ドロシー・ロー・ノルト『子は親の鏡』 (Children Learn What They Live) 川上邦夫訳
批判ばかりされた 子どもは 非難することを おぼえる
殴られて大きくなった 子どもは 力に頼ることを おぼえる
笑いものにされた 子どもは ものを言わずにいることを おぼえる
皮肉にさらされた 子どもは 鈍い良心の もちぬしとなる
しかし、激励をうけた 子どもは 自信を おぼえる
寛容にであった 子どもは 忍耐を おぼえる
賞賛をうけた 子どもは 評価する事を おぼえる
フェアプレーを経験した こどもは 公正を おぼえる
友情を知る 子どもは 親切を おぼえる
安心を経験した 子どもは 信頼を おぼえる
可愛がられ 抱きしめられた 子どもは 世界中の愛情を 感じとることを おぼえる
Children Learn What They Live のタイトルは、 子どもは自分が生きているとおりを学ぶという意味です。 日本で発売されている『子どもが育つ魔法の言葉』にも 原文から直接の翻訳も掲載されていますが、 ここで引用したのは、スウェーデンの中学校の教科書 『あなた自身の社会』に引用されたものです。