半つる性・四季咲きが多い。 


C  (ケンティフォリア)とげの多い低木。花弁の数が多く香りが良い。半つる性。


Ch (チャイナ)コンパクトな四季咲きの低木。光沢葉。中国原産。


D  (ダマスク)春に芳香のある花を1枝に数個つける。半つる性。


G  (ガリカ))枝葉が多く、通常3個の花で房咲き。半つる性一季咲き。


M  (モス)こけのように変化した棘がガクの辺りに密集している。


N  (ノアゼット)つる性。やや大きめの花が房咲きになる。光沢葉。


P  (ポーランド)枝葉の多い直立性の低木。四季咲き性が強い。


T  (ティー)コンパクトな四季咲きの低木。つぼみは高芯で紅茶のような香りを持つ。




Spn (スピノシッシマ)野生のスコッチローズから生まれた。棘が多い。


HMsk(ハイブリッドムスク)1~2M程の半つる性の低木。香りの良い四季咲き。


HRg (ハイブリッド・ルゴサ)ハマナスを祖先とする交配種。実の美しいものが多い。


HP  (ハイブリッドパーペチュアル)オールドローズの一種。四季咲き。半つる性。


F   (フロリバンダ)花束のように咲く。中輪房咲き。四季咲きでよく咲く。


HT  (ハイブリッドティ)1867年以降に作られた現代バラ。大輪四季咲き。剣弁高芯。 1本の枝に1輪の花。


Pol  (ポリアンサ)小輪房咲き。強健でコンパクトな四季咲き。


R   (ランブラー)しなやかなつるで支柱が必要。野いばらが祖先。小輪房咲き。

Cl (クライミング)つる性。


S   (シュラブ)和訳すると「低木」。木バラより大きい茂みになる。横張りに茂る。


ER  (イングリッシュローズ)イギリスのデイビッド・オースチンが作ったバラの総称。


FR  (不明種)分類不能。品種が曖昧


* バラの咲き方 *
* 咲き方の表現方法 *

八重咲き :20~25枚以上の花弁を持ちこれらが開ききるまで芯が見えない

半八重咲き:花弁の数が6~25枚までで芯が見えるものが多い

一重平咲き:花弁の数が5枚で平らに開いている

剣弁咲き :花弁が外側に反り、先端が尖っている

高芯咲き :花弁が中心からむけるように開いて中心の芯が高い

丸弁咲き :花弁が丸く、先端が尖らない

カップ咲き:外側の花弁がティーカップ状に全体を包んでいる

クオーター咲き:花の中心が1点にならず4つぐらいに分かれている

抱え咲き  :外側の花弁が下に降りずに中心を抱え込むようにして開いている
ロゼット咲き:花弁が重なり合って平らに並ぶような咲き方

ポンポン咲き:小さな花弁がボール状に並んでいる



左記の「バラの咲き方」を組み合わせたり

他の言葉を併用したりして

「剣弁高芯咲き」、「ディープカップ咲き」

「オープンカップ咲き」「丸弁平咲き」などと

いろいろな表現をします。

バラの花の形は個々の品種によって様々で

しかも、育て方や環境の違いでも

多少の変化があったりしますので

本の表現にもばらつきがあり

必ずしもこの表現枠に

収まるものではないと思っています。


左記以外にも

半剣弁・波状弁・盃状

などなど

表現の方法は様々です。

このデザインは Template Shop で紹介しています。


* 花色 *
* 花色の表現 *


赤、黄色、白を中心に

これらが複雑に交じり合った杏色、桃色、

茶色、紫、緑などなど

バラの花の色は様々です。

咲き方、花の大きさ、香り、花の色形、樹勢等も

育て方や環境によって変化が見られます。


近年、青薔薇と呼ばれる種も

出てきてはいますが

本物の 色には

まだお目にかかることは出来ないようです。

それと同時に、

黒薔薇と呼ばれる種もありますが

青同様、 真っ黒 の薔薇にも

まだ会うことはできません。



:覆輪:

弁端に縁取りが入る。         
ピース、ダブル・デライト等



:絞り:

(ストライプ)縦方向に異なる色が入る。
バリエガタ・デイ・ボローニャ等



:複色:

(バイカラー)花びらの表と裏の色が明確に異なる。
コロラマ、ラブ、ラ・フランス等



:色変わり:

咲き進むにつれ花色が明確に変化する。
グリーン・スリーブス、マスケラード等


* バラの香り *
* 薔薇の系統 *

ここでは香りの名前だけ。。

香りに関しては

別ページを作る予定です。




★ダマスク・クラシック香★


【オールドローズ香】


★ダマスク・モダン香★


★ティー香★


★フルーツ香★


★ブルー香★


★スパイス香★


★ミルラ香★


【ブルガリアンローズ香】


★その他★




さらに複雑なのが

「薔薇の系統と分類」です。

世界基準での分類となるので

日本で育てた場合も含め環境によって

記載された分類には

当てはまらない場合もあります。

育てるうちに枝変わりすることも・・

薔薇の説明に関してはおおらかな気持ちで

受け取っていた方が良さそうです。

ここでは大別のみにとどめ

別ページを作る予定です。


★ワイルドローズ★
原種、または原種に近い
類似性を持つ種類及び雑種


★モダンローズ★
ワイルドローズとオールドローズ以外のもの
最初のハイブリッド ティ
‘ラ フランス’( 1867年)
から50年ほどの間に作出された
木立ち性のバラの総称


★オールドローズ★
原種からモダンローズの誕生までに作られたバラ


★イングリッシュローズ★
デイビッド・オースチン氏によって
作出された一連の品種軍で
S(シュラブ)に属している。

このデザインは Template Shop で紹介しています。






あなたに薔薇を・・




沢山の花の中で、

何故 薔薇 なのか?




もともと私は
薔薇が好きではありませんでした
花のくせに
人間がお世話をしてあげなければならず

お金がかかる御花様だと思っていたからです

そんな私が好きだったのは
春 自らの力で育ち花をつけ
野原を一面薄紫色に染めてくれる すみれ

その名を心にも留め置かれない
小さく目立たない草花達

それが・・いつの間にかロザリアン!?
あの頃の私から見ればありえない現実!?
いったい過去の私に何があったのか・・?
記憶は全くありません。


しかし
お花屋さんに売っている
あの普通の切花の薔薇を見て虜になった
わけではない!
と言うことはきっぱりと言えます。

ガーデニングの本か・・
もしかしたらホームセンターで売っていた
可憐な花を見たのか・・・

とにかく、薔薇の好きではない人も
必ず好きになる薔薇があります!

断言できます!

あなただけを虜にしてしまう
たった1輪の・・
それは花ではなく蕾かもしれないし
実なのかもしれない・・
1輪ではなく 枝垂れ咲く
幾千の小さなバラの花達かもしれません

あなたがこの文章を読んでいると言うことは
きっとあなたも薔薇が好きでたまらない人・・
だからでしょう。


でも、私は薔薇が好きではない人にこそ
バラのことをもっと知ってほしいと思います。
そして、薔薇を好きになって
薔薇に魅了されて欲しいと願います。



薔薇によく似た花は沢山あるし
薔薇よりも美しく
ゴージャスな花も沢山あります

何故?

何故薔薇なのか?


それはきっと
ひと言では語りつくせない歴史と
人々の想いが
薔薇の遺伝子に織り込まれていて
今生きている人がそれを感じ取るから
ではないでしょうか




***** History Of Roses *****

約7000万年前のバラの化石が中国で、約3800年前のバラの化石がアメリカで発見されています。
花の化石ではなく、枝葉なのだそうです。

すでに恐竜時代には、バラは地球上に存在していた・・というわけですね。
ちなみに人類の祖先である猿人の誕生は約500万年前です。

人がバラと関わりあってきた歴史は深く・・・
最古の文学作品といわれるメソポタミアに実在した、
最古の都市ウルクの王「ギルガメッシュ」の神話(ギルガメッシュ叙事詩~紀元前2000年以前に成立~)に
「バラの棘」という言葉がでてきます。
紀元前1800年頃、古代ギリシャの数学者フィロンが選んだ「世界の七不思議」のひとつ、
セミラミスの架空庭園「バビロンの空中庭園」でバラが植えられたとあり

バビロンの空中庭園

このときすでにペルシャ人は広大なバラ園をもっていたといわれています。
紀元前1600年頃のクレタ島クノッソス宮殿の壁画 (参考ブログ) にも、
カーネーションやアイリスとともにバラが描かれています。
紀元前350年頃のテオフラストスの植物誌には、剪定や挿し木等の栽培技術も書かれているそうです。

紀元前9~8世紀の詩人ホメロスやヘシオドスによって伝えられたギリシャ神話にもバラは登場します。
美の女神「ヴィーナス(アフロディテ)」を象徴する花として、キュプロス島近くの海での誕生と、
美少年アドニスとの恋物語がよく知られています。

当時、バラは薔薇水や香料としての利用が主で、鑑賞用としてバラが盛んになったのは
イスラム教が栄えた7世紀頃からだと思われています。

さらに鑑賞用のバラに大きな変化が起きたのは、1800年前後のこと。

ひとつは、中国の四季咲きの栽培バラがもたらされたこと。

もうひとつは、意図的に人工交配が行われるようになったことです。


バラが現在のようなものになるまでに大きな影響を与えた種は7~10種程で、
その大半は日本、中国、小アジアのものです。
バラというと西洋を思い浮かべますが、意外にもそのルーツはアジアにあるのです。

多くのバラが栽培・観賞されてきましたが原種から栽培種までを集めたのが
ナポレオン一世の妻ジョゼフィーヌ。

ジョゼフィーヌ

当時集めたバラを描いたルドゥーテの「バラの図譜」は、1817年に出版されました。

ジョゼフィーヌは、ナポレオンの遠征先や渡航者たちから、バラの原種や栽培種を持ち帰らせました。
その数、300種。
彼女は、既存種の蒐集だけでは飽き足らず、
人工交配によって新しい品種を作り出すことを庭師らに命じました。
マルメゾン宮殿に世界のバラを集め広大なバラ園を作り、専門家を雇い品種改良を進めます。
それがマルメゾン宮殿のバラ園でジョゼフィーヌ没後も新品種の作出が続けられ、
19世紀の半ばには3000種を超えたといわれています。

古代ローマ時代にはバラの花びらを大量に使って宴会をしたといわれ
当時、”バラに伏す"と言うと”贅沢三昧”を意味しました。
19世紀の画家アルマ・タデマが「ヘリオガバルスのバラ」にその光景を描いています。

アルマ・タデマ 「ヘリオガバルスのバラ」

あまりのエスカレートにバラは官能生活を助長し神の教えに背くとして栽培を禁じられ
修道院で栽培されるのみとなりました。
再びバラが日の目を見るのはルネッサンス時代。
「ヴィーナスの誕生」や「春の寓意」に描かれているばらは
現在オールド・ローズとして人気の"ガリカ" "ケンティフォーリア" "アルバ"などです。

ヴィーナスの誕生

18世紀、唯一の「コウシンバラ」が発見され四季咲き性のあるバラが作り出されます。
1789年~1792年頃、イギリス東インド会社のギルバート・スレーダーは
インドのカルカッタで発見されたコウシンバラを入手し「スレーターズ・クリムソン・チャイナ」と命名。
西洋の赤バラにはなかった深紅をもたらし、さらにピンクのコウシンバラも導入され
これは、育種家の名前をとって「パーソンズ・ピンク・チャイナ」と命名。
その後建国まもないアメリカに渡り1802年、ムスク香をもつ「ロサ・モスカータ」と交配されました。
これが、コウシンバラとヨーロッパの園芸ばらとの交配第1号となったそうです。
これは非常に画期的なことで、現在私たちが目にするバラが生まれる基礎が築かれました。

このバラの系統は、このバラの育種家「ノアゼット」によって15年後の
1817年バラ園芸熱の高まるパリに紹介されました。
これが「ノアゼットローズ」です。
つる性で四季咲き性を持つこのバラは、1830年頃までバラ園芸の主流のひとつとなり
後にモダンローズ誕生に貢献することとなるのです。

アフリカ大陸の東に浮かぶフランス領のレユニオン島(ブルボン島)1817年・・・
植物学者ブレオンがパーソンズピンクチャイナとオータムダマスクの自然交雑と見られるバラを発見。
この雑種バラの種をパリの薔薇園で働く庭師アントワーヌ・ジャックにおくる。
この種は芳香が強くローズピンクで半八重咲き・・「ロジェ・ドゥ・リル・ドゥ・ブルボン(ブルボン島のバラ木)」
と名づけられ、ブルボンローズの元祖となったそうです。
このブルボンローズを交配種として「ハイブリッド・パーペチュアル」が生まれるのです。

1837年、コウシンバラの交配種「ハイブリッド・チャイナ」と「ブルボンローズ」をかけあわせ
ハイブリッド・パーペチュアル第1号が生まれたようです。
コウシンバラやダマスクローズ、ケンティフォーリアなどが複雑に掛け合わされ、
半世紀の間に何千というハイブリッド・パーペチュアルが作出されました。

1867年、フランスのギヨーが作出した“ラ・フランス”は
最初の“ハイブリッドティ”としてあまりにも有名です。
「ハイブリッド」とは、「交配種」の意味。
その区別にはさまざまな異論がありますが、
この年以前の古代ギリシャ以前から親しまれてきたバラは“オールドローズ”
それ以後を“モダンローズ(現代バラ)”と区別しています。
1867年以後のものでも、古いスタイルを重んじて作られたイングリッシュローズは、
時にオールドローズとして愛好家によろこばれています。

中国のコウシンバラと近縁のロサ・ギガンティアと
自然交雑種と思われるロサ・オドラータ(芳香月季)に発する系統を
ティーローズといいます。
お茶の若葉に似た香りをもち、19世紀初頭ヨーロッパに伝わり
のちにハイブリッド・ティーローズの交配種に用いられます。

1900年、フランスの育種家ペルネ=デュシェは
西アジア原産の黄バラロサ・フェティダの園芸品種にハイブリッド・パーペチュアルを交配し、
世界初の鮮やかな黄バラ「ソレイユ・ドール」を発表。
モダンローズはこのときから黄花を得たそうです。
ハイブリッド・パーペチュアルは、19世紀後半の約半世紀間、バラ界の女王として君臨することとなりました。

ハイブリットティは明治35年(1902年)日本に導入され、
大正11年(1922年)切花用のバラの温室栽培が始まりました。
もちろん、原種のバラはもともと日本にも自生しています。(野イバラなど)
日本での最古のバラの記述は
「万葉集」(771年)の「うまら(うばら)」です。(もちろんそれより前から日本にはバラは自生していますが)
うまら(うばら)は日本のノイバラとも中国のバラともいわれています。
ちなみに明治時代まではバラは"そうび(しょうび)"と日本では呼ばれていたそうです。






***☆きゅら's コメント***



上記は本やネットで調べたものを私なりに解釈して書いたものです。

ですが、

薔薇の歴史は深く、探れば探るほど

薔薇について全てを知り覚えることは不可能だと感じました。

間違っている部分もあるとは思いますが、

いろいろな解釈があるので

その部分も間違いだと断定することは出来ないのです。

ということですので、『アバウトシンキング~!』

で、宜しくお願いいたします^^






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