下弦の月

約束の日


出逢った頃を思い返した 少し照れていたあなたと私
忘れてないよ 初めて交わしたキス
忘れてないから あの言葉も

強く強く抱きしめられながら 
「大事な話がある。」って言われた
「これから先、一緒に生きていこうよ」
『私でいいの?』 びっくりして聞いたんだ
「俺が、幸せにするから。」

遠くの空の二つの星が 朝日を浴びてまた煌いた
やっとたどり着いたね 約束の日
思い出詰め込み 家を出るよ
白い、白いドレスに包まれながら
この階段をひとつずつ のぼった

今日はみんなが「おめでとう」って言ってくれた
拍手と笑い声が2人を包んでくれた
『私、幸せになるから』

空に響く教会の音 鳥達の声と重なり心にとけた

突然、涙がほら こんなに溢れてきたよ
ありがとう、ありがとうの想い
体中に満ちて行く
銀色 交わした指環 とてもとてもキレイだね
2人で明日への扉を そっとそっと開こうね
『ねぇ、幸せになるんだね』



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