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7-2 「企み」 Pa2 *18禁
7-2 「企み」
H18,4/30 1:30
夕刻にもなると、さすがに寝飽きたのか
エドワードが起き出してきた。
長く寝たきりだったせいか、やや 覚束ない足取りではあるが
若い彼なら、すぐに感覚も戻るだろう。
「やぁ、もう起き出して大丈夫なのかい?」
キッチンで夕飯の準備をしていたロイを、
エドワードは 目を丸くして見ている。
「あ、あんた・・・そのエプロン」
我慢が出来ないとばかり、エドワードが盛大に噴出す。
「失礼な。
それほど可笑しいかね?」
憮然として、自分のエプロン姿を眺める。
「いや・・・、くくくっ。
エプロンはわかるけど・・・。
なんで、それが ひよこマークなんだよぉー!」
笑いを抑えながら、切れ切れに訴えてきたエドワードは
言いきると同時に、笑転げている。
「仕方ないだろう!
家では まともに料理なんてしないから
持っていなかったんだ。
仕方ないから、以前 ヒューズが置いていった
エリシアとお揃いだと押し付けたのを付けたんだ。」
ヒーヒーと涙まで浮かべているエドワードに、
ロイは渋面を作って返事をする。
睨んでも一向に笑いを収めないエドワードに
ロイは ポカリと頭を叩いてやった。
時々、思い出し笑いで噴出しそうになりながら
食事は 楽しく進んで行く。
夕飯を食べてわかったのは、
ロイが なかなかの凝り性だという事だ。
軍で、ここまでの事を教える事はないだろうから
ロイが自分で学んだのだろう。
食事が終わると、エドワードが入浴したいと言ってくる。
「病み上がりに入浴は止めといた方がいいな。」
今朝まで 高熱にうなされていたのだ、
熱が収まったからと、すぐに日常生活に戻るのは
無謀だろう。
「ん・・・、でも 結構、汗とかかいてるし
シャワーでもいいから浴びたいんだ。」
エドワードの気持ちはわかるが、やはり入浴は
まだ早いだろう。
しばらく考えた後に、ロイが提案をする。
「エドワード、入浴は明日からにして
取り合えず今日は、身体を拭くのに留めておきなさい。」
そうロイに言われると、確かに足元が覚束ない感覚の今は
シャワーに入るのはあきらめた方が良いだろう。
「うん、そうだな・・・。
わかった。 身体を拭くので我慢する。」
渋々ながら納得したエドワードに、ロイはうなずいて
準備をしてやる事を伝える。
「部屋は暖かくしておきなさい。
もしまたぶり返すと困るからね。」
そう言われて、エドワードは部屋に戻るとエアコンの暖房をつける。
暖房をつけるには少々暑いが、
身体を拭いている間だと思えば、丁度よい位だろう。
しばらくすると、タオルやお湯を持ったロイがやってくる。
「あっ、ごめん。
言ってくれたら、取りに行ったのに。」
すまなさそうに手を出してくるエドワードに、
ロイは 意味不明な笑顔を向けて 首を振る。
「?」
「ほら脱いで、そのままでは拭けないだろう?」
そうロイが告げると、ビックリしたようにエドワードがロイを見る。
その間も、ロイは着々と タオルを浸して絞ったりと
準備を始めている。
「ちょ、ちょっと・・・。
何、俺 自分でやるから。」
不穏な流れに、エドワードが慌てて断りを入れる。
「何を言ってるんだ。
背中は自分で拭けないだろう?
今更、恥ずかしがる関係でもないだろうが。」
殊更、楽しそうに告げて寄ってくる男から、
エドワードは、笑顔を引きつらせて
座っているベットを後じさる。
「何だよ、関係って!
別に どんな関係も持ってない!」
首を 振りながら そう叫ぶエドワードに
ロイは ピクリと不快を示すように眉を上げる。
「関係を持ってない?
言っただろう、私は 君のトイ・・・。」
「わーわーわー!!」
そこまでロイが言うと、エドワードが大きな声で言葉を遮る。
羞恥で真っ赤になるエドワードに、
ロイは ニタリと擬音が聞こえてきそうな笑みを向けて、
「観念しなさい、エドワード。」とエドワードの身体に手を触れた。
「どうだい、気持ち悪いところはないかい?」
始まりは 不穏な空気をさせていたのにも関わらず、
いざ拭き出すと、ごく真っ当に触れてくる。
「ん、別に無い。
気持ちいいよ。」
温かい蒸しタオルと、渇いたタオルとで
交互に丁寧に汚れを落としてくれていると
爽快感で俄然、気持ちも上昇する。
エドワードの危惧も、考えすぎだよなと思い直してしまいそうな位
エドワードは、気持ちよさに浸っていた。
ロイは、こまめにお湯も変えて 少し熱めのタオルで
熱心にエドワードの身体を拭いていく。
「エドワード、ズボンも脱がせるよ。」
今までは、上半身だけだったから エドワードもさほど抵抗無く
されるがままだったが、さすが 下になると、そういうわけにもいかない。
「えっ、それは自分でやるよ。
マジ、やめてくれよ。」
起き上がろうとしたエドワードを ロイは難なく押さえつけ
エドワードが 抗議の言葉を告げる前に脱がせてしまう。
「いいから、じっとしてなさい。」
そう言うと、ロイは 足の指から丁寧に拭いていく。
パンツ1丁の姿で、寝転ばされているエドワードは
恥ずかしさで、布団に潜り込みたい気分に襲われるが
足に乗り上げられている状態では、それも出来ない。
救いは、ロイが背中を向けている事だ。
ゆっくりと丁寧に、嘗め上げるように拭き上げるロイの手は
どうも、エドワードに妙な気分を生じさせる。
先ほどまでは、ただたんに気持ちが良いだけだったが、
今の状況は、なんだか 少々、やばいと言うか
むず痒さを産んでいく。
それもそのはずで、ロイが性感帯を探しては刺激していってるのだ。
人の性感帯は 意たる所にある。
自分では 気づかないような所にもあるのだ。
普通に触れるだけでは気づかない所も、
それなりの意志を持って触れれば、快感を生み出していく。
そして、ロイは確信犯で それを探そうと指を動かしているのだから
エドワードが 感じていくのもおかしくない。
ロイが拭いた後を確かめるように、エドワードの内腿を撫で上げる。
「・・・!」思わず声を上げそうになったのを寸前で止めて
息を吐き出す。
ロイは 見つけたポイントを執拗に拭いては、撫で上げる。
その度に、ヒクヒクと反応するエドワードの様子を楽しみながら。
背中を向けているのは故意だ。
多分、自分の今の顔は かなりいやらしい表情を浮かべているのは
間違いない。
エドワードに悟られぬよう進めるには、
見られない方がよいだろう。
純然たる好意で行っている様を装い、抵抗を防いでおき
切羽詰る状態までもっていったほうがよい。
なにせ、本気で抵抗されたら ロイとて手を焼く相手なのだ。
エドワードは、かなり焦っていた。
どうにも妖しい熱が溜まり始めている。
息を吐く事で何とかしてはいるが、このままだと
とてもまずい状況になる。
そう思っていると、ロイが 逆側の内腿を拭きはじめる。
際どい所まで吹き上げられると、余計に熱が高ぶり
思わず身体が震えてしまう。
「大佐・・・、もういいよ。
もう、十分してもらったから。」
弱弱しく哀願に近い響きで、エドワードが懇願する。
「もう少しで終わるんだから、
少しは待ちなさい。
君は せっかちで困るね。」
ロイは、エドワードの状態を正確に把握している。
全体重はかけないようにはしているが、
彼の腰に跨っているのだから、
今のエドワードの状態など、先ほどから触れている感触でまるわかりだ。
エドワードは そんなロイの返答に考えを巡らす。
上半身も終わって、足の2本も終わった・・・。
『もう少しって・・・、後 残ってるとこって・・・。
ええーっ、冗談だろ!!』
「まじストップ!
もう、これ以上はいいから!
退いてくれよ!」
抵抗の激しくなったエドワードに、ロイはやれやれと思う。
善人ぶるのもここら辺が 潮時のようだ。
まぁ、そろそろ自分も我慢が利かなくなっている。
頃合だろう。そう考えて、ロイはエドワードに声をかける。
「わかったよ、全く 君は辛抱が足らないね。
もう少し、我慢をしてくれれば
無用に恥ずかしく思う余裕もなくなって、
君にとっては良かったろうに。」
前半のセリフで、ホッとして力を抜いたのが仇になり、
あっと思ったときには 最後の1枚の下着まで剥ぎ取られていた。
「私は 完遂主義でね。
自分が気にいって始めた事は、
最後まで終えないと気がすまないのさ。」
そう言うや否や、ロイはエドワードの足を立てさせ
手が忍び込みやすいように開かせると
形を変え始めているエドワード自身を拭きあげる。
綺麗にするためではなく、逆に汚していく為に。
エドワードは、ロイに自身を握りこまれた瞬間
「ひっ!」と息を吸い込んで耐えた。
起き上がろうにも体重をかけられると
体格さで起き上がれない。
開かれた足も 閉じれないように足を入れられている。
油断していた自分を呪うが、後の祭りだ。
この男が そういう男だとわかっていたのに
隙を作ってしまったのは、自分の落ち度だ。
何とか逃れようと思う気持ちが萎えて行くような
快感が 下半身から湧き上がって来る。
ロイは エドワードの少々小ぶりな分身を丁寧に愛撫していってやる。
持っていたタオルで、少々乱暴に袋をこすってやると
エドワードの快感の声と共に、にじみ出ていた蜜が一挙に溢れる。
その溢れた蜜を拭き上げてやりながらも、刺激を与えるのを忘れない。
裏側の筋の部分を 少し強めに指で辿ると、
「ああっ」と息を吐くような艶めいた声が響いてくる。
もう、ロイが支えてやらなくとも エドワードの分身は涙を流しながら
立ち上がっている。
後、少しの刺激があれば この先から蜜が溢れ出すだろう。
「まだ、早い。」
ロイは 愛撫していた手を緩め、手早く衣服を脱ぎ始める。
刺激を待ち構えていたそこは、惜しげにひくついている。
が、ロイにしても もう少し待ってもらわなくてはならないのだ。
イクのは 次の段階に入ってからの方が、好都合だ。
服を脱ぎ終えて、エドワードの方を向きなおすと、
羞恥で染まった体が目に入る。
目には涙を溜めているところをみると、よほど辛い状況なのだろう。
「エドワード。」そう囁くように話しかけると
ぼんやりと快感に染まっていた瞳が、ゆっくりとロイに向けられる。
請う様に見つめられた瞳には、情欲が揺れていて
ロイの下半身にもダイレクトに伝わっていく。
その瞳に煽られたように、
ロイは、薄く開かれている唇に噛み付くような口付けを落とす。
獣が 租借している獲物を味わうように、
じっくりと執拗に口内を蹂躙する。
小さな口は、ロイの進入で一杯一杯に満たされる。
喘ぎも、唾液も、吐息さえ奪い去ろうとするかのような
ロイの激しい口付けに、怯えているエドワードの舌は
小さく縮こまり丸まっているが、
ロイは 容赦なく巻きつけては吸い上げ、
時に軽く噛み付いた。
なされるままに翻弄されるエドワードには、抵抗の力もない。
歯列を割って奥に進入し、口内から体内まで侵そうとするかのごとく
舌をうごめかしては奥を突き入れる。
その度に エドワードが 嫌々をするように首を振るが、
ロイは 小さなその顔を挟み込み、逃がさないようにする。
飽きることを知らないかのように蹂躙し続ける口付けの合間に
先ほどとは違う目的で、エドワードの上半身に触れていく。
ゆっくりと背骨を辿って下ろしていった手を、
強くすりあげながら上げていく。
背中には 多くの刺激を感じるポイントが集中しており、
エドワードも 身を震わせながら、もどかしそうに腰を揺らす。
ロイは背中を撫で上げる手とは別の片方で、
さらに感じる前方を弄ってやる。
白い肌に 紅く色づき、食べごろの果実のようにプッチリと立ち上がった実を
遠慮なく口に含み 甘露を口にした子供のように
おいしそうに嘗め続ける。
きつめに吸い上げてやると、感極まったように啼くエドワードの反応に
気を良くしたロイは、何度も吸い上げる。
「あぁっあ・・・、も もうやめ・・・」
喘ぐ声がロイを止めるどころか 煽るばかりなのに気づいていないエドワードは
何度も ロイに懇願をする。
「んんっー、あぁ・・・っ、や・やだ
そこ・・・さわら・・ないで、もう・・。」
涙を零すエドワードの眦を吸い上げてやりながらも、
手は感じさせるために動かせている。
「どうして?
こんなに気持ち良さそうなのに?」
ロイが そう問えば、必死で 首を横に振る。
言われた事にたいしてというよりは、
快感から逃れるためだろう。
「そう?」
意地悪げに微笑を浮かべ、触っていた果実を抓んでやる。
「ひっあっ!」息を止めて快感をやり過ごすと、
ぶるりと身体を振るわせる。
ひとしきり煽ると、そろそろと手を下げていき
蜜で湿っている茂みに手を伸ばす。
「どうする?
ここも こんなになっているけど、
触れない方がいいのかな?」
意地悪く触れる感覚は、小波のような快感を送り込んではくるが、
それは溜まっていくばかりで、更に熱を籠もらせていくばかりだ。
エドワードが、堪り兼ねた様にロイを見る。
その禁欲的な色を持つ硬質な瞳が、情欲を色濃くして涙を浮かべながら
しばたいている。
日ごろの勝気なエドワードを知っているだけあって、
もうそれだけでもいけそうな位視覚的にも煽られる。
前回は 抱ける喜びに夢中になってしまい、
こうしてエドワードの反応を楽しめる余裕がなかった。
今も、さほど余裕があるとは言えないのだが、
少なくとも、エドワードの反応を堪能する事は出来る。
エドワードは、ストイックな雰囲気を持つのとは裏腹に
恐ろしいほど敏感な身体をしている。
前回以上に それを実感させられているロイにとっては嬉しい限りだ。
ロイの企みの為にも、それは 本当に歓迎すべき事であり、
ロイを楽しませてくれる期待が膨らんでいく。
視覚的にも 凶悪な位感じさせられる。
小さな身体に受ける快感を精一杯に現す反応は、
愛撫を施す手を強めるばかりだ。
小さな白い肢体に、アンバランスな鈍い輝きを放つ機会鎧。
扇情的に広がる金の糸は、絡まることもなく
動きにあわせて流れていく。
エドワードが感じる度に、身体は跳ね、慄き、振るえ
紅く色づいた唇からは、先ほどから ひっきりと無しに
抑え様も無い声が飛び出してくる。
ロイは 何度も、その視覚から訴える欲望に喉を鳴らしている。
すぐさまにも、襲いかかり、蹂躙の限りを尽くしたいと思わせられる欲望と
もっと長引かせて楽しみたいと思う願望と、
どちらも同じくらい強く湧き上がって来る波を乗り越し
冷静にエドワードの状態を観察する。
今後の事を考えると、出来る限りエドワードには
良い思いをしてもらわねばならない。
ロイが楽しむのは その後、何度でもチャンスがある。
が、今回を失敗すれば 逃げられる事も可能性としては出てくる。
ロイは 焦る身体と欲望を宥めながら、
ゆっくりと、確実にエドワードを虜にしていく。
強すぎず、弱すぎず追い詰めれるように確実に触れていく そこは
概に張り詰めて溢れんばかりだ。
が、まだ いってもらっては困るのだ。
ロイは 刺激を与える手と別の手を ゆるやかに目的の場所に進めていく。
最初から 押し込めるような事はせず、ゆっくりと周辺を撫でさすり
反応を窺う。
エドワードが緩やかな反応に焦れて、自分で手を伸ばしてくるのを退け
ロイは 落胆を示すエドワードの隙をついて、指を差し入れる。
途端、エドワードの身体が 跳ねるようにひくついた。
「な、なに・・・すんだよ・・」
驚いて意識を戻すエドワードに、ロイは辛抱強く前を弄ってやり
意識を飛ばさせてやる。
1度強張った体が、また弛緩されるのを見計らって
緩やかに進入を進める。
ゆっくりと周辺を探り、エドワードが違和感で顔をしかめると
キスと分身への愛撫で気を散らさせる。
そして、2本目の指の進入が始まり あるポイントを突き上げると
エドワードの反応が、一段と大きくなった。
『ここか。』
ロイは 安堵の息を吐く。
自身も すでに汗みずくだ。
ロイは、今までゆっくりと緩慢に動かせていた動きとは違い
殊更、性急に そのポイントを刺激するために2本の指を蠢かす。
前は、いかないように締め付けておくのも忘れない。
「ちょっ、やめっ・・・あっう、
ああーっ や、やだっ・・・」
根元を締め付けて離さないロイの指を剥がそうと、
エドワードが必死に引っ掻く。
「つっ」手に傷がついたのだろう、ロイは顔をしかめるが
今は そんな事にかまっている暇はない。
最後の仕上げとばかりに、潜り込ませている指を
エドワードの感じる所できつめに突き上げてやる。
同時に、前を弄っている爪先で 張り詰めているエドワード自身の
亀頭を引っ掻いてやると、
やっと開放が許されたエドワードは、感極まった声で啼き
大量の蜜を噴き上げて果てる。
開放感から脱力をしているエドワードの身体を見、
その恐ろしいほど扇情的な眺めを堪能しながら
ロイ自身の準備をする。
この企みを計画した時から用意しておいたローションを出し、
自分自身に塗りこんでいく。
そこは、もう十分に用意ができ 今すぐにでも戦闘を始めれる勢いだ。
が、ロイは そんな分身に もう少しだと宥めて、
慎重に準備を施していく。
ゆっくりと、大量にローションをエドワードの中に注ぎ込み
押し広げていく。
いくら、ローションの助けがあるとしても
この小さな身体では、負担が大きいだろう。
開放の余韻でヒクツクエドワードの身体が、
ロイの手の動きに合わせて、ピクピクと反応を返す。
そんな情景にも喜びを感じて、ロイの唇は 知らずして
微笑んでいる。
ゆっくりと蕾に自身をあて、エドワードに囁く。
「エドワード、いいかな?
少し辛いかもしれないが、我慢してくれ。」
申し訳無さそうに呟かれる言葉には
全く 心が籠もってはいなかった。
そこにあるのは、愉悦の色だけだ。
そして、呟かれた当人は 言われた言葉を とても理解しているようには見えない。
茫洋と見開かれた瞳には、何も映していないようだ。
ロイは そんな状態のエドワードを気にするどころか
丁度よいとばかりに進入を始める。
少しづつ、慎重に突き入れて行くが、なかなか進めない。
そうこうする内に、エドワードも快楽の淵から戻って
自身の異変に気がついてしまう。
「な、なにしてるんだよ。」
エドワードは ロイが行おうとしている事を認めると
サッーと顔を蒼くする。
「ちょぉ、無理・・・、止めろってばぁー!」
もう恥じも外聞もない。
とにかく、この暴挙を止めさせないと自分の生死に関わる。
そんなエドワードの必死の抵抗は、
さすが ロイの手にも、今の状況にも余る。
「エドワード! 暴れるな。
暴れると傷がつく。」
ロイの必死な静止も 混乱して暴れるエドワードの耳には届かない。
が、ここで止めれる状態は ロイ自身とうに越している。
『かくなる上は。』
ロイは 少々強引にエドワードの足をすくい上げて持ち上げると
自身の体重を使って突き進めた。
グチュリと卑猥な音がして、ロイ自身がどんどん納まっていく。
最後まで収め終わった時には、ロイ自身も噴出す汗が滴り落ち
エドワードは 上げすぎた悲鳴で声が掠れている。
蒼白でガタガタと震えるエドワードの恐怖は
ロイを痛いほど締め付ける事で現している。
ロイは、涙で汚れたエドワードの顔中に口付けを落として慰める。
挿入のショックで震えの止まらない身体を抱きしめて愛撫しては
少しでも力を抜いてもらえるようにする。
ショックから立ち直ったエドワードは、まるで子供のように
ヒックヒックと嗚咽を噛み締めながら泣き始める。
その様子が、エドワードを更に幼く見せ、ロイの罪悪感を募らせる。
ロイは、締め付けられる苦しさに顔を歪ませながらも
必死にエドワードに言葉を紡いでいく。
「エドワード・・・、済まない。
苦しめたいわけではないから、協力してくれ。
少しだけ、力を抜いてくれないか?」
エドワードの顔に口付けをしながら懇願する。
こんな横暴な事をしていながら、言える立場でもないだろうが。
エドワード自身に触れてみれば、ショックのせいか縮こまったままだ。
それにも、優しく確実に愛撫を加えていく。
「ヒック・・・無理、力・・・抜け・・な・い」
苦しそうに答えるエドワードに、
ロイは 辛抱強く囁き返す。
「大丈夫だから。
ほら、感じている感覚に合わせて。」
そう言ってやりながら、ロイはエドワード自身の愛撫を強めてやる。
優しく背中を撫でさすってやり、甘いキスを施しながらも
ロイは、エドワード自身への愛撫を強めていく。
少しづつ、確実に煽るロイの手は、引いたエドワードの快感の熱を
呼び覚ましていく。
それと、同時に 少しづつ締め付けも緩やかになっていく。
しばらくの互いの我慢比べも 漸く実りがあったのか、
それとも エドワードの子供の身体の柔軟さに救われたのか
エドワードも、ロイも 息をついた。
ロイは、締め付けが緩み やっとの事で息を吐き出し
エドワードに被さるように倒れこむ。
落ち着くと、エドワードを手に入れている実感が まざまざと感じられる。
熱く締め付けてくる中は、ロイに次の行動を促すように煽り、
抱きしめている小さな肢体からは、愉悦を伝える波が感じられる。
ロイはエドワードの瞳を覗き込む。
美しい金の瞳の中には、喜びに打ち震えるロイの表情が映っている。
ロイは、今手に入れている この小さな想い人に
素直に、心よりの想いを打ち明ける。
「エドワード、愛している。
君も私を愛してくれ。
今すぐでなくてもいい。
待っているから。」
そう告げると、ロイは止めていた行動を深い口付けとともに再開する。
エドワードは、翻弄される嵐の中
ロイの言葉を何度も反芻する。
『こいつを愛する?
そんな事ができるわけない。
こいつは、俺にこんな酷い事をしている張本人だ。
絶対に許してはいけない。』
そう考えながら、エドワードは でも・・・と思う。
『こいつが俺を愛している?
本当に・・・、こんな俺を・・・?』
エドワードは 霞む意識の中、必死にエドワードを掻き抱くロイを見る。
ロイは、まるで溺れた人間のようにエドワードにしがみ付き
呼吸が出来ない魚のように エドワードに口付けをする。
塞がれた口が苦しくて顔を背けると、
縋るように追いついては口付けてくる。
口付けをしていないときには、エドワードを愛していると
それしか言えない馬鹿な鸚鵡のように言葉を繰り返している。
ロイの こんな必死な姿を見たのは初めてだ。
許すことは出来ないが、少しだけなら信じてやっても良い気にさせられる。
エドワードが そんな事を思っていられたのも少しの間だけだった。
後は、ひっきりなしに送られる快感の波に
喘ぐことでやり過ごすのに一杯一杯になる。
永遠に続くかと思われた時も、最終の階が見えてくる。
滑稽な位、二人して必死に その階段を駆け上る。
この時だけは、この世界には二人しかいない。
そして、互いに相手しか感じられない。
互いに相手に縋りつきながら、最後の階段を飛び越えた。
飛び越えた先に何が見えたかを確認する前に、
エドワードは 意識を手離していった。
ジリリリと五月蝿い音が耳に飛び込んでくる。
耳を澄ませば、玄関の方からも 連続して鳴らされているチャイムの音が
鳴り響いてくる。
エドワードは、騒々しさに顔をしかめながら
起き上がろうとして、無理な事を悟る。
横に グースカと気持ち良さそうに、腹が立つ位幸せそうに寝ている男が
エドワードを抱きこんで離さないからだ。
が、それはエドワードの為には良かったのかも知れない。
勢い込んで起き上がったりすれば、
今のエドワードには どんな痛みが襲うか想像に難くない。
意識がはっきりとして、身体の感覚が戻るにつれ
エドワードは、それをはっきりと感じた。
エドワードは 慎重に身体を動かして、
抱きしめて離さない男の鼻を抓んでやる。
ご丁寧に 口も塞いでおいた。
5秒・・・10秒・・・30秒・・・、
苦しそうに歪んでいく表情を見ながら、
『ザマーミロ』と心の中で舌を出していると、
「プハッー!」
と、驚きで目を覚ましたロイを 面白そうに眺めては笑う。
「エドワード!
君は 私を殺すきかね!」
ぜーぜーと肩で息をするロイに、エドワードはフンと鼻を鳴らす。
「よく言うよ。
こんな事で、あんたがくたばるなら
俺が何度もやってやるよ。」
そんなエドワードの憎まれ口にさえ嬉しそうに微笑んで、
ロイは 横になっているエドワードの頬に口付ける。
「身体は大丈夫かい?」
昨夜の情事を思い出させるようなロイの問いかけに、
エドワードは 睨み返すと、負けじと声を張り上げる。
「あんたなー!
大丈夫なわけないだろう、あんな事されて!」
顔を真っ赤にさせて怒鳴られても、可愛いだけで迫力が無い。
にやけるロイの顔を見て、エドワードは やれやれとため息をつく。
「とにかく今日は、ゆっくりと休んでいなさい。
どうせ、動けはしないだろうが。」
そう言いながら、ロイは 先ほどから無視している音の元凶二つに答えるべく
部屋を去って行く。
その後、やや 顔色を蒼くしたロイが アタフタと出勤の準備を始めのを見て
優秀で怖い副官に、どんな脅迫がされたのかは何となく想像がついた。
そして、出る前にエドワードの傍にやってくる。
「食事は 届けさせるので、それを食べなさい。
私は 今日は帰れないだろうから
1日ゆっくりとするといい。」
多分、溜めた仕事で戻るのは無理なのだろう。
エドワードの看病の為に、ロイが無理した事は
エドワードも申し訳ないと思う気持ちが浮かぶ。
そして、ついっと顔を寄せたかと思うと
エドワードの唇に触れるだけのキスをして、
とんでもない事を囁いていく。
「今日は もう無理だろうから、
今度は 明日だな。」
にやりといやらしそうな笑顔を浮かべる表情で、
ロイが 何を指して、言った言葉なのかがわかると
エドワードは瞬間で顔を真っ赤にさせ、パクパクと口を鯉のように
開けた。
ではと去って行くロイの後姿に、
「2度と戻ってくんなー!」とエドワードの怒声と
枕が飛んでいくが、閉められた扉に跳ね返って落ちるだけだった。
そんなエドワードに、軽快な笑い声を響かせて去って行くロイを
心底、腹が立つと憤慨させられる。
が、不思議な事に どれだけ腹がたっても、
悔しくても、この家を出ようとは思わない自分がいる事だ。
そんな自分に、不可思議な想いを向けながら
エドワードは 重い身体を横たえた。
「大佐~、勘弁してくださいよー。
俺が、中尉に叱られるんっすよ。」
中尉の恐ろしさは身に染みている面々である。
のんびりと現れた久しぶりの上司は、その被害者の最たる候補なのだが、
これがおかしなことに、かなりの上機嫌だ。
「大丈夫だ、中尉には 電話で話してある。」
「本当っすか~?
行ったらイキナリ ズドン!ってな事にならないでしょうね?」
「まぁ、そうなったら お前が弾除けになればいい。」
そんな鬼のような言葉にも、機嫌の良さが滲み出ている。
「あれっ?
大佐、ケガしたんですか?」
ロイの手の平には、引っ掻き傷とおぼしい後が紅線を引いている。
ロイは、その傷跡を嬉しそうに見つめると
「名誉の負傷さ。」と朗らかに告げてくる。
ハボックは、どんな名誉なのやらと頭を振りながら
運転に集中すべく、追及は断念した。
ロイは 揺られる車の中、
じっと手の平に付いた跡を見る。
そして、嬉しそうに微笑を浮かべて その傷跡にそっと口付けた。
こうやってロイが企てた企みはスタートをした、
その効果の如何は、この後に現れる事だろうが、
ロイは さほど心配はしていない。
あのエドワードの事だ、心底憎んだ人間に話しかけるはずも
構うはずもない。
ロイが もっとも恐れたのも、エドワードの中から消去される事だ。
怒りながらも ロイにかかってくると言う事は、
エドワードが ロイを許している事に他ならない。
今はまだ、エドワード自身は気づいていないだろうが、
ロイの企みは、エドワードが許した段階で ほぼ成功したと同じなのだ。
後は、これから手に入れる位置を如何にして築きあげていくかである。
その方が、何倍も難しい事をロイは知っている。
さて、どうしたものかな・・・と流れさる風景を見ながら
想いに浸りこんでいく。
[ あとがき ]
う~ん、エロく長い・・・。(^_^;)
いや、こんな駄洒落を書いてる場合ではありませんでした。
休日の翌日が、ゆっくり出勤となっているので
やたらと気合が入ってしまいました。 ←アホ?
お付き合いくださる方には、ほとほと申し訳ありません!
温か~い気持ちで、許してやって下さい。
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