真の自己に出会う旅・・・気づきと感謝の日々

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体験6 命がけの信頼


インド・クンムメラツアーで、ヨグマタとともに聖なるパレードでガンジス河まで行進。

その沐浴の日は3年に一度のクンムメラでの聖なる特別な日です。

私たちは沿道の両側でパレードを讃える人々とともに、歓びを分かち合っていました。

ヨグマタのブレッシングによって、沐浴をする前から私の内側はもうエネルギー満タン状態でした。

そして聖なるガンジスの河岸まで行進し、私たちは順番に沐浴をしました。

私はその日浄化が起きていたので、ガンジスの水の中に全身漬かることはせず、足元だけ水に入り、河の水を手ですくって頭から何回かかけました。

そして河から上がり、河岸の階段を上がろうとした時、私の内側で異変が起きはじめました。

頭がふらふらして、だんだん目の前がぼんやりとしてきました。

目の前の映像がモザイク状にあちこち白くなっていくのです。

白い部分がどんどん増えていき、さすがに「これはまずいな」と思い、私の隣にいた同じグループの人の腕をつかみ、「お願い、私を連れて行って」とお願いしました。

その後もモザイク状の白い部分が増え、ほとんどが白くなってしまった時、私は自分で立っていることができず、倒れ込みそうになりました。

意識が飛んでいきそうになるのを必死でこらえながら、マントラを唱え、ヨグマタを思い浮かべ、そして一歩一歩足を前に運びました。

私の両脇で2人が私を支えて歩かせてくれていましたが、もう目の前はほとんど真っ白な状態でした。

ヨグマタを思い、マントラを唱えるだけで精一杯でした。

橋のたもとまでのその何十メートルかがものすごく長い距離のように感じました。

「絶対に大丈夫。信じていればきっと何とかなる」

ヨグマタに繋がる手を自分がしっかりと掴んでいさえすれば、離さなければきっと大丈夫、という強い思いがありました。

まさに命がけの信頼でした。

そして、橋のたもとでひと休みして、それから橋を渡りました。

その頃にはだいぶ意識が戻ってきていて、目の前の白さが薄いカラーに変わってきました。

ただ、身体はまだかなり苦しい状態でした。

近くにいた見知らぬ外国の女性が、私の頭の上からたっぷりと水をかけてくれました。

そして私の頭の上に手をかざしてエネルギー(気)を与えてくれました。

私はありがたくそのご好意に甘えていました。

その場で少し休んでいると、少しずつ元に戻ってきました。

後で思うと、本当に危なかったと思います。

あのまま誰にも頼らずに意識を失って倒れていたら、みんなに置いていかれて私を見つけてもらうのに、すごく時間がかかったことと思います。

もしかしたら最悪の事態になっていたかもしれません。

あの時、意識を失わないよう、ヨグマタをしっかりと思い、マントラを唱えるという基本のことをギリギリの状態でできたこと。

それはヨグマタを命がけで信頼する、信じきることでした。

それができたから、最悪の事態にならずに帰ってくることができたのです。

後で分かったことですが、沐浴をした時足元だけ漬かって、頭まで漬からなかったため、温められた水が上に行くように、下の方からエネルギーが上へ上へと上昇し、頭の方に全部集まったために、頭がショートしてしまったのです。

まさかこんなことが実際に起こるなんて・・・。普通ではあり得ないことがこういう特別な時や場所で起こることがあるのですね。

私はこの体験を通して、命がけの信頼(ヨグマタを信じきること)が何よりも大切であること。「何があっても自分から手を離さなければ絶対に大丈夫。例え心臓が止まっても大丈夫」だと悟ったのです。

まさに命綱なのです。

あの外国の女性はきっとヨグマタの手足となって、私の頭に水をかけてくれたのでしょう。

とてもありがたい奇跡の体験でした。


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