安心生活研究室

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2006年08月26日
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カテゴリ: 食べ物
スローフードは、ローマにマクドナルド1号店がオープンしたことをきっかけに、1986年イタリア北部ピエモンテ州のブラ(BRA)という町に、NPOの「スローフード協会」が設立されて始まりました。

スローフードな人生! 日本に初めてスローフードを紹介した本
スローフード・バイブル


《スローフード運動の目的》

1. 消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。

2. 質のよい素材を提供する小生産者を守る。

3. 子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。

スローフード宣言の中で、会長 カルロ・ペトリーニ氏は、「私たちはスピードに束縛され、習慣を狂わされ、家庭のプライバシーにまで進入し、ファースト・フードを食べることを強制されるファースト・ライフというウィルスに感染しています。そこで、ホモ・サピエンスは聡明さを取り戻し、我々を滅亡の危機へと追いやるスピードから、自らを解放せねばなりません」と述べています。

スピードを重視するアメリカや日本では、イタリアで始まったこの運動の本質は理解するのが難しいかもしれません。

そのためか、日本に広まったのは、食品に対する危機感から、伝統工法の調味料や有機農産物の購入など、安全な食を追求する点です。

本家イタリアでは、食の安全性よりも、「味」へのこだわりから、スローフード運動が始まったことに注目したいと思います。

たとえば、スローフード協会の重要な活動の1つに、子どもたちの味覚教育というのがあります。

スローフード協会が出版している、教員向けのマニュアル本には、以下のような記述があります。

「今世紀初頭のビタミン発見以来、食文化は常に分析学に支えられるようになってしまった。食は大切な文化で、よき歴史へのアプローチでもある。食を健康やカロリーという表現だけでなくなにかそれ以上のものとして、子供たちに伝えたい。」

「何を食べちゃいけないといったモラルや栄養学的見地に立った学校の食教育のあり方には実感が伴わない。匂いや味の遊びを通じて、子供たちは何が大切かを少しずつ理解していく。だから伝統食から始める必要もない。とっかかりはコーラでも、チョコでもいい。最終的に伝統食に行きつけばいいのだから。。」


また、食べ方にもこだわりがあります。

家族そろって、時間をかけてゆったりと食事を楽しむ。

「日本の学校では、教室で昼食を食べる」と言うと、驚く外国人が非常に多いのですが、どこでどのように食べるか、ということも、豊かな食事には大切な要素であるようです。


スローフードには、「ゆっくりと消化できる、体にやさしい食事を積極的に摂ろう」、「日々忙しくても食事くらいゆっくり味わおう」という概念があります。

ニューヨークのビジネスマンのように、歩きながらホットドックを食べたり、日本でも問題になっている、食事は家族がばらばらで、レトルトや買ってきた惣菜を並べた食事、、、というのは、貧しい食卓とされるのです。

もちろん、得体の知れない素材、大量生産による加工品にたいする不安感というのも、ありますが、大量生産された加工品に対する一番の危機感は「味」の均質化であるそうです。

伝統食を守る、、、というのも、その地域特有の素材を守るというのも、食を楽しみたい気持ちから自然に生まれた考えなのでしょう。


「食を楽しむ」というコンセプト、、、

「味覚を大切にする」というコンセプト、、、

もしかしたら、これらのコンセプトを大切にすることが、もっとも多くの人の共感を得て、一番早く、食の安全性を確立する手段なのかもしれません。


日本でも、スローフードの認知度はかなり高くなっています。

専門の情報誌もでてきました。
スローフード(vol.00)

食育にはスローフードがかかせません。
子どもに伝えたい本物の食

スローフードを巡る旅は、究極のグルメ旅行かもしれません。
ようこそイタリア、スローフードの旅 スローフード宣言!(イタリア編) ニッポン東京スローフード宣言! 本物を伝える日本のスローフード 食の堕落を救え! スローフードな宿


自分で始めるスローフード、、、まずは、旬のオーガニック食材を使った手作りの料理から。

ドレッシングの手作りは、とても簡単にできますし、おいしい。

そして、だんだんと調味料(ソース、マヨネーズ、味噌、醤油等)、保存食(梅干、切り干し大根、漬物等)、、、と手作りできるものが増えて、、、最後は塩まで??

週末スローフード生活 スローな手づくり調味料

我が家も、安全を求めて始めたこだわりの食生活ですが、気がつくと、おいしいからやめられなくなっていました。

調味料や保存食の手作りは、子どもも一緒になって楽しめます。


ところで、子どもの味覚は3歳までの記憶が大人になってからの嗜好につながり、6歳までの食生活が一生の健康を左右すると言われています。

子どもの成長は、6歳までの食事で決まる

だから、大手のファーストフード店では、食材の原価より高いおまけをつけてまで、より幼い子に食べてもらおうと必死なのです。

どんなにシンプルでも構わないから、添加物のない、安全な「家庭の味」を大切にしたいと思います。

しかし、安全な食事を家庭でつくるために、知らないといけないことがとても沢山あるのです。

昔から言われてきた、健康に良いこと、、、も、今簡単に入手できる食材で実践すると、体に害を与えることもあります。

安心できる食材がわからないなら、信頼できる店で購入するのも1つの方法です。

おいしっくす

無農薬野菜ハニービー

e-net・地球人

自然食品専門店・くるみや

ナチュラルベーシック

土のめぐみ




ダウンロードできる、スローフードの本もありました→ 本物を伝える 日本のスローフード


スローフードは単なる伝統回帰の考えではありません。

より健康的、そして本質的により豊かな生活を送るための発想なのだと思います。

本当の美食、、、追求のしがいがありそうです。





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最終更新日  2006年08月26日 05時51分11秒
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