全256件 (256件中 1-50件目)
こんにちは、fumifumiです。前回の更新からほんのちょっとだけ間が開いてしまいましたが、お元気でお過ごしですか?ところで、日記をこちらに引っ越しました。もしブックマークやRSSに登録している人がいたら(まさかいないとは思いますが)変更お願いしますね。
2010年02月12日
コメント(0)
皆様あけましておめでとうございます。今ロンドンに来ています。久々に1週間ほど休みがとれたので、年末年始はヨーロッパで過ごすことにしました。今年のヨーロッパは500年ぶりの暖冬だそうで、ロンドンも毎日10度を超えて暖かく過ごしやすいです。こちらは大晦日の朝のトラファルガースクエア。深夜の年越しイベントでは大賑わいになるけど、朝は静か。ロンドン塔にも行ってきました。すべて見るのに丸一日かかりましたが、雨と強風のせいかそれほど込んでなかったので、じっくりと見れてとてもよかったです。入場料15ポンド(約3500円)の価値は充分にありました。こちらは、ロンドン塔内で中世の時代に使われていたというチェスピース。ほかにも写真撮影は禁止のためできませんでしたが、歴代の王・女王のクラウンなどが飾られています。中でも、530カラットを超える世界最大のダイヤ「アフリカの星(Great Star of Africa)」を用いた王笏(杖)と東インド会社からヴィクトリア女王に献上された有名なダイヤモンド「コヒヌール」を用いた王冠は圧巻でした。日本で言えばゴージャス松野にも匹敵するゴージャスさといっても過言ではありません。ここが、エドワード5世とその弟のリチャードがおじのグロースター公(後のリチャード3世)によって幽閉され殺害されたとされるブラッディータワー。この塔の中で、日本で言えば北村弁護士と丸山弁護士の争いのような、身の毛もよだつ血なまぐさい争いが繰り広げられていたのです。
2007年01月01日
コメント(501)
所用のため、ギリシャの首都アテネにやってきました。一番上の写真はヘファイストス神殿とアテネの街、その下はアテネの繁華街のひとつ、プラカ地区です。アテネの第一印象は、オリンピック効果もあるのかもしれないけど、街が清潔で安全、地下鉄なども非常に新しくて綺麗なのでびっくりしました。しかし、なにより驚いたのは、下の写真のように野良犬がとても多いことです。ちなみに写真の背景にたまたま入り込んでいるのは、上からそれぞれパルテノン神殿とゼウス神殿です。日本ではこれらの遺跡は巨大な建築物だと勘違いしている人が多いのですが、実際には写真からもお分かりのように、野良犬1匹分とほぼ同じ大きさであることが一目瞭然です。
2006年11月20日
コメント(14)
アメリカはどこに行っても食べ物が大量だったり、車社会で運動不足になったりと、不健康な暮らしぶりというイメージを持っていたのですが、案外そうでもないようです。少し前のワシントンポスト紙にちょっと面白い記事が出ていました。ハーバード大のグループによる新たな調査結果によると、米国人の平均寿命は人種や社会グループにより8つのパターンに分けられ、それらのグループ間で大きな差がある、というもの。そこまでは、そりゃそうだろうなー、と思う内容なのですが、びっくりしたのは、もっとも長生きに属するアジア系米国人の平均寿命は、なんと男性で82歳、女性で87歳にもなるのだそうです。一方で厚生労働省の資料によれば、日本人の2004年の平均寿命は男性79歳、女性86歳です。もちろん、国全体で見れば、米国(男性75歳、女性80歳、2002年)に比べて日本人のほうが、デーモン小暮(10万44歳)や、亀仙人(319歳)の例をみれば分かるように、間違いなく長生きです。ちなみに、亀仙人の手下にはかつて不死鳥もいたのですが、亀仙人が始めてドラゴンボールに登場したときには、すでに食中毒で死んでいました。というわけで、アジア系だけで比較すれば、特に男性では3歳もアメリカ人のほうが長生きということになります。日本は、他国に比べて平均寿命の男女差が大きいと言われますが、男性の寿命の押し下げ要因として、以前の記事で書いたように、先進国で最悪レベルの男性の自殺率の高さ、そして喫煙率の高さが挙げられていますし、米国では日本に比べて労働時間が短いことや仕事のストレスが少ないのも大きな要因かもしれません。長生きしたい皆さん(特に男性)はぜひアメリカに移住しましょう。ちなみに同記事によると米国人の8つのグループの平均寿命はそれぞれ以下のとおりだそうです。白人と黒人だけやけに細かく分けていますが、結局のところ、アジア人>白人>ネイティブアメリカン>黒人と、はっきりと人種により寿命の序列ができているのが分かります。1 アジア系 85歳2 北部の白人 79歳3 中部の白人 78歳4 アパラチア地方(東部)とミシシッピ川流域の低所得白人 75歳5 西部ネイティブアメリカン 73歳6 中部の黒人 72歳7 南部の低所得黒人 71歳8 都市部の黒人 71歳
2006年10月31日
コメント(16)
紅葉を見にニュージャージー州プリンストンまでドライブに行ってきました。プリンストンは、プリンストン大学を中心とする大学街で、ニューヨークとフィラデルフィアの中間にあり、両都市から車で1~2時間の距離にあります。プリンストン大学は、その語感からプリンを作る製菓学校と勘違いしている人が多いのですが、実は30人近くのノーベル賞受賞者を排出するなど、米国東部の名門大学アイビーリーグの中でもハーバード、イェ-ル大学と並んで「ビッグ3」と呼ばれる私立の超名門大学なのです。さすがアメリカのビッグ3だけあって、日本のビッグ3と言われるタモリやビートたけし、明石家さんまと比べてみてもちょっと雰囲気が違うのがお分かりいただけると思います。学費も全米でもっとも高額な大学のひとつに数えられ、大学の周囲には高級ファッション店やお洒落なカフェ、レストランが立ち並ぶなど、普通の大学とはちょっと違ってハイソな雰囲気でした。こんな街に留学できたら素敵ですね。日本人では、かつて湯川秀樹博士や作家の村上春樹氏が客員教授、客員講師として在籍していました。われながら知的でお洒落な筆者が歩くのにぴったりの街だと思います。少なくともタモリあたりが歩くのはあまり似合わない気がします。今年は同大学が同州エリザベスからこの地に移転してからちょうど250周年ということもあり、11月4日まで特別イベントが開かれています。
2006年10月30日
コメント(6)
皆様、お久しぶりです。おかげさまで先週、無事にワシントンに戻ってきました。ところで、来月行われる某ヨーロッパG国での学会に演題を申し込んだのですが、初めて口頭発表演題に選ばれてしまい焦っています。権威のある国際学会で筆者のような若者が口頭発表に採択されることがいかに難しいことかは、ボクシングでいえば、関西出身の敬語をしゃべれない某ボクサー相手に世界タイトル戦で判定勝ちを収めることくらい難しいことと言っても過言ではありません。というわけで、最近こんな本を買って英語の練習をしています。国際会議・スピーチ・研究発表の英語表現この本がすごいのは、付録CD2枚分ぎっしりと文例が収められているボリュームで、なかなか使う機会が無いんじゃないかなあ、と思うようなレアな状況の時の表現までしっかりと収められているところです。たとえば、こんなの。「今日お越しの予定だったホプキンス先生は4日前にお亡くなりになりました。飛行機の墜落で他界されました。黙祷をお祈りいたします。」"Dr Hopkins, who is supposed to be here with us today, just passed away 4 days ago. He died in an airplane crash. A moment of silence, please."・・・これでいつ教授が飛行機事故で死ぬことがあっても、話に困ることはなさそうです。
2006年09月21日
コメント(18)
列島各地で厳しい暑さ、日本海側ではフェーン現象も観測されている今日この頃ですが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか?筆者は、夏が終わっても美しいお肌でいられるために、紫外線対策にことのほか気をつけています。それはそうと、しばらくの間更新が途絶えてしまいまして、申し訳ございません。これは「深津絵里 スタイリストと熱愛発覚」のニュースにショックを受けていたから、というのももちろんあるのですが、実は深津絵里よりも深い理由があるのです。実は、この半年ほど共同研究の仕事のためにアメリカと日本を行ったりきたりの生活が続いていて、なかなか落ち着いて日記を書く暇がとれないのでした。すでに今年7回目の日本です。忙しさのピークは過ぎたと思うのですが、9月の中旬にアメリカに戻る予定なので、本格的に日記が復活するのはそれ以降になりそうです。
2006年08月19日
コメント(19)
桜の樹の下には・・・・・・桜の根が埋まっている。というわけで、お花見に行ってきました春の訪れを告げるワシントンの桜祭りは、一年でもっとも盛り上がるイベントのひとつで、その規模は「花王ヘアケア祭り」、「ヤマザキ春のパン祭り」と並んで、世界三大祭りに数えられるほどです。桜が植えられているのは、ポトマック川の隣に佇み、上野の不忍池の4倍ほどの大きさのタイダルベイズンのほとりです。池の向こうに見えるビル街は、墓地や国防総省(ペンタゴン)で有名なバージニア州アーリントン。池の周囲には約4000本の桜が植えられていますが、これはよく知られているように、1912年に東京都足立区の荒川堤から贈られた五色桜とその子孫。現在に至るまで、多くのワシントンっ子に親しまれています。今やワシントンと桜といえば、押尾学と矢田亜希子の次に切っても切れない関係と言われているほどなのです。この日は週末と好天が重なったので、多くの人で賑わっていました。正面の丸い屋根の建築は、合衆国第3代大統領の生誕200年を祝い、1934年に建てられたトーマス・ジェファーソンメモリアル。こちらは、初代大統領ジョージ・ワシントンの偉業をたたえ、1885年に建てられたワシントンメモリアル。石造建築物としては世界一の高さ(555フィート:約169m)を誇る尖塔です。条例でこのモニュメントよりも高い建物を建ててはいけないので、ワシントンのどこからでも見えるようになっています。ステージでは、演歌にあわせて日本舞踊のパフォーマンスも行われていました。鬼のお面をつけて踊るおばさんがちょっと怖かったです。
2006年04月06日
コメント(20)
週末にアリゾナからmg8812さんご夫妻が電撃的に訪ねて来てくれました。同じアメリカ国内といっても、アリゾナとここワシントンは時差が3時間もあり、直行便でも4時間近くかかる遥か彼方。気候も全然違って、たとえば午後11時(ワシントン時間)現在の気温は、ワシントン13度に対しアリゾナ(フェニックス)は28度もあります。数年前に学会で一度アリゾナを訪れたことがあるのですが、かのOK牧場があったことからも想像されるように、巨大サボテンが林立した荒野で、いまにもカウボーイが駆け回り荒野の決闘が行われそうな雰囲気でした。アメリカ横断ウルトラクイズで言えば、バラマキクイズ以外の開催は考えられないでしょう。(実際行われている)前置きが長くなりましたが、要するにそんな遥か離れた場所からわざわざ来てくれたので、とても嬉しいです。今回は、筆者の彼女も合流して、美男美女4人でワシントンで開催中の桜祭りイベントのひとつ、花火を見ながらポトマック河畔のウォーターフロントのレストランでディナーをいただきました。花火はカラフルでデザインも凝っていて、その美しさは日本の花火や筆者の完璧に引き締まったボディラインにもまったく引けを取りませんでした。どこかの国の音だけうるさい花火とは比べ物になりません。mgさんは、日記ではご自身のことを「ガサツ」とか「オタク」とか言ってますが、実際にあった印象はとてもさわやかで笑顔の素敵な方でした。mg夫さんもレストランですかさずmgさんの椅子を引いてあげるなど、スマートかつユーモアに溢れる方で、短い時間ながらとても楽しく過ごすことができました。唯一の心残りは、この日はかなりの強風で、ポトマック川からの風がざわわ、ざわわ、ざわわ・・・と吹き荒れていたため、せっかく練習したイナバウアーを披露できなかったことです。
2006年04月04日
コメント(4)
先日の一時帰国では、乗り継ぎでテキサス州のヒューストン・ジョージ・ブッシュ国際空港を訪れました。同空港は、現大統領の父でもあり、合衆国第41代大統領のジョージ・HW・ブッシュ(父)の名をとり、1997年より現在の空港名に変更されています。ワシントンのロナルド・レーガン空港にしてもそうですが、どういうわけかアメリカの空港の名前は、「こち亀」の大原部長の誕生日のように、大した理由もなくしょっちゅう変更になる印象があります。それはそうと、この巨大空港には叶美香ヘアヌード写真集なみに見逃せないスポットがあります。それは、ブッシュ元大統領の銅像。空港内で銅像の周囲だけ違った空気に包まれていました。さらに近寄ってみます。ネクタイのなびき方が颯爽としていますね。肌がとても艶やかに輝いていますが、いったいどんな基礎化粧品とボディローションを使っているのか、ぜひ教えてほしいです。次に横から見てみます。トラッドでありながらも、上着を肩から水平にかけているところがアバンギャルド。実は筆者は、ロンドンの街を歩けばモデルのスカウトに声をかけられ、ファッションに関してはピーコと互角と言われるほど一家言ある人間なのですが、このジャケットの角度はなかなか真似ができないです。最後に後ろから。通りがかりのオバサンもうっとりと眺めています。銅像の出来栄えは亀有駅前の両津勘吉巡査長の銅像に次ぐレベルでした。きっととなりに息子の銅像が建つ日も遠くはないことでしょう。
2006年03月30日
コメント(15)
かなり以前の日記で紹介しましたが、ヒースロー空港第4ターミナルにX線カメラによるセキュリティチェックが導入されました。これは、審査官が乗客の衣服を透かして裸体画像を見ることができるため、イギリスでは大問題になったのですが、前回イギリスに行ったとき何と筆者も体験することになりました!搭乗口のセキュリティチェックに並んでいると、係員がランダムに搭乗客を呼び止めて、ついたてに覆われたマシンの前に連れて行っているので、「これは例のX線検査だな」、とすぐにピンときました。叶姉妹と互角とも言われる魅惑ボディの持ち主である筆者も当然のごとく呼び止められました。そして、言われるままについたての前に立ったところ、いくつかのポーズをとることを求められました。まず最初は足を左右に大きく開いて、手を大きく上に伸ばす。それが終わると今度は足を前後に開き、上体を横にひねるポーズ今度は、90度向きを変えて同じポーズ、といった具合。通常の金属探知機の向こう側に見えるライトグレーのついたての向こうに問題の装置があります。それにしても、ついたてがあるおかげで周りの乗客からはまったく様子が見られないようになっていましたが、もし筆者の裸画像があらわになっていたら、モニターの前には一目見ようと黒山の人だかりができていた違いありません。このようなひどい検査は、断固として反対です!!!
2006年03月27日
コメント(20)
ロンドン在住時にたまたま友人のフラットメイトだったRie fuさんの2枚目のアルバムが昨日発売になりました。筆者もお会いしたことがあるのですが、綺麗な英語の歌声とカーペンターズのようなソングライティングが魅力的なとってもチャーミングな方で、かなりおすすめです!実は筆者も学生時代にはオリジナル曲を歌い、各方面から「クリスタルボイス」などとお褒めいただいて幸運にもいくつかの賞を獲得することを将来の目標にしていたのですが、その筆者の美声にも勝るとも劣りません。彼女はロンドン芸術大学に留学中で、当時大学の課題でボブ・マーリーのイラストを書いていて、アイディアを熱心に説明してくれたのが印象的でした。「本当はボブ・マーリーと切っても切り離せないマリファナを使いたかったんだけど無理だから代わりに藻草を使ったの」と言っていましたが、マリファナを藻草で代用する革新的なアイディアは流石です。そのときは、一緒に中華レストランにいったり、ビートルズのジャケットで有名なセントジョンズウッドのアビーロードの横断歩道を並んでわたってくれたりしました。彼女は子供のころ3年ほどワシントンDCエリアにいたそうですが、まさか筆者もワシントンで働くことになるとは当時まったく想像していなかったので、運命とは不思議なものです。というわけで、筆者とRie fuが長州力と長州小力のように似たもの同士であることがお分かりいただけたかと思います。しかし、ある日フラットメイトである友人が夜中に「ギターの音がうるさい!」と苦情を言ったところ、引っ越していってしまいました。Rie fuに向かってなんて事を・・・(号泣)。筆者もデビュー目指してがんばろうと思います。
2006年03月25日
コメント(10)
先週の火曜日には気温がなんと30度まで上昇して、一気に夏が来てしまったワシントンでしたが、今週は一転して寒波がやってきて氷点下まで下がる寒い日が続いています。島国である日本やイギリスではこれほど激しい寒暖の変化は考えられないですが、これが大陸性の気候というやつなのでしょうか。その激しい上下動は、日本で言えばレイザーラモンHGの腰の振りにも匹敵します。この先週の暑さで、近所の街路樹から白い花があちらこちらで一気に開花しました。いったい何の花だろうとずっと気になっていたのですが、調べたところ米国ほぼ全土で街路樹に植えられているマメナシ(Bradford Pears)の花なのだそうです。桜っぽい花ですが、実は梨だったのですね。今週はすっかり凍えて寒そうにしています。ところで、筆者は「ナースのお仕事2」や「AXEL」も上原さくら目当てに欠かさず見ていたほどの桜マニアなのです。待ちに待ったワシントン桜祭り(National Cherry blossom festival)が公式ウェブサイトにもあるように明日から約2週間の日程でいよいよ開幕します「桜祭り」とは、その語感からよくイナバウアーと間違える人がいるのですが、実はそうではなくて、毎年70万人もの人が訪れ、パレードや各種演奏会、マラソン大会、桜の女王コンテストなどが開かれるワシントンでもっとも大きなイベントのひとつなのです。美しい桜並木が広がるのは、不忍池の約4倍ほどの広さのタイダルベイスンのほとり。1912年に当時の東京市から寄贈された約3000本の桜の子孫が、ここを中心に植えられています。すでにちらほらと咲き始めているとのことなので、さっそく見にいって来ようと思います。
2006年03月24日
コメント(8)
3月17日は聖パトリックスデイ(St Patrick's day)。仕事を始めようとするといきなり同僚に呼ばれたので何事かと思ったら、朝っぱらからオフィスでパーティが始まっていました。平日の朝からいきなりパーティが開かれるのがいかにもアメリカらしいところです。この日は、イギリス・ウェールズ生まれの聖人でアイルランドにキリスト教を伝えた聖パトリック(Saint Patrick, 387年 - 465年3月17日)の命日にあたります。アイルランド系移民の多いアメリカでは盛大なお祭りの日で、緑の服を着た人が町にたくさん現れ、あちこちでパレードやパーティが開かれます。ところで、筆者は今回はじめてアイリッシュコーヒーなるものを飲みました。これは、コーヒーにアイリッシュウィスキーとクリームを乗せたカクテル。ウィスキーの香りがふんわりと温かなコーヒーとマッチして、とてもおいしかったです。朝からすっかり酔っ払ってしまいました。パトリックは臨終の際、友人や信者に「私のことは悲しまず、天国へ行く私のために祝って欲しい、そして心の痛みを和らげるよう、何かの雫を飲むように。」と言葉を残したことから、アイルランドでウィスキーが好まれるようになったのだそうです。聖パトリックは偉人といわれるだけあって、様々な逸話があります。山賊が彼を切りつけようとしたところ腕が硬直し、パトリックと友好を結ぶと言うまで動かなくなったとか、また、彼が神に祈ると異教徒の僧侶の体が地面に叩き付けられ死んでしまったとか、挙句の果てには、彼が蛇などを海へと追いやり、有毒動物はアイルランドの大地に触れるだけで死にいたるようになったのだとか。これが本当ならばすごいことですが、その内容の信憑性のほどは、偽の送金指示メールを信じた永田議員ですら疑問を感じるに違いありません。「日本では聖パトリックスデイは祝わないの?」と聞かれたので、「聖パトリックスデイは祝わないけど、その代わり聖ホワイトの命日であるホワイトデーを祝うんだよ」と教えてあげました。
2006年03月17日
コメント(4)
さきほど連絡があって、イギリスでの約2年間にわたる筆者の研究成果をまとめた論文が、半年の審査を経てようやく出版される見通しになりました掲載されるジャーナルは、さすがに国際超一流誌とまではいきませんが、国際超一・五流誌くらいのC誌です。日本では短期間でここまでの成果を出すのは非常に難しいので、苦労してイギリスにわたった甲斐があるというものです。C誌がどの程度のジャーナルかと言うと、科学ジャーナルの世界では、それぞれのジャーナルを格付けする数値として「インパクト・ファクター」という点数があります。有名な「NATURE」を筆頭としておおむね10点以上のジャーナルが超一流誌と呼ばれるのですが、C誌はそれには少し届かないものの、それでも7点くらいの点数があります。身近な例えで分かりやすく言うと、「NATURE」のインパクトがイナバウアーとすれば、C誌のインパクトは、レイザーラモンHGの腰の振りくらいに相当します。2年弱で完成させた研究としては、このくらいのインパクトが出せれば御の字ではないでしょうか。この半年ほどでさらに面白いデータが出てきているので、今年はさらに美しくイナバウアーを目指してがんばろうと思います。
2006年03月15日
コメント(26)
今回は東京出張の旅路に撮った写真をいくつか紹介します。まず、スタート地点はワシントン・ロナルド・レーガン・ナショナル空港から↓この日は前日までの大雪が嘘のような好天です。飛行機の上にぽつりと建っているドーム型の建物がアメリカ連邦議会議事堂(US STATES CAPITOL)。政治の町・ワシントンの町作りはこの議事堂を中心に設計されています。飛行機は定刻どおりに離陸し、乗り継ぎ地点のニューアーク・リバティ(ニューヨーク)国際空港へ。ワシントンからニューアークまでは1時間ちょっとの道のりです。下の写真は、途中通ったフィラデルフィア上空から。なかなか綺麗に撮れたでしょ?フィラデルフィアは、手前(西側)に見えるスクーキル川と奥(東側)のデラウェア川にはさまれた土地にあるペンシルバニア州最大の街で、1800年まで首都が置かれていた合衆国生誕の地でもあります。自由・平等・博愛の理想をうたった独立が高らかに宣言されたのはこの街。ジョージ・ワシントン、ベンジャミン・フランクリン、トマス・ジェファーソンといった建国の父たちを出演者とし、合衆国スタートのドラマはこの街からはじまった。(地球の歩き方丸写し)デラウェア川を渡るともうニュージャージー州です。そして、同州のニューアーク空港に到着↓前日に大雪で閉鎖されていただけあって、ずいぶんまだ雪がのこっていました。ゲートに入る前にしばらく待たされたのですが、窓の外を見ると作業員が3人がかりで必死にスコップでゲート前を雪かきしていました。奥にうっすらと見えるのがニューヨークの摩天楼で、ひときわ高いのがエンパイア・ステートビルです。そしてニューアークから14時間かけてようやく成田に到着↓
2006年03月14日
コメント(8)
皆様、お久しぶりです。3週間の東京出張を終えて、ようやくワシントンに帰ってきました。日記をしばらく更新できなかったのは、ずっとイナバウアーの練習に明け暮れていたからという理由ももちろんあるのですが、実は3週間の出張中に休日が1日しかなくて、なかなか時間が取れなかったのです。やはり日本は忙しすぎて日記を更新するのは大変です。久々に帰ってきたワシントンは、もうすっかり春の陽気。今日の最高気温は24度まで上がるそうです。ワシントン名物の桜の季節も一月後に迫り、これから楽しみな季節です。お花見では、ぜひ完成したイナバウアーを披露したいと思います。
2006年03月10日
コメント(23)
先ほど日本に戻ってきました。久々に日本からの更新です。今日の東京は18度まで上がり春のような暖かさでしたが、週末のニューヨークは大雪の上ずっと0度前後、風もあってかなり寒かったです。週末の雪はワシントンでもかなり降り、10センチ近く積もっていました。友人から筆者と並んでワシントンのアイドルと言われるタイシャンの最新の写真が送られてきました。相変わらずかわいいですね。ちなみに筆者もライバルに負けないよう最近ヨガを始めるなど、パーフェクトなボディづくりを目指してがんばっています。
2006年02月14日
コメント(15)
2時間以上、大雪でまったく動けなくなったアムトラック車内からです。ニューヨークの駅からワシントンへ向かう電車に乗り込んだのはいいのですが、フィラデルフィアを過ぎたところで車内アナウンスがありました。信号が故障したため、レールを片方しか使えずに交互通行になっているとのこと。それで、反対方向へ向かう電車が通り過ぎるのを待っているようです。ここからがすごいのですが、電車が何本か前後に並んで渋滞していたので、互いにドッキングさせて、ひとつのながーい電車として運行することになりました。「これでエブリシングがファイン」なんだそうです。さすがアメリカ、考えることがダイナミックです。電車のドッキングも、日本の秋田新幹線と東北新幹線のようなドッキングを想像していたのですが、それよりもかなり荒っぽいです。しばらくゆっくり前進していたかと思ったら、いきなり「ガクッ」と衝撃がして、後ろへ進みだしました。1,2秒後ろへ進んだところで、再び「ガクッ」と衝撃がして、今度は前へ進む。これを10回くらい繰り返していました。いったい何が行われていたのかさっぱりわかりません。電気も消えて真っ暗になるし、ちょっと不安になります。今日はこの大雪のせいで、電車に乗るにも一苦労でした。昨晩からの雪が50センチくらい積もったため、地域のバス、タクシー会社がすべて営業を停止し、駅に向かう交通機関が完全に麻痺してしまったのです。そのため、30分以上の道のりを駅まで雪を掻き分けながら歩いていく羽目になり、もうクタクタです。いつもは3時間ほどでワシントンに着くのですが、今日はその後もずっとのろのろ運転で、定刻より5時間も遅れて深夜零時半過ぎにようやく到着。駅には200人以上のタクシー待ちの列ができていて、1時間ほど並びましたが、2時過ぎには家にたどり着けました。明朝からN国に出張なので、なんとかたどり着けてよかったです。
2006年02月13日
コメント(8)
今ニューヨークの郊外に来ていますが、昨晩から降り始めた雪が朝起きてみたらとんでもない積もり方をしてまだ降り続けています。こちらのTVはずっとこのニュースで持ちきりです。NBCニュースによると、NYのセントラルパークではたった一晩で約22インチ(約55センチ)もの降雪を記録したそうで、これは1947年12月27日の26.4インチ(約66センチ)以来、59年ぶり、史上2番目の大雪だそうです。この大雪のため、NYの空港はニューアーク、JFK、ラガーディアの3空港とも閉鎖になっています。現在ボストン、ワシントンを含む北東部のほとんどのエリアでブリザード警報が出ていますが、予報では今日の午後まで降り続き、30-50センチの積雪が予測されるとか。そんな中、筆者は今日中に電車でワシントンに戻り、明日にはN国へ出張に行かなければなりません。筆者の運命は如何に・・・(号泣)それでは、いってきます!
2006年02月12日
コメント(6)
もはやクロスワードパズルと並んで欧米の新聞になくてはならないものになってしまった感のある「SUDOKU」ですが、このほどついにワシントンのユニオンステーションで、ワシントン・ポスト紙主催による「第1回チキチキ・ワシントンSUDOKU選手権」が開催されました。あいにく筆者が仕事帰りに駆けつけたときにはすでに終了し後片付けが行われていたのですが(号泣)、優勝者にはSUDOKUの本場(?)ロンドンへの往復航空券が贈られたとのことです。ロンドンでもすごかったのですが、ワシントンでもSUDOKU人気はかなりのもので、毎朝地下鉄の中でSUDOKUに取り組んでいる人を3人は見るほどです。その人気度は「ワシントンの歌姫」とささやかれる筆者の人気に勝るとも劣りません。ちなみに下の写真はロンドン「METRO」紙掲載のSUDOKU。ルールはいたってシンプルで、縦のカラム、横のカラム、3x3のボックスにそれぞれ1~9の数字を同じ数字を使わないようにして並べられれば良いのです。詳しくは、SUDOKU.COMなどに解説されています。たしかにやってみると思わず熱中して30分はのめり込んでしまう面白さがあります。これまで新聞のパズルといえばクロスワードが主流でしたが、かなり難しくネイティブでないと完成させるのは厳しいものと思います。しかし、SUDOKUなら移民の多い欧米でも言葉の壁なく誰でも楽しめるので、流行るのも納得できます。数独といえば、かつて日本のパズル雑誌「ニコリ」に載っていたものを大学時代に友人が一生懸命やっていた記憶があるのですが、実はもともと「ナンバープレイス」という名でアメリカではじまったパズルなのだそうです。それをニコリが84年に「数独(数字は独身に限る、の略)」の名で日本に紹介したのですが、昨年春ごろから「SUDOKU」の名でイギリスで大ブームになり、それがきっかけで世界中で人気になりました。ここアメリカには、地球を一周して戻ってきたといったところでしょうか。ちなみにワシントンのEXPRESS紙には、昨夏から毎朝このSUDOKUが掲載されているだけでなく、週末版には「SAMURAI・SUDOKU」というお化けのようなSUDOKUが掲載されています。これは5つの数独が組み合わさってひとつの巨大な数独を構成しているのですが、こんなのよほど暇じゃないとやる気が起きないですよね。ちなみに写真のSAMURAI・SUDOKUの難易度は「ウェルター級」だそうですが、いまいち分かりづらい難易度の表示です。
2006年02月05日
コメント(21)
アメリカではじめての勤務評定(EVALUATION)をもらいました。筆者の研究所の勤務評定(査定)は、自己採点による4項目の評点とコメント、そして上司による総合評点と簡単なコメントがつくようになっています。自己採点部分は、「知識の探求」、「実験」、「解析」、「報告」の4項目からなっていて、それぞれに3段階「いまいち(Inconsistent Performance)」「良(Valued Performance)」「最高(Extraordinary Performance)」のいずれかの評価とコメントを記入します。昨年を振り返ってみると、華やかな東京やロンドンと違って誘惑の少ないワシントンにきたおかげで、ずいぶんと仕事に集中できた一年でした(号泣)。なので、自己評価にはすべて最高点をつけておきました。幸いにも、上司による総合評点も「最高」にチェックがついていました。コメント欄には、「FUMIFUMIはエクセレントなサイエンティストだ。今年の目標は論文を1,2本書くことだね。」とありました。去年は秋ぐらいから良いデータがどんどん出てきたので、それなりに期待はしていたのですが、嬉しいほめ言葉をもらえてよかったです。これもひとえに、日ごろからブログに皆様から暖かいコメントをいただき、励まされ異国での生活の支えになったこととはあまり関係がなさそうです。この評価が昇給に反映されてくれるといいのですが、その辺は聞いてないのでまだちょっと分からないです。今のラボでは、周りの人にとても恵まれているので、アメリカに来て本当に良かったです。思えば、イギリスでの2年間の滞在を終えたとき、筆者の行く手には、「日本に帰国」、「イギリスで他のラボを探す」、「教授とともにアメリカへ移る」、という3つの選択肢があったのですが、3択の女王・竹下景子のように勘がさえていたと言わざるをえません。今年の目標は、もっとがんばって一日も早く「ワシントンの歌姫」と呼ばれるようになりたいと思います。
2006年02月04日
コメント(14)
前回気温の話をしたので、ついでにもうひとつ単位にまつわる話を。以前住んでいたイギリスとアメリカは、もともと同じ国なだけあって「ポンド」(454グラム)や「マイル」(1.6キロメートル)など共通の単位を多く使うのですが、同じのようでありながら実は違う紛らわしい単位が、牛乳やビールなど飲み物の量の単位「パイント(PINT)」です。百聞は一見にしかずということで、まずはそれぞれのパイントを比べてみましょう。まず下の写真がイギリスの1パイントの牛乳。 左下に小さく書いてあるとおり、1英パイント=568mlです。次に、下がアメリカの牛乳。こちらは1米パイント=473ml。こっちのほうがだいぶ少ない!ちなみに、上のイギリスの牛乳は、国家を挙げて牛乳のふたの色分けの仕方が統一されており、どうでもいいことに妙にこだわるイギリスらしさが感じられますが、アメリカは自由の国だけあって各メーカーのふたの色はバラバラのようです。さて、どうして同じパイントなのにこんなにも量が違うのか、その歴史的経緯はWIKIPEDIAにも説明されていますが、実は深田恭子よりも深い理由があるのです。その説明の前に、まずパイントはガロンの8分の1のことなので、アメリカ・ガロンとイギリス・ガロンがなぜ異なるのかということに話を置き換えて説明しましょう。もともとイギリスにおける「ガロン」は、量るものによって「コーン・ガロン」や「ワイン・ガロン」など、微妙に違うさまざまな大きさの単位が使われていたそうです。それらのうち、18世紀はじめにアメリカに伝えられたのが「ワイン・ガロン」(=3.79L)。したがって、これを8で割ると今日の米パイント(473ml)になります。ところが、イギリス議会は19世紀はじめになって「いろいろな大きさのガロンがあるのはけしからん!ひとつに統一しよう。」という話になり、単純に10ポンド分の水の体積(454mlx10=4.54L)を1英ガロン(IMPERIAL GALLON)としたのです。したがって、イギリスのパイントは、単純に1ポンドの水の体積(454ml)を10倍して(4.54L)、それを8で割っただけ(568ml)のことだったのです。というわけで、ちょっと意外なことにイギリスのパイントのほうが歴史が浅いということになりますね。
2006年02月01日
コメント(12)
ワシントンの冬の寒さは強烈だぞー、と前々から周囲に脅されていたのですが、この冬はどういうわけか異常に暖かな日が続いています。それも、下の写真のように霧が出たりして、もわあっとした生暖かい日が多いです。地元の人に言わせると、こんなことはきわめて珍しいのだとか。今年に入りもう一月が過ぎようとしていますが、これまでのところ最高気温が平年を超えたのはわずかに4日だけ。ニュースによると今日の最高気温は64度まで上がったそうです。もちろんこれはアメリカで一般的な「華氏」でのことですが、華氏表示の温度ってなかなかなじめなくてピンとこないですよね。華氏(F)を摂氏(C)に正確に換算するには「C=(F-32)x5/9」という計算をしなければならないのですが、こんなのとても暗算できないですよね。そこで、友人に教えてもらった方法は、「華氏から32を引いて、2で割って、10%足す」というもの。これでもちょっと覚えづらいけど、なんとか暗算はできそうです。たとえば今日の気温64Fは、「(64-32)÷2+10%」となるので、約18Cと分かるわけです。この方法だと、誤差はわずか1%ほどなので、かなり正確に換算することができます。今の時期の平年の最高気温は7Cくらいだそうなので、10度以上も高いポカポカ陽気であることがお分かりいただけるでしょう。どうりで暖かいわけだ。このまま春になってくれるといいのだけどなあ・・・。
2006年01月30日
コメント(18)
皆様、お久しぶりです。新年のっけから更新が滞ってしまい申し訳ありませんが、とりあえず元気に暮らしております。更新が遅れてしまったのは、フジテレビのウッチー結婚&寿退社のニュースに筆者が大きなショックを受けていたからでは断じてなく、共同研究のため某N国にしばらく出張に行っていたためです。先日ようやく帰ってきたところです。ちなみにN国とはナミビアでもニカラグアでもなく、最近L社の不正株取引問題で大騒ぎになっているある島国です。ところで海外出張といえば、L社と投資事業組合のように切っても切れない深い間柄にあるのが空港ではないでしょうか。そこで、今日はワシントンの空港についてご紹介しましょう。ワシントンには2つ大きな空港があり、東京へ全日空の直行便も就航しているワシントン・ダレス国際空港もありますが、筆者はなるべく下のワシントン・ロナルド・レーガン・ナショナル空港を使うようにしています。なかなかきれいな空港でしょ?この空港はほぼ国内線のみなのですが、1997年に大幅に拡張されたばかりなので施設が新しい上に、地下鉄が直接乗り入れているので10分ほどで都心まで行けてとっても便利で気に入っています。一方下の写真のダレス空港の方は、映画「ダイハード2」の舞台にもなったワシントンの表玄関ともいえる国際空港ですが、バスと地下鉄を乗り継いで1時間半はかかる上に、セキュリティチェックと入国審査場が狭いため、それぞれ1時間以上並ばされることもざらというお粗末さです。また、ターミナル間の移動も「モービルラウンジ」という巨大なウミガメを思わせる不思議な乗り物でのろのろと移動しなければならず、非常にイライラします。竜宮城に行くんじゃあるまいし・・・。しかもセキュリティチェックの外側には土産物屋のひとつもなく、コーヒースタンドが1件あるだけというさびしさです。同空港のターミナル間には地下鉄が現在建設中らしいので、今後に期待したいところです。というわけで、ワシントンDCに行くときには、乗り継ぎさえ苦にならなければ入国審査がすいていることの多い他都市の空港(たとえばニューアークやアトランタ)で入国してから、米国内線でナショナル空港へ向かうことを是非お勧めしたいと思います。
2006年01月29日
コメント(10)
アメリカはすでにすっかり祝日モードのようで、ワシントンの地下鉄も今日はがらがらでした。筆者もこれから空港に向かって出発です。にもかかわらず、こんな日に限ってトラブルが発生。室内の煙探知機が「ビビビー!!」と突然なりはじめて、窓を開けても電池を抜いても止まりません。大家さんに言ったら、どうやら壊れている模様で、すぐにメンテナンス係がきてくれました。さすが、以前住んでいたどこかのU国とは違って仕事が速いです。かなり酒臭いメキシコ人風のおっさんでしたが、「フェリスナビダッド~(メリークリスマス)♪」と歌いながら陽気に取り外してくれました。どういうわけか筆者も「FELIZ NAVIDAD~♪」とずーっと一緒に歌わされました。そのせいでさっきからずっとこの曲のフレーズが頭から離れません。「フェリスナビダッド♪ プロスペロアンニョイフェリッシダっ♪・・・」この曲、日本ではあまり馴染みがないけどヒスパニック系住民の多いアメリカでは聴く機会がとても多いです。それでは、皆さんも素敵な祝日を。↓は先日見に行ったNYロックフェラーセンターのツリーです。
2005年12月23日
コメント(12)
クリスマスにはまだ少し早いですが、iPodをプレゼントしてもらいました!もし自分の周りに彼女からもらったプレゼントをブログで自慢するようなヤツがいたら、掲示板を徹底的に荒らした上、中傷するコメントをあちこちにバラ撒いて二度と立ち直れないようにしてやろうと思うのですが、自分が自慢する分には不思議とまったく気になりません。日本ではどうだか分かりませんが、ロンドンでもワシントンでもiPodは大流行りです。地下鉄の中でも自慢げに操作している人を見ない日はないし、筆者のラボでも若者はもちろん推定65歳の教授にいたるまでiPodを愛用し、iPodを聞きながら生化学実験をする人まで現れる始末です。それを見るたびに「感じ悪る~」と思っていたのですが、筆者もこれからは科学者らしくコペルニクス的発想の転換で自慢げに操作しようと思います。あ、今読者の「FUMIFUMIさんってそんな人だったのね、見損なったわ。」という声が聞こえてきたのでやっぱりやめます。うわさには聞いていたものの、実際に体験してみるとその面白さは予想以上です。iTMS(iTunes Music Store)で、日本の最新の曲を試聴したりダウンロードできるのも海外在住の身には嬉しい限りです。というのも、筆者は日本を離れてもう3年近くになるので、頭の中で日本の最新ヒットといえば「昭和枯れススキ」(さくらと一郎)のままで止まっているのです。アメリカでのiPodの流行りっぷりはかなりのもののようで、AP通信によると、最近ワシントンのディストリクトオブコロンビア大学では、Podcastingによる講義の配信をはじめたそうです。これにより、学生はiPodで講義を聴くことが出来るとか。また、CNET JAPANによると、同じような試みはすでにスタンフォード大学など全米の多くの大学でも取り入れられているそうです。新しい技術をすぐに利用するのがいかにもアメリカ人らしい発想ですが、なかなか便利だし面白そうなアイディアですね。というわけで、今後しばらくは更新が滞るかもしれませんが、iPodに夢中になっているんだな、と思って許してやってください。真っ白だったはずのiPodが、使いすぎてもう真っ黒になってしまいました・・・。
2005年12月14日
コメント(28)
今日のワシントンはこの冬始めての本格的な雪になりました。12月に入ってから最低気温は連日氷点下。ワシントンもいよいよ冬本番です。ユニオン駅にもいつの間にか大きなツリーが飾られていました。しんしんと降る雪の中、ほのかに輝くツリー。いつもより静かな町は、ひときわ神聖な空気に包まれているかのようで、深い畏敬の念と、人間という存在の小ささを思わずにはいられません。世界中から戦火が止み、このような静かな祈りに包まれる日は果たして来るのでしょうか。いつもの筆者は宗教とはあまり縁がなく、どちらかというとドラクエで教会に行くときを除いてはあまり信仰心を感じないタイプなのですが、今日だけはいつもの変態日記を書くのをやめて、詩人になろうと思います。
2005年12月05日
コメント(12)
アメリカで迎える初めてのクリスマスシーズンがやってきました。アメリカの場合、11月下旬に感謝祭があるのでシーズンのスタートは欧州より遅い感があるのですが、感謝祭を過ぎるとあちこちからクリスマスソングが流れクリスマスムード全開になります。ここワシントンは黒人が人口の約65%を占める町なので、ラジオで流れるクリスマスソングもそれを反映して「恋人はサンコン~」などが多いと思っていたのですが、そうでもないようです。やはり、彼らもサンタクロースがギニアからやってくるのはいただけないのでしょうか。ところで、クリスマスシーズンに欠かせないのがクリスマスツリーです。ブッシュ大統領を迎えて点灯式を済ませたばかりのホワイトハウス前の広場エクリプスの「ナショナルクリスマスツリー」を見に行きました。このクリスマスツリーは1923年に当時のクーリッジ大統領が最初のツリーを点灯させて以来、今年で83回目を迎える恒例行事です。何年か前には、このツリーを題材にした日本の映画がありました。羽田美智子と別所哲也が出演した「大統領のクリスマスツリー」がそれで、「大統領のクリスマスツリーの前で出会った二人は永遠」というフレーズが出てくるとてもロマンチックな映画です。ぜひビデオなどでチェックしてみてください。ちなみに筆者は見る予定はないです。今年の点灯式は、ブッシュ大統領夫妻とともにハリケーン「カトリーナ」で被災した子供たちにおもちゃを贈る活動をしている地元の女の子たちも招かれて、ともにスイッチを押したとのことです。高さ12メートルの巨大ツリーの周囲には、全米50州と米国領の各地域から贈られた小さなツリーもあって、すべて写真に撮ろうかと思ったのですが寒くてそれどころじゃなかったのでやめました。ツリーは1月1日まで飾られるそうです。
2005年12月02日
コメント(12)
ワシントンに来て最初に強く印象を受けたのは、正直言って治安の悪さでした。東京はもちろん、筆者が以前住んでいたロンドンとも比較にならない悪さです。特に、治安が悪いと言われる町の東側を通るときは、かなり緊張します。日本でこのような感覚を感じたことはあまりないのですが、強いてあげればカラオケで筆者が得意なB’zの「太陽のKOMACHI ANGEL」を歌っていてサビに差し掛かったときに、みんなちゃんと「YEAH YEAH!」って言ってくれるかな?と思うときの緊張感に勝るとも劣りません。治安の悪い地域が多いアメリカで住む場所を選ぶときには、ぜひチェックしておきたいサイトに、familywatchdogがあります。このサイトは今年8月からサービスを始めたばかりですが、米国内の住所、都市名や郵便番号を入力すると、地図上のどこにどんな性犯罪者が住んでいるかを表示してくれるというとても優れたサイト。たとえば、「WASHINGTON」と入力してみると、こんな感じに表示されます。図の中で、赤い四角で表示されているのは、幼児に対する性犯罪(Offense against children)者の家。黄色はレイプ犯の家。青は性的暴行(Sexual Battery)犯の家。緑がその他です。さらに、それぞれのポイントをクリックすると、犯人のフルネーム、顔写真と罪状の詳細まで表示されるという至れりつくせりのサービスです。性犯罪は一般的に再犯率が高いと言われているので、このような情報は非常に有益です。日本でもぜひ導入してほしいものです。ワシントンの場合、東側が特に治安が悪いと言われますが、その傾向がはっきりと現れた分布になっているのが印象的です。ちなみに、ニューヨークだと下のような分布。性犯罪者の登録者数がNYに対して総人口では少ないはずのワシントンが約2倍いることを考えても、ワシントン市内の治安の悪さが伺えます。ワシントンと言えば、一般的にはスミソニアン博物館や桜並木、アーリントン墓地、ホワイトハウスなど整備された町の印象が強いと思いますが、実際には殺人発生率全米ワーストワンという、エリアによってはかなり危険な町なのです。特に人並みはずれて妖艶な外観と雪のような柔肌を持つ筆者の場合には、このような地域に迷い込むのは、「ジャニーズファンの集い」の会場にタッキーが迷い込んでしまうように危険極まりないに違いありません。というわけで、皆さんもくれぐれも治安にはお気をつけください。
2005年12月01日
コメント(20)
ニューヨーク、イーストヴィレッジのオーフェウムシアターで、STOMPを観劇しました。STOMPは、91年に英国ブライトンでパーカッショニストのルース・クレスウェルとスティーヴ・マクニコラスが生み出したオリジナリティ溢れるパフォーマンスです。ニューヨークでは、同シアターで94年から公演を続けています。この劇場は、有名な公演の割にはびっくりするほどの小ささで、せいぜい200席くらいといったところでしょうか。しかし、その分客席とパフォーマーたちの強い一体感を味わうことができ、特に土曜日のソワレは始まるのが10時半で終了が深夜12時を過ぎることもあって、観客もとてもノリがよく楽しかったです。劇は、ブラシで舞台を掃除する場面から始まります。舞台の掃除くらい公演の前に終わらせとけ!・・・と思いきや、そのブラシがいつのまにか楽器に早変わり!さらにホウキ、モップ、マッチ箱、新聞紙、金タライ、ドラム缶、シンク、バスケットボール、ライターといった身の回りのものを使ってリズムを刻み、次々と見事な音楽を作り上げていくのです。特にびっくりしたのは、トイレのつまりを直すときに使うラバーカップまで、スッポン、スッポンと楽器として使っていたのがユーモラスで面白かったです。この技術を使えば、トイレが詰まったときも楽しく過ごすことができるに違いありません。ここだけの話、筆者もよくトイレを詰まらせるので、ぜひ身につけたい技術だと思いました。
2005年11月30日
コメント(6)
サンクスギビングの連休は再びニューヨークで過ごしました。ロックフェラーセンターには、すでに恒例のスケートリンクが登場して、すっかり冬モードです。筆者は皆さんご存知のとおりギャグがすべることはまったくないのですが、実はスキーやスケートはちょっとは滑れるのです。今日も熱いギャグで寒さを吹き飛ばします!スキー大好きー。ふふふ。今回はかなり寒かったのと手袋を持ってなかったので断念しましたが、次回はぜひ滑ってこようと思います。名物のクリスマスツリーは残念ながらまだ点灯してなかったのですが、かわいらしいオブジェがたくさんありました。その後は、地下鉄に乗って、日本食レストランへ移動です。アメリカに来て初めての和食レストランです。19ドル(約2300円)の食べ放題寿司を堪能しました。Co Co Sushi154 W 26th StNew York, NY 10001 (212) 243-4800Cross Street: Between 6th Avenue and 7th Avenueリーズナブルな上、ネタも新鮮でかなーりおいしかったです。NYは、以前住んでいたロンドンと比べると安くておいしいレストランがたくさんあるし、深夜でも多くの若者で賑わっていて、「エンターテイメントの街」と言われるのを実感しました。次回もNY旅行記の続きです。
2005年11月25日
コメント(12)
今日は、アメリカ人にとって最も大切な祝日の一つ、サンクスギビングデーです。サンクスギビングデーとは、1620年にイギリスから宗教的迫害を逃れアメリカに到達したピルグリムファーザーたちが、ネイティブアメリカンから狩猟や農耕を習い、収穫を迎えた秋に彼らを招いて会食を催し神に感謝を捧げたのが始まりと言われています。そして、サンクスギビングデーと切っても切りはなせないのが、ローストターキー。さて、この料理は日本ではあまりなじみがないので、「ローストターキーって何?」て言う人も多いと思います。説明しよう。ローストターキーとは、ずばりローストしたターキーのことです。筆者の場合、普段はその非常にスマートな容姿から、どちらかというとターキーよりもタッキーの方に親近感を感じる人が多いのではないかと思うのですが、今日だけは1年に1度の特別な日なので、ダイエットも気にせずたくさん食べることにしました。というのも、今日は彼女が(←ここ大事、テストに出ます)手作りのローストターキーを作ってくれたからです!諸般の事情により画像がぼやけていますが、断じて失敗作なのをごまかしている訳ではありません。味の方は、とても言葉では言い表せないものでした。(美味しいという意味です)
2005年11月24日
コメント(14)
EXPRESS紙に、全米の大学学長の給与を比較した記事が載っていました。さすがアメリカらしく、桁違いの数字が並んでいます。上位5校の金額は以下のとおりです。1位 リン大学(フロリダ州)504万ドル(約6億円)2位 ウィルミントン大学(デラウェア州) 137万ドル(約1億6400万円)3位 ヴァンダービルト大学 133万ドル(約1億6000万円)4位 ボストン大学 125万ドル(約1億5000万円)5位 ミドルベリー大学 121万ドル(約1億2500万円)これは個人の収入の総額ではなくて、あくまでも学長としての給与(Presidential Pay)のみの統計だそうです。いずれも私立校ですが、ちょっと意外なのは有名校が入っていなくて、ほとんど聞いたことのない大学ばかりということでしょうか(関係者の方、すみません)。日本の場合、残念ながら私立のデータは見つからなかったのですが、国立で一番高い東大でも約2500万円とのことなので、アメリカはまさしく桁違いです。特に1位のリン大学の6億円は飛びぬけています。ちなみに筆者の給料はその100分の1にも満たないです。筆者もぜひ楽天アフィリエイトで6億円の報酬を達成して、プール付きの家と高級車を買いたいと思いますので、みなさんぜひ亀井静香写真集↓でも購入してください。1冊たったの1000円、3冊ならディスカウントで3000円です!よろしくお願いします。
2005年11月15日
コメント(16)
筆者にとって、リスほど日本にいたときとその後でイメージの変わったものはないかもしれません。日本ではリスを日常見かけることはほとんどなく、むしろ日ごろから「データが出ないとリストラだぞ!」などと言われる身にはかなりネガティブなイメージの言葉でした。リス嫌いのせいでポカリスウェットも飲めなくなってしまったほどです。しかし、欧米に住み始めてから日常のなかでリスを見る機会が多く、そのあまりの可愛さにすっかり虜になってしまいました。今では、もしリスが大好きな光浦靖子と大嫌いな上戸彩がいたとして、どちらかを選べと言われたら、間違いなく・・・・・・・・・・・・上戸彩を選び、リス好きに改心させます。さすがに光浦靖子という選択はありえません。というわけで、いかに筆者がリス好きになったかがよくお分かりいただけたかと思います。我が家のベランダにもしばしばハイイロリスがひょっこりと姿を現します。北米には66種類ものリスがいるそうで、ワシントンでも何種類かのリスを目にします。この辺りのリスは、手足が太くて逞しいリスが多い気がします。なぜアメリカにこんなにたくさんのリスがいるのか調べてみたら、リストラが盛んだからではなくて、リスに似た形の共通の祖先パラミスという動物が5000万年前に北米で出現したとのこと。リスの起源はアメリカといってもいいのかもしれません。そして下の写真がロンドンのリス。 (2004年11月、アクトンにて)見た目は小さくてかわいいのですが、実は彼らはヴィクトリア時代の収集家によってアメリカから持ち込まれた「移民」で、ワシントンにもいる北米原産のトウブハイイロリス(Eastern Gray Squirrel)という種類です。彼らはアメリカ人ゆずりの図々しさで、わずか130年ほどの間に250万匹にまで数を増やし、筆者のような奥ゆかしいイギリス土着のアカリスを北へ北へと追いやってしまったそうです。今やアカリスはウェールズやイギリス北部でしか見られないとのこと。イギリスの地方在住の方や旅行に行かれる方は、ぜひアカリスを探してみてください。この例は、外来動物の取り扱いを誤ると大変なことになってしまうという大きな教訓を与えています。とはいえ、アメリカでもイギリスでもリスを探しながら公園を歩くのはなかなか楽しいものです。
2005年11月14日
コメント(14)
読売新聞オンライン版にも紹介されていましたが、ロンドン名物の旧式ダブルデッカーバス(ルートマスター)が、来月9日についに引退の日を迎えることになりました。 (2005年2月 トッテナムコートロードにて)今後は、すべて下の写真のようなドア付、車椅子対応(低床)の新型ダブルデッカーに置き換えられることになります。 (2005年2月、ハマースミスにて)イギリス滞在中にはずいぶんお世話になりましたが、旧式ダブルデッカーの面白さは、後部の乗降口にドアがないので、いつでも乗り降りできるのが特徴です。筆者も信号待ちのときにすかさず前のバスに乗り換えるという裏技を使おうとしたら、信号が変わってしまい元のバスにも抜かれてしまったなど、暖かな思い出がたくさんあります。また、同バスは冬は風が吹き込んで寒かったり、車椅子で乗り込むことが出来ないなどの問題もあるので、ようやく消えてくれてよかったよかった。・・・。間違えた・・・。長年親しまれてきただけにとてもさびしいです。ラストランの当日は、マラソン中継のようにテレビカメラでバスを追いかける計画ということからも、いかに人々から愛されてきたかが伺えます。一般路線からは姿を消してしまいますが、今後も観光用路線を走ったり、さまざまなイベントで使われるそうです。なかでも筆者が好きなのは、たまたま見かけた結婚式に使われている2階建てバス。 (2004年8月、セントポールにて)これなど、バスが大好きなカップルには最高の演出ですよね。バスが好きなカップル、略してバカップ・・・・・・いや、なんでもないです。
2005年11月09日
コメント(20)
アメリカで迎えるはじめての誕生日です。もうこの年になったら日本では、「誕生日なんて全然おめでたくない」という人や、「誕生日とボンジョビって何が違うんだっけ?」なんていう人も多いと思いますが、欧米では全然そんなことはありません。ちなみに筆者はボンジョビのボーカリストである「ジョン・ボンジョビ」をどうしてもすらすらと言うことが出来ないのですが、これって僕だけでしょうか。それはともかく、欧米、とくにラテン系の人にとってはいくつになっても誕生日は大イベントのようで、当日はまるで盆と正月とモー娘のコンサートチケットが一度にきたようなはしゃぎぶりなのです。たとえば同僚のアルゼンチン人Gさんは、先月の誕生日にナイトクラブを朝まで貸しきってパーティを開いたほどなので、その喜びがどれほどのものかうかがえるでしょう。というわけで、筆者の誕生日当日を迎えたのですが、なんとそのGさんがケーキを焼いて持ってきてくれました。そしてみんなで食べることに。これが洋ナシとブランデーの香りが程よくミックスしていて、びっくりするほどおいしかったです。Gさんのことはずっと武蔵丸に似ていると思っていたのですが、人は見かけによらないとはこのことです。きっと彼の前世はジェイミー・オリバーか何かでしょう。それだけでもびっくりなのですが、なんと上司が、「みんなでFUMIFUMIのために歌を歌ってあげよう」と言い出し、いきなり「HAPPY BIRTHDAY TO YOU~♪」と50人の大合唱が始まってしまいました。ここではっきりと断っておきますが、筆者はこういうのが大の苦手なのです。気持ちは嬉しいのですが、いったいどんな表情をして聞いていればいいのかが分からないし、とにかく恥ずかしすぎます。とくに、クライマックスの「HAPPY BIRTHDAY DEAR FUMIFUMI~♪」のところで、みんなの歌がぴったりとそろわずにクスクスと照れ笑いがあちこちからもれるところなど、耐えられず逃げ出したくなりました。長かった歌が終わってこれで一段落かと思ったら、50人からの寄せ書きまで登場してさらにびっくりしました。考えてみるとこんなに盛大に誕生日を祝われたのは初めてのことかもしれません。よい仲間にめぐり合えて感謝です。
2005年11月02日
コメント(48)
奇しくも日本シリーズとまったく同じ日程だった今年のワールドシリーズですが、結果のほうもまったく同じ4連勝で、陰ながら応援していたシカゴホワイトソックスが88年ぶりという世界一に輝きました!前に優勝したときは第1次世界大戦中だったというから驚きです。とりわけポストシーズンのゲームはなんと11勝1敗という圧倒的勝負強さ。これは、現行のプレーオフ制度が始まってからの最高勝率タイ記録だそうです。プロレスで言えば、コブラにコブラツイストをかけるくらい難しいことに違いありません。チームのスローガンである「スモール・ベースボール」は、日本で言うとかつての広島カープを思い起こさせるような、犠牲バントや走塁、守備を重視したそつのないプレーぶりで、メジャーリーグの大味な野球という先入観を覆すのに十分かつ非常に印象的なものでした。その中で、日本人のレギュラー選手としてはじめてワールドシリーズを制した30歳のルーキー・井口資仁(ただひと)選手も、たびたび華麗な守備でピンチを救うなどチームの象徴的存在として活躍し、現地の解説者も褒めちぎっていました。地味な役割ながらもきっちりと役目を果たす姿は、同じスポーツマンでもプロレスに参戦などとほざいているどこかの狂言師とはえらい違いです。ちなみに筆者の日記にもしばしば狂言が入っているので、和泉元彌とは親近感を覚えます。
2005年10月29日
コメント(8)
ウォールストリートジャーナルによると、ロンドンのスタバの店舗数がついに200店を越えたそうです。これは、なんと本家アメリカのニューヨーク(190店)よりも多いのだとか。ロンドンに1号店を出店したのが東京より2年遅い1998年のことで、筆者が始めてロンドンを訪れた1999年当時はそれほど多くなかったと記憶しているのですが、タモリの髪の毛のようにいつのまにかどんどんと増えてしまったようです。下の写真はイギリス在住時に筆者が愛用していたロンドン・イーリング(Ealing)のスタバ。なかなかのどかな雰囲気で気に入ってました。スターバックスジャパンのサイトで調べたところ、東京都内には現在197店があるとのこと。ちょっと意外なことに、3都市とも店舗数はほとんど同じなのでした。ちなみに、同社のアメリカのサイトでワシントンDCの店舗数を検索してみると・・・・・・57店(号泣)。まあ、いいです。どうせワシントンなんて、NYと比べたら月とすっぽん、テレビ局で言ったらフジテレビとテレビ東京、女性タレントで言えば上戸彩と光浦靖子、ドラゴンボールでいったら孫悟空とクリリン・・・。
2005年10月23日
コメント(20)
卵子を提供しよう!不妊に悩むカップルを助け、親としての喜びを体験し、最大5万ドル(約580万円)を稼ごう!私たちは、21歳から31歳までの健康な女性の卵子を必要としています。謝礼は最低5000ドル(約58万円)~。詳細は、お電話703-698-xxxxまたは Eメールeggdonor@xxxx.com 担当リズまで。オンラインでのお申し込みもできます。www.gametedonors.com秘密は厳守いたします。Genetics&XXX研究所――――――――――――――――――――――――――――――――――上記は先日ワシントン地下鉄のフリーペーパー「EXPRESS」紙に載っていた広告です。こんなインパクトある広告が一般紙に堂々と載ってしまうところがいかにもアメリカらしいな~と感じます。卵子提供の是非はとりあえず置いておくとしても、この5000ドル~5万ドルという値段の差はいったいどこから出てくるのでしょうか。聞くところによるとアイビーリーグのひとつプリンストン大学では、同大学生のブロンドの白人女性の卵子を5万ドル(約580万円)で募集するという広告まで見かけるとか。学歴や人種、容姿によって事実上卵子や精子に値段がつけられて売買される事態が現実に起きている一方で、4300万人もの人が無保険であるという事実を考えると、アメリカの医療が市場経済主義を導入することで世界一の水準になったことは否定できませんが、この国の医療の現状が必ずしも健全ではないように思えてなりません。ちなみにBBCニュースによれば、イギリスでは「ヒトの受精及び胚研究認可局」Human Fertilisation and Embryology Authority (HFEA)が管理していますが、卵子の提供に対する謝礼は一律15ポンド(約3100円)+若干料となっています。しかし、最近になって1000ポンド(約20万5千円)程度の謝礼を払うべき、という議論がなされているようです。確かに、身体的負担の大きい卵子の提供を、見ず知らずの人のためにボランティアでする人はほとんどいないでしょうから、謝礼額の増額は必要かもしれませんが、いずれにせよ一律の料金となっているところが皆保険システムを採用する福祉国家イギリスらしい考え方です。日本ではどうかというと、第三者の精子提供による人工授精は50年以上前から実施されているにもかかわらず、第三者の卵子提供は日本産婦人科学会により禁止されているそうです。微妙な問題であることは確かですが、ただでさえ少子化が懸念されている昨今、欧米と比較してもあまりにも不妊治療に対して消極的と感じずにはいられません。
2005年10月22日
コメント(6)
以前の日記にも書きましたが、インターネットで募集していたワシントン動物園の赤ちゃんパンダの名前がついに決まりました!みなさん、はりきって投票しましたか!?・・・。・・・残念ながら誰も投票してはくれかったようです。残念ですが、筆者も投票しなかったので人のことは言えません。それはそうと、名前は「泰山」(タイシャン)に決まったそうです。強そうな名前の候補が多かった中で「平和な山」(Peaceful Mountain)という意味の名前が選ばれたのは、今の多くのアメリカ人の気持ちを代弁しているように感じるのは筆者の考えすぎでしょうか。・・・多分考えすぎでしょう。残念ながら赤ちゃんパンダの公開は12月を待たなければならないのですが、ワシントン地下鉄が配っているフリーペーパーEXPRESS紙の1面トップに健康診断の時の写真が載っていました。・・・。か、かわいぃ・・・。ちなみに筆者は、パンダと亀井絵里が並んでいたとしてもパンダを取ってしまいそうなくらいのパンダ好きなのです。今から公開が待ちきれません。・・・さすがに上戸彩がならんでいたら上戸彩を取ると思いますが。
2005年10月21日
コメント(8)
今回のロンドン出張中に不覚にも腹を壊しゲーリー・リネカーにも勝るとも劣らないほどの下痢になってしまったのであまり観光が出来なかったのですが、もう一箇所訪れたのがカムデン・マーケットです。ロンドンにはポートベローやボロ、コヴェント・ガーデン、グリニッジなどいくつか魅力的なマーケットがありますが、それぞれに特徴があるのでマーケットめぐりはとても面白いです。筆者はつい2年前までショッピングに出かける先といえば、せいぜい「たまプラーザショッピングセンター」くらいのものだったので、自ら言うのも気が引けるのですが、ずいぶんと国際派になったと思わざるをえません。このマーケットはロンドンの数あるマーケットの中でも最大級のものですが、その特徴は、赤や紫など派手な色の髪や、黒いレザージャケットにブーツといったビンテージファッションに身を固めた若者が多いことです。これほど若者が集うマーケットはここを置いて他にはないでしょう。日本で言えば原宿の竹下通りや若人あきらなみに若人が集っています。カムデン・マーケットはいくつかのマーケットから成っていますが、そのひとつ「カムデンロックマーケット(Camden Lock Market)」の前にはグランドユニオン運河沿いに水上バス乗り場もあって、船に揺られながらリトルヴェニスへ向かうことも出来ます。この運河は産業革命期の19世紀はじめにバーミンガムとロンドンを結ぶために作られた運河で、ロック(Lock)とは、高低差のある運河の水位を調節するための水門を指します。天気のよい日には運河沿いを散策するのも楽しいです。
2005年10月20日
コメント(321)
このところ週末によくニューヨークに行っています。・・・いやはや、こんな文章を書いている自分が嬉しいです。ニューヨークといっても、「ちょっくらニューヨークに行ってくるぞ」と言い残して風呂に向かう日本のオヤジとは一味違って、本物のニューヨークです。筆者にNYと言えば、いまやクマノミとイソギンチャクの次に切っても切れない深い間柄と言われるまでになりました。さて、今回向かったのはブロードウェイのマジェスティックシアター。ここでは、ミュージカル不朽の名作「オペラ座の怪人」が上演されているのです。「オペラ座の怪人」は、その語感から江戸川乱歩作「怪人20面相」の続編ではないかという説もつい最近まであったのですが、実はそうではなくて、イギリスが生んだ天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーによる19世紀のパリを舞台としたラブ・ストーリーなのです。さすが傑作といわれるだけあって、劇も歌も本当に美しく、力強さを感じさせるものでした。ストーリーも素晴らしく、筆者もたまに男に誘われたりすることがあるのですが、知らない男について行くのはやめよう、という貴重な教訓を得ることが出来ました。
2005年10月15日
コメント(19)
今回のロンドン出張ではじめて訪れたのが、ロンドン北部のリージェンツパーク内にあるロンドン動物園です。ロンドン動物園はこの夏に、ほぼ裸の男女8人のヒトを展示した企画が大きな話題にあまりなりませんでしたが、実は1828年に開設された歴史ある動物園で、教育・研究施設としての役割をもつ科学的な動物園としては世界で最古のものです。また、Zoological garden(動物学的庭園)を略して「ZOO」という言葉を始めて名乗ったのも実は日本の歌手ではなくてこの動物園だとか。東京で言えば上野動物園や横浜の野毛山動物園のような昔ながらの動物園ですが、園内に運河が流れていたりして、都会の動物園にしてはのどかな雰囲気が作られていました。この日は週末ということもあって家族連れで大いに賑わっていました。下の写真は、「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリーが蛇と話すシーンが撮影されたことでも有名な爬虫類館。そして下の写真は鳥とペンギン。どうってことはないですが。のどかな雰囲気で悪くはないけど、やや不満なのは14ポンド(約2800円)もする入場料です。上野動物園の入場料が600円、アメリカの首都のワシントン動物園が無料であることを考えると際立った高さです。とりたてて珍しい動物がいるわけでもなく、園内もそれほど広いわけでもないので、2,3時間も経ったころにはちょっと飽きてきて、ネクタイが帰りタイになってしまいました。入場料分の価値があるかはちょっと微妙でした・・・。
2005年10月14日
コメント(13)
しばらく更新できませんでしたが、これは決して新発売の上戸彩写真集に夢中になっていたからではなくて、ロンドン出張に行っていたからです。半年振りのイギリスですが、イギリスに入国するのは何回目だろう・・・と思ってパスポートと記憶を紐解いてみると、今回で早くも13回目のようです。イギリス在住中はしょっちゅう欧州大陸に遊びに行っていたのがその理由ですが、今回はいつもとは反対側からイギリスが近づいてくるのがちょっと不思議な気分・・・。今回は初めてイギリス系の元々レコード屋のV航空で行きました。セレブな筆者は当然ながら今回もファーストクラスの次の次の次に快適なクラスですが、機内食も3種類から選べておいしかったし、スタッフの感じもよかったし、大満足でした。それに機内のデザインやBGMも凝っていていい感じです。特に一番印象深かったのは、同社オリジナルのセーフティビデオ(Real Player)や安全のしおりがコミカルなアニメーションになっていて、とても面白いです。回し者ではありませんが、同じイギリス系でも元国営のB航空よりずっと好印象で、次回もぜひ利用したいと思いました。というわけで、ちょっと短いですが今日はこれから上戸彩「四万十川の四季」写真集の続きを見ようと思うので、旅行記の続きは次回に書こうと思います。
2005年10月07日
コメント(22)
いつぞやか、イギリスで免許が取れなかった顛末を書いたことがありましたが、アメリカでは1回で無事に免許をとることができました。いやー、本当によかったです。筆者がアメリカの免許を取るのにこれだけ時間がかかってしまったのには、実は深津絵里よりも深い理由があります。イギリスやドイツと違って、アメリカには免許の切替制度が存在しないため、日本の免許をそのままアメリカの免許に切り替えることが出来ません。したがって、あらためて学科試験と路上試験(州によっては免除)を受けなければならないのでちょっと厄介なのです。しかも筆者の住む地域は、移民が多いせいなのか、あるいは役所が怠慢なせいか分かりませんが、試験の予約が3ヶ月待ちなのです。その予約をするための電話も、SMAPのコンサートチケット発売日のようになかなかつながらず、何回もかけまくってようやく予約できました。さすがにSMAPのチケットほど入手困難ではないかもしれませんが、伍代夏子ディナーショーくらいの難しさです。したがって6月に予約した試験をいまごろになってようやく受けられたという訳です。本来のメリーランド州の規定では、居住後2ヶ月以内に免許を切り替えるように定められているのですが、上記のような事情からかチェックはされませんでした。アメリカでは試験に使う車を自分で持ち込まなければならないのですが、同州では国際免許は入国後1年間有効(これも州によってまちまち)なので、レンタカーを借りて試験場まで自分で運転していくことができました。アメリカは国土が広いとはいえ、州によって決まりがバラバラなので本当にややこしいです。幸運なことに、筆者は学科試験も路上試験も満点でクリアすることができましたが、これもひとえにケイト・モスの薬物疑惑騒動とは何の関係もありません。あとは車を買うだけなのですが、とりあえずはお金をためなきゃ。
2005年09月26日
コメント(27)
今日はイラク駐留兵の帰還を求める大規模反戦デモがワシントンで行われたので、ちょっとびくびくしつつも様子を見に行ってきました。集会は、全米最大の反戦団体「平和と正義のための連帯」などが主催し、小雨交じりのあいにくの天候にもかかわらず、全米から10万人が集まったそうです。日本だと、デモ行進は一部の活動家が行うようなイメージがありますが、こちらではベビーカーを押しながら参加している家族連れや若い人も多かったのが印象的でした。またドラムに合わせて踊ってる人がいたりホットドッグなどの屋台も出ていて、筆者の見た範囲ではどちらかというとお祭りのような和やかな雰囲気でした。ホットドッグを待つ間も、プラカードは手放さないようです。ホットドッグ屋に見せてもしょうがない気がするのですが・・・。今回は、犠牲兵の母シンディ・シーハン(Cindy Sheehan)さんも演説し、ホワイトハウス周辺をデモ行進しました。シーハンさんは今や「反イラク戦争」のシンボル的な存在で、「何のために息子は死んだのかを大統領に聞きたい」と訴え、8月にブッシュ大統領が夏休みを過ごすテキサス州牧場近くで面会を求め座り込みを続けた様子が報じられ、全米で大きな反響を呼んだ方です。下の「TALK TO CINDY」はそのシーハンさんを大統領に会わせろ、というメッセージ。彼女の想いが大統領に届く日は来るのでしょうか・・・。今回のデモは、ハリケーン問題への対応を批判するプラカードも目立ち、ブッシュ政権がイラク政策だけでなくハリケーン問題でも支持を大きく失っている様子が伺えました。
2005年09月24日
コメント(22)
今日は、研究所のセミナーに参加しました。講演にきたのはM大学のFハカセですが、筆者3人分くらいの容積がありそうな丸々としたオバサンでした。にもかかわらず彼女は運動生理学が専門らしく、エクササイズ効率を測る機器の開発の話をしていました。・・・残念ながら自分のエクササイズの効率は正しく計れていないようです。彼女は演台に立つ前に、自分の話す内容に矛盾があることに気づかなかったのでしょうか。この公演を聞いたら、その昔最強の矛と盾を売っていたという楚の商人ですら、自らの行いを省みずに「その話ちょっと矛盾があると思うんですけど」と指摘するでしょう。有名な人らしいんだけど、アメリカの運動生理学の行く末が心配になりました。
2005年09月23日
コメント(11)
今日は、ワシントンエリアで有名な日本食材店Dで、日本の食料をいろいろ買出ししてきました。アメリカ生活の方がイギリス生活よりよい点のひとつに、出来合いのものが中心とはいえ、日本食材が日本とあまり変わらない価格で手に入ることが挙げられます。たとえば、S&B和風スパゲティーソース (生タイプ)を1袋2.80ドル(約310円)で買ったのですが、イギリスの場合だと、ロンドンの日本食材店Rのネット通販コーナーによれば、同じものが2.89ポンド(約580円;送料別)もの値段で売られています。つまりイギリスに比べれば、同じものがほぼ半額で手に入るわけです。同R社のホームページによれば、イギリスの場合、商品によってヨーロッパ諸国の輸入規制をすり抜ける為に第三国を経由しなくてはならなかったり、英国上陸後も高いVAT(付加価値税)や酒税がかけられる場合が多々あるとか。ちなみに筆者はイギリスに渡ってすぐに日本食材店があることを知り、早速ジャンピングシューズをはいたドクター中松にも負けない軽やかな足取りで出かけたのですが、目玉の飛び出るような値段のためとても手が出なくて、仕方なく納豆1パックだけ買ってきたという切ない思い出があります。帰宅時の筆者の足取りは、試合後の楽天イーグルスナインのように、重く沈痛なものでした。というわけで、イギリスで指をくわえて読んでいる多くの読者のためにも、筆者が代わりに日本食をたらふく食べてあげよう、という思いを新たにしました。
2005年09月19日
コメント(24)
個人的に以前から注目していた前原誠司氏が民主党の代表に選ばれたニュースは、ニューヨークタイムズでも早速報じられていました。このニュースを聞いて、イギリスのトニー・ブレア(Anthony Charles Lynton "Tony" Blair)首相が労働党党首になったときのことを連想したのは筆者だけではないと思います。前原さんの43歳という異例の若さが注目されていますが、ブレア首相が当時野党のイギリス労働党党首に就いたのは、さらに若い41歳のときでした。その当時(94年)の労働党といえば、総選挙で4連敗中。特に、サッチャー政権を引き継いだ不人気なメージャー首相にすら、事前の予想を覆され敗北した92年の総選挙は同党に大きなショックを与えていました。そんな中登場したブレア氏が、新しい労働党(New Labour)や第三の道(The Third Way)といったスローガンの元に、党綱領第4条(産業の国営化)を書き換えるなど、労働組合の政治部門のような政党を中道の国民政党に立て直して、97年の地すべり的勝利に導いたのは周知のとおりです。前原氏も、労働組合からの脱却を図ろうとしたり、安全保障や改憲問題にも積極的な姿勢を見せるなど、政策面でもブレアと共通する部分が多いように感じます。小泉首相の構造改革路線は、よくマーガレット・サッチャーの政策になぞらえられますが、そうだとすると前原氏はトニー・ブレアになろうとしているのかもしれません。道のりは険しいと思いますが、前原氏の「労組や業界団体と意見が違えば、毅然としてモノを言い、対峙していく勇気が必要だ」と言う言葉どおり、勇気を発揮してくれることを期待しています。ちなみにイギリスでは、保守党のヘイグ氏が97年に36歳で党首になった例もあります。今回の選挙をきっかけに、日本の政界も若い人がリーダーシップを発揮できるようになってほしいものです。
2005年09月18日
コメント(14)
全256件 (256件中 1-50件目)