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Selfishly
8月新刊情報~♪
~ 【 8月新刊2冊!! 】 ~
8/19夏新刊! ~『今この瞬間を君と』~
(Sweet Sweet home 読み切りシリーズ最終巻)
ロイエド 青年兄さん未来編 P76 R18 ¥700
tex:Selfishly illu:uchi.coさま
(あらすじ)
幸せな日々ばかりを暮らせるわけじゃない・・・。
それでも偶に重なる二人の時間を大切にしながら暮らしている彼ら。
錬金術を失いながらも後継の育成に力を注ぐエドワードにも、
過去とは全く違う人生を歩み始めている。
そんな中、ロイの元に脅迫状が続いて送りつけられてくる。
大切な部下を狙われた次は、プライベートの関係者をターゲットにすると…。
自分の身よりもエドワードを案じるロイは、彼の身を匿って隠すことに。
失った術を惜しんだことはない・・・。
それでも守られるだけの日々が、エドワードの心を弱くする。
無事に家へと戻ったエドワードを待っていたのは、
『シン国へ渡り、錬丹術を学ぼう』と勧めるアルフォンスだった。
新たな可能性と新しく始めている人生のスタート。
揺れるエドワードの背を押すような『待っている』と告げるロイ。
どちらに踏み出すことが、自分にとって、二人にとって良いのだろうか?
★麗しいロイエドの表紙を描いて下さったひろむさまの世界には、
左の表紙をクリックで飛べますよ♪
ぜひ素晴らしきひろむWorldに飛んで行って下さいね!
―――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*
《本文抜粋》
+++ Be surrounded to a feather
暖かな風を含んだ空気が、眠りの中にしがみ付いている自分にも届いてくる。
きっと目を覚まして起きれば、気持ちの良い朝を感じる事が出来るはずだ・・・・・・、
とは思うものの。
疲労で泥のように重くなった体が、まだまだ休眠を欲している。
大将に昇格してからここ3か月程。以前の勤務など、まだまだ余裕が有ったのだと
実感するくらい、職務公務に忙殺されていた。
早朝から始まる閣議に会議、戻れば付属の机にまで積まれた決裁書類。
直通はさすがに少ないが、取次で掛かって来る電話は頻繁に回されるし、
全力疾走で勤務時間を駆け抜ければ、夜は夜で式典やら祝賀会に会談込みの会食に。
それが終わってさらにプライベートな歓談だ。
精も根も尽き果てて、眠っているエドワードを抱きしめその温もりに癒される眠りだけが、
今のロイの唯一の安らぎだ。時間限定の…。
出来るだけ寝かしてやろうと思うエドワードの思いやりは嬉しいし有難いが、
叩き起こされるのが部下の迎えの呼び鈴と濁声の叫びと来ては、昨夜までの疲れが
ぶり返しそうだ。
―――・・・でも今日は……。
ウトウトとしながらの穏やかな時間。
寝心地の良いシーツに意識の半分が、どんどんと吸い込まれて行く。
(カチャリ)
そっと気をつかいながら静かに扉を開いて、まずは中を窺って見る。
盛り上がったシーツからは、規則正しい微小の動きだけだ。
――― もう少し寝かしてやった方が良いのか・・・。
が、既に昼の時刻に近づいている。
(腹空かないのかな・・・)
昨夜も随分、遅くに戻って来てた。今日が休みだと寝言のようにエドワードに囁いて、
そのまま気を失う様に眠りに落ちたのを、おぼろげに覚えている。
音を立てないように近づいて行く。気配には敏感なロイだが、ここ最近になって
眠っている時にエドワードが動き出しても、余り目覚めることもなくなった。
疲れも関係しているのだろうが、何と言うか・・・・・気を許されていると思うと胸が
くすぐったい気持になる。
ベッドの端にそっと座って寝顔を覗き込んでみる。
前髪が降りてる状態だと、本当に若く見える。思わず笑みが誘われ、その寝顔を
じっと見つめてしまう。
ロイが忙しさを極めていたと云う事は、エドワードともゆっくりと時間が
取れなかったということだ。
少ない時間をお互いの補給にと、肌を重ねるのに使うのが精一杯で、近況を伝えることも
他愛無い話に興じる時間も無し。
こうして寝顔を見ることくらいしか出来なかった近頃だった。
休ませてやりたい・・・・・。
でも少しだけ・・―――。
腕を伸ばして顔にかかる前髪をそっとそぉっと梳いてやる。
―――・・・気持ちが好い・・・。
柔らかな羽のような感触が自分に触れている。
心地良すぎて、眠りの淵にしがみ付いていた意識が、逆に浮上し始める。
―――・・・・・・。
薄く開いた瞼からは、天使の笑顔が見えた。
「・・・はよ。まだもう少し寝てるか?」
気遣う様に控えめに囁かれた言葉に、ロイは前髪を撫でているエドワードの指を掴む。
「ロイ?」
煩わしかったのだろうかと気に掛けていると、ロイは掴んだ指を口元まで引き寄せキスを
落とすと。
「・・・おはよう、エドワード」
未だ寝起きの掠れ声で挨拶を言うと、何故だか頬を染めながら瞬きしてロイを
見ているエドワードを引き寄せ、今度はその温かい唇を味わう様に深く重ねた。
乗り上げる形になったエドワードを抱き留め、彼の重みを感じる。
それだけで体の芯が熱くなってくる。
「―― ン・・・んっ・・・」
肩頬を手の平で触れて互いの顔の角度を変え、重ねている部分を広く深くする。
空いた手でシャツ越しに背を撫でれば、敏感なエドワードはふるりと小さく肩を震わせる。
そんな反応が益々、ロイの熱を煽るのだ。
気づけば互いの位置が変わり、夢中になってエドワードに口付ている。
「・・・っ、ハ・・・ァ――、ま・・・、っ、ンン・・・――」
口付に酔っていたエドワードも、そろそろ止めないとやばいことになると思っているのだろう、
力の抜けた手でロイのパジャマを掻いている。
少しだけ顔を上げて、息を荒くしているエドワードを目を細めて見つめ微笑む。
「エドワード、今日は久しぶりのオフだから・・・―――、まずは君を体一杯感じさせてくれ」
そう言って額を摺り寄せれば、目尻に滲む雫を払う様に瞬きしてロイを見上げてくる。
――― こんな表情を見せられたら・・・・・堪らないな。
エドワードは当然、無意識だ。
あどけない無垢な表情に、情欲を焚き付けるような艶を滴らせた目。
こんな目で、表情で・・・、これを目にして、欲を掻き立てられない者は、男でも女でもいないだろう。
「い、いいけど・・・、――腹空いてるんじゃないか?」
この状況でそんな点を気にするのが、如何にも彼らしい。
「空いてる。ただし腹じゃなくて、心が餓えてるんだ、君に。
満腹になるまで食べさせてくれ」
そう言って首筋に軽く歯を立てて見せると、「ヒャッ…!」と驚きを口にして反応し、
その後、ロイの首に腕を回してくれる。
「―――――・・・ん、俺にも食べさせて?」
はにかむように笑うエドワードに、ロイも大きく頷きながら笑い返す。
今日は最高の休みの始まり方だ。
―――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*
(コメント)
いよいよ青年兄さん第2弾のこのお話も最終に。(ToT)
大好きなひろむさまに表紙を付けて頂けて、このシリーズは忘れられないお話になりました。
読み切りでも楽しめるお話をそれぞれ目指して書いてみました。
手にしたお話で興味をお持ち頂けたら、ぜひ他のこの二人のお話も
読んでみてやって下さいね♪
そして絶対にお勧め!! 表紙からひろむさまのサイト[uchi.co]に飛んで
ロイエドLOVEワールドを堪能されてみて下さいね♥
>
8/19エド子夏新刊! ~『乞いの華』~
ロイエド子 軍属~未来編 P92 R18 ¥800
tex:Selfishly illu:黒糖ロジックさま
(あらすじ)
軍に入った頃、エドワードは自分に生まれた感情に名前を付けられないほど幼かった。
軍属として過ごしていく内に、ロイの華々しい艶聞を目の当たりにして行く。
知識も教養も備え容姿も際立つ女性たちをスマートにエスコートするロイに、
自分の淡い恋は儚く萎んでいく。
時を経て悲願を叶え旅から戻った二人の途切れていた時間は
エドワードがロイを頼って来たことによって共に流れ出す。
が、概に彼女は『乞いの世界』の住人で、彼女に焦がれる青年からの愛も
ロイからの求愛も彼女に届くことはなかったのだ。
~~ この恋は最初から見ているだけの乞い ~~
それがエドワードの乞いの全て・・・。
―――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*
(抜粋)
入って来る時は腕を差し出して来たのに、帰りは手を差し出す代わりにエドワードの腰に腕を回し、
店を出る足も速く歩き出す。
「ちょ、ちょっと…」
慣れないヒールでもたつくエドワードを、ロイは半場抱えるようにして歩いて行くのだ。
硬く結ばれた口元から、どうやらロイが腹を立てているのだと知る。
――― 言い過ぎたかな……。
フライアー財団は軍との付き合いも長い。現当主の心証を悪くするようなことは、
拙かったのだろうか。
ロイの不機嫌の理由は、待たして有った車に乗り込んでから判る。
「君は馬鹿か! どうしてあそこで君がその足を見せる必要が有ったんだ!!」
凄い剣幕で怒鳴られ、エドワードどころか運転手まで振り返ってみてくる。
「え…っと、ご免。やっぱ行儀悪すぎたか?」
「そう云う問題じゃない!」
即答で否定され、違うのか?と驚く。
「―― じゃあ、財団の当主に言い過ぎたかな?」
「そんな事はどうでもいい! 君が話したことに間違いはない。あの当主は頭は切れるが、
失敗を経験することも無かった2代目だ。あれくらいはっきりと言わないと、
引き下がらないのは承知の上だ」
これも違うと言われ、さらにエドワードは混乱する。
「じゃあ、何を一体、あんたはそんなに怒ってるんだよ!」
理由も判らないまま怒鳴りつけられれば、誰だって気分は良くない。
「私が言いたいのは、あんな頭でっかちの男の為に、君が親身に尽くす必要は無いと言ってるんだ!」
「俺が? 親身に?」
別に親身になったつもりはないが、ロイは何を指してそう言うのだろう。
エドワードの不思議そうな表情から、ロイの言いたいことを理解してないと思ったのだろう。
彼は嘆かわしそうに大きな溜息を吐き出した。
「………エドワード、君はもう子供の歳ではないんだ。
あんな見ず知らずの他人の為に、君が足を曝してやる必要は無い。
君はもう少し、今の自分を自覚しなさい!」
「今の自分を? 自覚しろって言われても…――」
自分のことくらいは、判っているつもりだが…。
「君は自分を蔑にし過ぎる。今の君がどれだけ人の目を惹く存在なのか…。
そう易々と体の1部を曝すようなことは、君の存在にケチが付く」
目を惹く? 誰が? 自分がか?
真剣にそう言い募ってくれるロイには申し訳ないが、そこまでの価値が自分に在るとは
到底信じられない。彼は何を勘違いしているのかと思うと、可笑しくて噴出してしまいそうだ。
「大袈裟だな…。生憎、そんだけの価値は俺には無いよ。それに身体っても、
機械鎧の足だぜ? 見ても面白くも何とも…っ!」
笑ながら話していた言葉は、途中で遮られる。
頬に感じる熱は叩かれた痛みからだ。
勿論、本気等では無い。軽く撫でられた程度と変わらない。
それでもエドワードの言葉を止めるには十分な威力を発揮した。
叩かれたエドワードが驚くのは当然だが、叩いたロイはその数倍辛そうな顔をしている。
「頼むから………、そんな風に自分の体を言うな」
驚いているエドワードをさらに驚かせたのは、エドワードを抱きしめるロイの行動だった。
「君の機械鎧は見世物じゃない。面白いか面白くないかなどと言う事さえ愚かなことだろ? それは君の大切な体の一部だ。
君が成した偉業に驕る事ないよう、戒めとして残した尊い意思だ。
それを哂うのは、君自身で有っても私は許さない。
―――――― 大切にしてくれ。君の存在と身体自身を……」
「あ……――――――」
ツッ――と頬に涙が伝う。
でもそれは哀しみのものではない。ロイの優しさを痛いほど感じたからだ。
自分は咎人だ。
ヒトとして踏み越えてはいけない領域を、己の我心で手を出した。
愚かな自分を何度、何十度と呪ったことだろう…。
それで堕ちなかったのは、弟がいたからだ。
自分の穢れた存在と引き換えにでも、元に戻してやりたかった。
そして、身を引き換えにせずに戻って来れたのは、1度は堕ちた自分を
引き上げ出してくれたロイがいたからこそ。
2度も愚かな禁忌を冒した自分を、心の何処かで忌避していたのは他ならぬ自分。
そんな存在なのに、彼は大切にしろと言ってくれる。
そして、大切に尊厳を守ろうとしてくれる。
それがどれだけ有難いことか…。
幸せなことか…。
2度も堕ちた愚かな者には、重すぎる優しさだ…――。
軍の寮まで車で送ってくれた。
「え…っと…、―――――― ありがとう」
色々な意味での感謝だったが、きっと彼なら気づいてくれただろう。
そそくさと車から降りて立ち去ろうとしたエドワードに、ロイはお休みの言葉と共に
驚かされる言葉をくれた。
「こちらこそ、嫌な思いをさせて済まなかった。
それと遅くなってしまったが…、そのドレスが良く似合っている。
――――――――― お休み」
言った本人も照れたのか、告げるだけ告げるとさっさとウィンドーガラスを上げて去って行く。
闇夜に照らし出された美しい装いに負けない顔は、
淡い月光など霞むほど鮮やかな朱を刷いていたのだった。
―――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*
(コメント)
またもや突如として書きたくなったエド子話~~~!
エド子はいつも突然降ってきます。(笑)
切ないお話を書きたいと思っていたんですが、切ない話は難しいと気づく羽目に…。(ToT)
(両想いなのに永遠に片恋し続けるって素敵かも…)、と思ったのが始まり。
愛ではなく永遠の恋がテーマのお話です♪
表紙はまたもや素晴らしいエド子を描いて下さいました南さま~!!
南さまのエド子、大大大好きです♥
はらはらドキドキの恋話が読める南さまの[黒糖ロジック]に
表紙から飛んで悶えましょう!
―――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*―――――――――*
【 恒例 チビ企画~♪♪♪ ]
この夏のチビ企画は
『Summer project!! 夏休みを過ごそう』
大会です。
以下何となく紹介~vv
「・・・は? なつやすみ・・・???」
エドワードは思わず自分の居る周囲に視線が泳ぐ。
別にうだる暑さに脳までやられてはいないから、自分が訪ねて来た場所くらい把握している。
ただ余りに・・・聞いた言葉とその場所との違和感と云うか相容れなさと云うか
摩訶不思議と言い切っても良いと思う。
エドワードの驚きの大きさには同感する処が多いのか、目の前の男は苦りきった表情で
重々しく頷いている。
「―――――― なんでそんなことになってるわけ?」
軍だから上からの命令には絶対服従だ。ロイほどの者が不承不承、超嫌々、
やむえず心ならずも従おうとしてるわけだから、それなりの理由が有るのだろう。
そんなことが判る程度には、エドワードも軍を理解できてきた。
ロイは話すのも嫌なのか、なかなか口を開かずぐずっている。
そこでこの遅滞を解消してくれたのは、
(多分、上司より管理能力の有ると思われている)ホークアイ中尉だった。
「エドワード君、こんにちは」
いつもと変わらず颯爽と入ってきた彼女に、エドワードはほんのりと目元を染める。
恋や愛にうつつを抜かす時間は無いが、エドワードだってお年頃。
綺麗なお姉さんにドキドキしても全然おかしくない。いや普通だし当然の反応だ。
「あ、中尉久しぶり」
が、エドワードのそんな微かな憧れ心は、彼女にとっては空中の落下細菌程度も感じられないようだったが。
「大佐、まだごねておられるのですか?
大総統からの命令を回避できる方法は無いのですから、良い加減、お気持ちを固めて下さい」
その彼女の話に出てくる単語の1つに盛大に驚かされる。
「大総統!? なんだよ、ど~なってんだ軍は・・・・・」
疑問などの可愛い段階をぶっ飛ばして、もう不信の域だ。
そこには何か裏の工作が有るのではないかとさえ疑ってしまう。
「ど~もこ~も無いの。軍では恒常的に公休・有給の末梢が行われてるでしょ?
で、これからの軍の未来を考えて市民へのアピールの一貫として
宙ぶらりんの休みを取るようにと」
「・・・? 大佐とか皆が休み取るのと、軍の未来とどう繋がるんだ?」
「――― 人材確保だよ」
それまで口をきかなかったロイのため息混じりの返事を聞いて
エドワードは眉を寄せて頷く。
「・・・何となく分かってきた」
アメストリスは軍事国家だか、別に徴兵制度があるわけではない。
一般より多少給料が高かろうが、それで命を賭けるのは…と思う
昨今の若者の風習に苦慮してのことのようだ。
事実、毎年新兵の数は右下がりが止まらないらしい。
エドワードは大まかな説明に「へ~」「ほぉ~」と気の無さ丸判りの相槌を打ちながら
話の大半を聞き流している。
ロイからの説明が終わった頃を見計らって、胸元で組んだ片腕の指を顎に当てながら
エドワードは首を捻る。
「まぁ、それは判ったとして・・・――。
俺が腑に落ちないのは、そんな任務なら適当にこなせば良いわけだろ?
さぼり魔のあんたなら、諸手を上げて喜びそうな任務じゃないか?」
エドワードの素朴な疑問にロイは盛大に顔を歪める。
「・・・君ね、一体どんなイメージを私に抱いてるんだ」
「へ? さぼり魔雨の日無能気障野郎女好きの男の敵胡散臭さ満々の…」
つらつらと止まり知らずに吐き出される悪態単語にロイは口許をへの字に下げてSTOPを掛けてくる。
「もういい! よぉ~~~く分かった!!」
頭が痛いと米神を抑えるロイと違って、エドワードの横に立つリザは同意当然と
エドワードの話に頷いて聞いていた。
「んで、なんか有るわけ?」
再度、追及してくるエドワードにロイは嫌そうに愚痴をこぼす。
「・・・ったく勘だけは嫌に働く奴だな」
ふぅーと息を吐き出すと、渋々、打ち明けてくれる。
「―――――― 支部の予算がかかってるんだよ・・・」
「予算?」
一体何の予算がかかると云うのか。それとも予算内でその夏休み計画をクリアーしなくてはならないとかの、ゲーム要素が入っているということか?
エドワードの疑問の渦はリザが解消してくれる。
「今回の任務にはクリアーすべきミッションが幾つか有るの。
それぞれチームの完遂のクオリティーを審査して、来年度の予算の増減を決める、との
お達しが大総統から有ったのよ」
聞いて思わず目と口が開きっぱなしになること暫し、そして気にかかったことを思い出して尋ねる。
「・・・・・今、チームって言わなかった?」
「そうよ、各支部対抗ですもの」
ロイは大きな嘆息を吐き、エドワードは呆れすぎてため息を吐く。
が、それは軍部内のことでエドワードには何ら関係ない。そう気を取り直すと、
くるりと体の向きを変えて歩き出す。
「ま精々、頑張れよな。一応、健闘は祈っておいてやるぜ」
背中越しにひらひらと手の平を振って歩き去るエドワードの目の前に、
司令部馴染みのメンバーがずらりと並んで入口を閉鎖する。
「? 何だよ? もうここには用が無いぜ?」
通り抜ける隙間も無いほどびっちり並んでいるメンバーに、
エドワードは首を傾げた。
「鋼の、この任務には君も参加してもらうことが決まっている」
背後からのロイの声にエドワードは思わず歩き去った場所を
凄い勢いで振り返る。
「なんで!?」
「「大総統からのお言葉だ」です」
ロイとリザの見事なハーモナイズだ。
こうしてこの夏 最大のミッションが繰り広げられる。
8/19 SCC インテックスでその全貌が明らかに!!
号外配布「Summer project!! 夏休みを過ごそう」はフリーペーパーです。
各種ミッションごとにご用意しております。
お気軽にお持ち帰りくださいねvv 全種お持ち帰りOK~!
(現在、企画途中のミッション内容)
・夏はやっぱり『海でしょう!』
・サバイバル訓練? 『山の中のバーベキュウ』
・夏祭りは外せない 『色々な出店・露店を制覇しろ!』
・ちょびっとくらいはロマンチック『花火大会』
などなどを計画中♪ 「こんなのも経験させて下さい」の提案も大歓迎!
メッセでお知らせくださいねvv
さぁ~、8/19 インテで萌えるぞ!!
楽しい夏にしますんで、ぜひお立ち寄りくださいね♪ ラジ
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