mama♪のおしゃべり

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子は親の鏡



ドロシー・ロー・ノルト『子は親の鏡』
(Children Learn What They Live)
川上邦夫訳



批判ばかりされた 子どもは
非難することを おぼえる

殴られて大きくなった 子どもは
力に頼ることを おぼえる

笑いものにされた 子どもは
ものを言わずにいることを おぼえる

皮肉にさらされた 子どもは
鈍い良心の もちぬしとなる

しかし、激励をうけた 子どもは
自信を おぼえる

寛容にであった 子どもは
忍耐を おぼえる

賞賛をうけた 子どもは
評価する事を おぼえる

フェアプレーを経験した こどもは
公正を おぼえる

友情を知る 子どもは
親切を おぼえる

安心を経験した 子どもは
信頼を おぼえる

可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
世界中の愛情を 感じとることを おぼえる



Children Learn What They Live のタイトルは、
子どもは自分が生きているとおりを学ぶという意味です。
日本で発売されている『子どもが育つ魔法の言葉』にも
原文から直接の翻訳も掲載されていますが、
ここで引用したのは、スウェーデンの中学校の教科書
『あなた自身の社会』に引用されたものです。



子供が育つ魔法の言葉 / 
ドロシー・ロー・ノルト 『子は親の鏡』
石井千春訳



けなされて育つと、子どもは、
人をけなすようになる

とげとげした家庭で育つと、子どもは、
乱暴になる

不安な気持ちで育てると、子どもも
不安になる

「かわいそうな子だ」といって育てると、子どもは、
みじめな気持ちになる

子どもを馬鹿にすると、
引っ込みじあんな子になる

親が他人を羨んでいると、子どもも人を
羨むようになる

叱りつけてばかりいると、子どもは
「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、
自信を持つようになる

広い心で接すれば、
キレる子にはならない

誉めてあげれば、子どもは、
人を愛することを学ぶ

認めてあげれば、子どもは、
自分が好きになる

見つめてあげれば、子どもは、
頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、
正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりをもって育てれば、
子どもはやさしい子に育つ

守ってあげれば、子どもは、
強い子に育つ

和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、
この世の中はいいところだと思えるようになる



『子は親の鏡』石井千春さんの訳を掲載しました。
川上邦夫さんの訳と併せて掲載できる事に感謝しています。




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