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語の解説



・觀自在: 衆生(世間の多くの人々)から観られつつ、多くの人々を観、救う働きが自由自在であることを指し、根源的な叡智を体得した者の働き。「観」+「自在」
・菩薩: 「さとりを求める者」
・深: 六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)の一つ智慧波羅蜜多ではなく、それを含むすべての般若波羅蜜多を指すための形容詞だという
五蘊: 「五つの集まり」。色(物質的現象)と受想行識(精神作用)の五つによって一切の存在が構成されてるとする
・舍利子: シャーリプトラ。釈尊の高弟の一人。智慧第一。
・色: 物質的現象として存在するもの。
・空: 「何もない状態」が原義。「ゼロ」
受想行識
・「受」: 「感覚」
・「想」: すべて知る、転じて「表象」
・「行」: 「意志」「意思的形成力」
・「識」: 眼・耳・鼻・舌・身・意の認識作用が、形・声・身・味・触れられるもの・心の対象という対象を認識する働きの総称。
・不生不滅: すべての存在するものは根源的には空なるものであって、生ずることも滅する事もない、という意。「全ての存在するものには実体がないという特性がある」。『不生不滅なる縁起』という意味では、生を離れた滅はなく、滅を離れた生はない、という意味になる。
・不垢不淨: すべの存在するものは、本来、清浄であるとも不浄であるともいえない、という意
・不○不減: 「これは(真の)バラモンの永久の偉大である。業によって増大せず、また縮小せず。」という。「これは」=「我(アートマン)」=「ブラフマンである我(ブラフマン)」という。
・無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色聲香味觸法 無眼界 乃至無意識界: 五蘊十二処(六根=眼・耳・鼻・舌・身・意 +六境=色・声・香・味・触・法)十八界(十二処それぞれを「界」とし、それに眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識の六識を加える)の「三科」を列挙しことごとく否定する。
・無無明 亦無無明盡 乃至無老死 亦無老死盡: 十二因縁の各支の名目をあげるべきところを省略したもの
・無明: 過去世に無限に続いてきている迷いの根本である無知
・行: 過去世の無明によって作る善悪の行業
・識: 過去世の行によってうけた現世の受胎の一念
・名色: 胎中における心と体
・六入: 胎内で整う眼などの五根と意根
・触: 出胎してしばらくは苦楽を識別するには至らず、物に触れる働きのみがある
・受: 苦・楽・不苦・不楽、好悪を感受する感覚
・愛: 苦を避け常に楽を追求する根本欲望
・取: 自己の欲するものに執着する働き
・有: 愛取によって色々な業を作り未来の結果を引きおこす働き
・生
・老死
・過去の因(無明・行)と現在の果(識・名色・六入・触受)、現在の因(愛・取・有)、未来の果(生・老死)という二重の因果を示すものとして、これを三世両重の因果という。

・無苦集滅道: 「苦諦」・「集諦」・「滅諦」・「道諦」を四諦といい、仏陀の教義の根本をなす四つの真理であり、これを否定するのは、四諦への執着を破って、四諦の真意を生かすため。
・滅: 制す
・菩提薩: 原語ボーディサットゥヴァ(=菩薩)の音訳、ニルクティ説もある。
・心無礙: =引っ掛ける。礙=さまたげる、または、さわり、障碍。「心を覆うものがない」の意
・倒夢想: 正しくものを見ることができない迷い、の意
・究竟涅槃: 涅槃=原語ニルヴァーナの音訳、一切の迷いから脱した境地。
・三世諸佛: 過去・現在・未来にまします無数に多くの仏たち
・阿耨多羅三藐三菩提: 無上正等正覚、「この上ない、正しく平等な目覚め」「完全なさとり」
・大神咒: 原語マハー・マントラ。「神」は、不思議な霊力を意味したものか。マントラ=咒であり、「真言」である。宗教的儀式に使われる神歌。
・無等等: 無比ということ。無等無等とも。「比類のないこと」
・羯諦羯諦波羅羯諦 波羅僧羯諦: 決定的な訳は無理だという。この真言は、総括的に神秘的に表出するものであるから、古来、翻訳されないという。原語は「ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディ スヴァーハー」。スヴァーハー=願いの成就を祈って、咒の最後に唱える秘語である。
・心: 原語フリダヤ。フリダヤ=心臓、転じて精髄・精要。ウパニシャッドでは、心臓はアートマン(我)の宿る場所、であると説かれ、さらには、フリダヤは心であると説かれ、ブラフマンであると説かれた。

※四諦(したい、catvaari aaryasatyaani)

四聖諦ともいわれる。聖諦とはサンスクリット語で「神聖なる真理」という意味である。パーリ語では「アリヤ・サッチャーニ」(ariya-saccaani)といわれる。
釈迦は成道の後、鹿野苑(ろくやおん、ベナレス)において、初めて五比丘のために法を説かれた(初転法輪)。この時、釈迦はこの四諦を説かれたといわれ、四諦は仏陀の根本教説であるといえる。
四つの真理とは、

人生は苦であるという真理と、
その苦の原因は人間の執着にあるという真理と、
この苦を滅した境地が悟りであるという真理と、
その悟りに到達する方法は八正道であるという真理である
であり、これを順に苦諦・集諦(じったい)・滅諦・道諦と呼ぶ。

この四諦は仏陀が人間の苦を救うために説かれた教えであり、あたかも医者が、患者の病気の何であるかをよく知り、その病源を正しく把握し、それを治癒させ、さらに病気を再発しないように正しく導くようなものだ、と言われている。



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