c - Rakuten Inc
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
1019890
HOME
|
DIARY
|
PROFILE
【フォローする】
【ログイン】
Selfishly
12月
12月 空から色々降ってきた
ここイーストシティーでは、冬でも余り雪は降らない。
温暖な気候に恵まれているせいか、
降っても積もる程ではない。
雪景色は見れないが、変わりにこのシーズンは
街中が、色彩り彩りの飾りや電飾に飾られ
街にいる人々を楽しませてくれる。
「兄さん、街が すごく綺麗だね~。」
楽しそうに街を眺めて歩くアルフォンスの横には
余り興味なさそうに返事をする兄がいる。
「そっかー?
そう言やー、なんか派手かも。」
言われて気づいたように、周辺を見回してみる。
「・・・兄さん、
これは派手って言うんじゃなくて、
『華やか』って言うんだよ。」
「どっちも、似たような意味だろ~。」
(全然違うよ・・・。)
兄の芸術センスの無さは知っているアルフォンスは
無駄に話を続けない事にした。
彼らが向かっているのは、大佐の家だ。
途中に色々と買出しをしてながら向かっている。
先月は、戻るつもりが情報が舞い込み、
それを調べていると、ついつい帰りそびれていたが、
つい最近、しびれを切らした大佐から、
『帰還命令』が追いかけてきた。
本当は、もう少し先まで足を延ばすつもりだったエドワードに
とっては、不満たらたらだったが、
アルフォンスからも、「大佐との約束を果たさないと」と
強く言い切られ、仕方ないかと戻ってくる事にした。
まぁ、特に急ぎの情報もなくなったのもある。
戻る前に電話で連絡した時の事を思い浮かべる。
「もしもし・・・。」
『鋼のか!?』
まだ、名前も言ってないのに相手に言い切られ
やや尻込みしながら、返事を返した。
「う、うん。
何か、帰還命令が届いたから」
『で、戻ってくるんだろうな!?』
語気も強く言い切られると、もう少し・・・と言えなくなり、
不承不承、戻ることを告げた。
『そうか~、で いつ着くのかね?』
とたんに、優しい口調になり いきなり期限を聞かれると、
実は、戻るつもりじゃーなかったから
まだ、切符を用意してないとも言いにくい。
「えっ~と、切符が取れ次第?」
『解った、今 どこに居るのかね?』
エドワードは、今居る地名を上げた。
すると、向こうでは 大佐が誰かに話しかけている声が
聞こえてきた。
しばらくすると、
『鋼の。
後、1時間後に軍の特急列車が そこを通過する。
一旦、その駅で止めさせるんで
それに乗りたまえ。』
「ちょ、ちょっと大佐。
軍の特急列車なんか、こんな辺鄙な駅に来るわけないじゃないか!」
『大丈夫だ。
多少、路線は変更させたが 問題は無い。』
そう言い切る大佐に、唖然として
「いや・・・、そこまでしてもらうのは・・・。」
『鋼の、上官命令だ!
必ずや、その特急列車に乗るように!
乗らない場合は・・・。』と黙り込む大佐に
恐る恐る続きを聞いてみる。
「乗らない場合は・・・?」
『列車を その駅で停めておくままにする!』
そう断言する大佐に、抵抗は無駄とあきらめ
肩をがっくりと落とした。
そんなこんなで、さすが軍の特急列車 数時間後には
イーストシティーに着いた・・・。
普通の列車を乗り継げば、軽く1日以上はかかるとこ。
列車は佐官待遇の上等な個室に連れて来られ、
至れり尽くせりの高待遇で、逆に居心地が悪かった・・・。
挨拶に来た軍の責任者は、
「密命を帯びた鋼の錬金術師殿のために、
全力、最短でイーストシティーに向かいます!」と敬礼までされ、
その密命とやらが、「大佐の食事を作りに行く事」とは
口が裂けても言えなかった。
最初は、腹を立てていたエドワードも
ここまでくると、何に腹をたてれば良いのかがわからなくなり、
達観の境地になっていた。
「でも、兄さんも悪いんだから しょうがないね。
約束果たそうとしなかったんだから。」
横を歩きながら、エドワードが 今までの経緯を
文句いいながら話すのを聞いていたアルフォンスに
そう言われると、それ以上は文句も続けられなくなった。
(でも、俺は約束の期限まで言った覚えは無いぞ)と
心の中では、誰にとも言えずつぶやいていた。
駅で、ロイが待ち受けているかと思っていたが、
司令部から出れないとの事で、
替りの軍の人間が、車での送迎をする為に待っていた。
そして、大佐からの言付けです。
とエドワードに封筒を渡す。
中を確認してみると、お金とカギが入っており
メモを読むと、
『これで、必要な食材を買うように。
家の鍵を渡しておくので、先に入っていてくれ。
では、楽しみにしている。』と
急いで書いた事がわかる筆跡でメッセージがあった。
来ていた軍の者に大佐が忙しいのかと訊ねると、
「大佐殿は、朝から重要会議でお取り込み中です。」との
答えだった。
・・・重要会議の最中に電話してきて、メッセージ書いたのか?
一体、どんな会議なんだろう??と思わず首をひねる。
しかも、この金・・・。
一体、どんだけ食べるつもりなんだ?
ロイが封筒に入れていた金額は、1食の材料費と言うよりは
1か月分の食費と言った方が良いような金額だった。
その中から、1枚だけ使わしてもらい
さらに、沢山残ったおつりを中にしまった。
ロイは 長引く会議に、抜け出したくなるのを我慢して
とにかく、早く終われ!と念じていた。
セントラルから来たお偉方との会議も、蓋を開ければ
ただの物見遊山の話ばかり、
出世の為の付き合いと思えば、仕方が無いが
こうもだらだらと進行を引き延ばされると、
いっそうのこと、部屋ごと燃やしてやろうかと思わずにいられない。
何度も、指を擦り合わしそうになるが、
ここは忍耐、忍耐だ!
後には、天国が待っている~!
先の楽しみを希望に、延々と続く無益な時間をやり過ごしていく。
ロイの苦難の時間を同じ頃、
家ではエドワードが せっせと料理に精を出していた。
約束を引き伸ばした罪滅ぼしもあって、
少々、手の込んだ料理を作り上げていく。
その間に、アルフォンスが家の掃除を担当している。
「アル~、風呂も入れといてやれよー。」
「わかったー、洗濯もしといた方がいいよね。」
「まぁ、しゃーない。
留守の間に、かなり散らかしているからなー。
全く、男の一人暮らしはずさんだな。」
エドワードが、療養中に1週間いた時には、
彼らが きちんと家を綺麗にしていたのに、
戻ってくると、悲惨な有様になっていた。
以前、来たときの最初はこんなに散らかってなかったのを
考えると、あの時は 片付けてからエドワードを
迎えにきたのに違いない。
そうこうすると、玄関に車が着いた音がした。
「戻ってきたかな?」
とエプロン姿のまま、玄関に向かうと
ちょうど、大佐が入ってくるところだった。
「よう、お帰り」
そう声をかけると、
大佐は ひどく嬉しそうな顔をしてエドワードに
返事を返す。
「お帰り、鋼の」
抱きしめようと腕を広げた大佐の思惑に全く気がつかないまま、
後ろにいるハボックに挨拶しようと、ひょいっと大佐を避けると
「久しぶり~、ハボック少尉。」と笑顔を振りまき挨拶をする。
大佐の行動が読めていたハボックは、
『げっ、大将。 今は俺に構うな!』と思ったが、
エドワードは気にせず 傍に寄ってくる。
広げた腕の先にエドワードがいなくなり、
肩透かしを食らわされたロイの怒りの矛先は
当然、ハボックに向かう。
「ハ~ボ~ック~・・・。」
察しの良い部下は、上官にみなまで言わせず、
「では!失礼しますー。」と脱兎のごとく去っていく。
「えっ、少尉?
せっかくだから、食事していけよー!
一杯あるんだから~。」とエドワードが声をかけるが、
「また、今度なー。」と車の窓から手を振り去っていく。
さて、邪魔者は居なくなったと、ロイが先ほど叶わなかった
続きをしようと気を取り直して、
「鋼の」と声をかけると
「ヘークション!」と大きなくしゃみをしながら、
「寒みー、中に戻ろう。」とロイを置いてさっさかと
キッチンに戻ってしまった。
エドワードが消えた方向を、いじましくみている大佐一人が
玄関に立ち尽くしていた。
「大佐、お帰りなさい。
あの~、そんな所に立ってると風邪ひきますよ、」と
アルフォンスに声をかけられるまで、
大佐は 玄関に忘れ去られていた。
キッチンでは、
「え! 大佐まだ玄関にいるのか?
とろいな~、料理が冷めちまうよー。」と
不満声のエドワードの声が聞こえてくる。
それを聞きながら、はぁ~とため息をつき、
着替えるべく自分の部屋に歩き出す。
食卓に着くと、先ほどまでの落ち込みは嘘のように
上機嫌になった。
エドワードが作ってくれた料理は、一目で手が込んでいる事が
解る数々の品で、それだけでもロイには嬉しくて仕方が無かった。
「鋼のは本当に料理上手だな。
このポトフも絶品だよ。」
「そっかー?
普通だよ。」
褒められて悪い気がする人間はいない、
エドワードも機嫌よく食事をしながら、
話に乗る。
「で、今度はいつまでこちらに居られるんだね?」
「そうだな~、
特に今急ぎがないんで、しばらくはこちで
情報を集めるつもりにしてるんだ。」
「そうか!」
心で、ガッツポーズをしてロイは嬉々として話し出す。
「鋼の明後日が何の日か知っているだろ?」
「明後日・・・?」
アルと顔を合わせて首を傾げあっている。
「えっ? 本当に知らないのかね?」
少々の驚きを含めて、聞きなおしてみる。
「今日が 22日だから、あさっては24日だよな・・・。」
なんかあったか?と考え込むエドワードに、
「あっそうか、兄さん。
クリスマスイブだよ~。
だから、街が綺麗だったんですね。」と大佐に話しかける。
「クリスマス・・・、そういやそんなのもあったよなー。」
知らないエドワードが悪いわけではない。
西洋の祭りは、地方によって行ったり行わなかったりで、
エドワード達の地方でも、聞いたことはあるが
特に関係が少ない祭りでもあった。
「そうなんだよ、アルフォンス君。
ここでは、結構力を入れていてね。
当日は、パレードやら花火やらが上がって
それは、華やかなんだよ。」
将を得とすれば、まず馬をの作戦で、
ロイはアルフォンスから落とすことに決めた。
「へぇ~、すいごいですねー。
兄さん、僕らも参加したいよね。」
大佐の気持ちが十分伝わっているアルフォンスは
早速、ロイの助け舟を出す。
(アルフォンス君、ありがとう!!)
ロイは、感謝の眼差しでアルフォンスを見つめる。
(大丈夫です。 わかってますから)とこちらもまた、
目で訴える事が出来ない分、黙ってうなずく。
「へぇ~、そんなにすごいのかー。
まぁ、特に急ぐわけでもないから
たまには、参加するのもいいよなー。」
アルフォンスの意見には弱いエドワードが、
同意を示してくる。
「んじゃ、参加してみるかー。」
「そうかね!!
ちょうど私も その日は休日なんで、
祭りを案内しよう!」
「大佐が?
仕事大丈夫なのかよ?」
疑わしそうに聞くエドワードに、
もちろんだともと強くうなずいて返事をする。
・・・実は、全然大丈夫ではなかった。
その祭りは、華やかなだけでなく
恋人達のイベントとしても1番の盛り上がりを見せる日だ。
この日に休みを希望する彼氏・彼女持ちが
殺到していた。
ロイは、用意周到にエドワード達が居る地区を調べ、
この日に休みが取れるように手を回していた。
周囲からの、非難轟々の中を 聞かぬ存ぜぬで
休みを死守したのだ。
「じゃぁ、案内頼もうかな。
宜しくな。」笑顔でエドワードが言う言葉に
『周りの反感を買ってでも、休みを取って良かった~。』と
心の中で、喜びにむせび泣いた。
そんな大佐の心情が手に取るように解るのか、
(僕は、当日は一人で回ろ~っと)と気を利かせる
アルフォンスであった。
が、そんなに上手く行くはずがなかった。
周囲からの恨みが、神に通じたのかどうか・・・。
翌日の司令部・・・。
「なんだって!?
もう1度言ってくれないか?」
今、エドワードが言った言葉を理解したくないとばかりに
頭が動かない。
「だ~か~ら、貴重な情報が入ったんだ。
で、そこに行くんで 急だけど、出る事にしたから。」
じゃぁとばかりに荷物を持って去ろうとするエドワードに、
「ちょ、ちょっと待ちたまえ。
何も そんなに急がなくても。」
慌てて引きとめようとする情けない姿の大佐に
司令部の面々は、怒りも忘れて同情の眼差しを向ける
「それが、その地方 雪がひどくてさ。
今から行ってギリギリそうなんだよなー。
完全に積もると、春まで動かない時も有るそうだし。
それならそれで、向こうに行ってたほうがいいからな。」
横ではアルフォンスが、すまなそうに小さくなっている。
「って事で、祭りは またな。」
「鋼の~。」
去っていったエドワードを涙ながらで見送るしかなかったロイ。
せっかく、君が喜びそうなプレゼントやお菓子も一杯用意したのに・・・。
デートのコースも決めて、
無理やり予約を押し込んで席を空けさせたレストランも、
全てはかない淡雪のように消え去って行く。
仕方ない・・・、こういう事も含めて彼を好きになったのだから。
はぁ~と力なく割り切り、窓を開ける。
下にはちょうど、二人が並んで歩いているのが見える。
「はーがーねーのー!」
ロイは 持っていた紙袋を割くと 中に入っていた物をばらまいた。
そして、すばやく指を擦って練成をし小さな爆風を起こすと、
巻いた中身は、エドワードの方に飛んでいく。
「うわ~」
エドワードとアルフォンスは、空から舞い降りてくる
色彩り彩りの包みを眺める。
そして、同じように静かに振り出した雪の結晶と共に受け取る。
「サンキュー大佐~!
ありがとうなー。」
大きくブンブンと手を振るエドワードに、
大佐も振り替えしてやる。
少しづつ、降りてくる量が増える雪の中、
もらったプレゼントを抱えながら小さくなる二人の姿を
いつまでも見ていた。
仕方ない・・・またの機会に・・・。
扉を閉めて、そう思いながら席につく。
「?」何かがひっかかる。
待てよ、鋼のは何て言った?
『雪がひどくなると、春まで動けないし』・・・!!
と言う事は、下手したら春まで逢えないと言う事か!
「なに~!!」
遅まきながら、エドワードの言葉を理解したロイの
悲壮な叫びが、司令部にこだました。
メリークリスマス、愛する人の幸せを願いながら
時間は無情にも過ぎていく・・・。
[ あとがき ]
一足早く、クリスマスネタです~。
が、うちのロイさんには、クルシミマスとなったようで。
実は、この後エドワードは結局 情報の所まで
行けなかったんです。
雪が 一足早くて、すでに列車は停まっていて。
仕方が無いから、イーストに戻っきます。
おかげで、ロイは ちゃんとクリスマスをエドと過ごせる事に。
ハレルヤ~な気分でしょうねー。
本当は、ここで終わろうかと思ったんだけど
あんまりにもロイが可哀想過ぎるんで・・・。
続きは、
日記の方に作成予定です。
宜しければ、そちらも読んでやって下さい。
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
NARUTOが好きな人、投稿はここだって…
ナルト柄のTシャツ再び!パープル色…
(2025-08-27 07:10:04)
読書備忘録
ひまわり 新川 帆立
(2026-05-27 15:04:09)
お勧めの本
「おじいちゃんのくるみのき」くるみ…
(2026-05-25 19:20:04)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Create
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
評判のトレンドアイテム情報
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: