India
hippie in pushkar.
インドのデリの空港に初めて降り立ったのは、１９９９年のことでした。
空港内は閑散としていて、いるのはムスラムの衣装をまとった人々ばかり。そして、わたしの乗ってきた飛行機に乗っていた日本人のお金をかけたツアー客が旗を持ったツアーコンダクターに引き連れられてどこかに消えていった。
私はというと、まるで日本のヒッピーといった風貌。
私の座る長いなんの飾りもない病院の待合室のようなベンチには、数人の私と同じようなバックパッカーがいるだけだった。
友人を待ち疲れて、ちょっと外にとドアを開けると、そこには人、人、人。
少し出てみると、今度はインド人が「タクシー？」と、小声で私に声をかけてくる。
ニューデリの町まで、タクシーで行く。
車のサスペンションは最悪。
道路には、車、オートリキシャ、バイクリキシャ、自転車、牛で大混雑。しかもみんなブレーキを踏むことを知らない。
そのため、クラクションの嵐。
デリの道路事情
やっとの思いで、たどり着いた、小さなゲストハウスの部屋の窓から見えるオレンジ色の光は、インドの美と醜を浮き彫りにする。
デリの夜
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