体験９ 人智を超えたサマディパワー
二度目のサマディツアーで、ヨグマタがサマディから出て来られる、サマディ・アウトの時のこと。私はサマディ・プレイスの正面すぐそばのところで、その瞬間を今か今かと待っていました。
パイロット・ババジの合図でフタが開けられ、その途端にカメラマンなども開いたところに殺到しました。私は人に押されて四つんばい状態になってしまいましたが、サマディ・プレイスの中を見られる位置にいました。
ヨグマタが復活された瞬間をこの目で見ることができました。奇跡の瞬間がそこにありました。
ヨグマタは復活されて間もないのに、何もなかったかのようにはしごを上がって来られました。外見は入られた時と変わらないのに、内側から発せられている光がまぶしくて、正視できないほどです。
そのお姿を拝見しているうちに、私の内側で爆発が起こりました。心のフタが開いて深いところの怒りがどっと火山の噴火のごとく噴出したのです。もうどうやっても抑えられないほどに、怒りの炎が火柱を上げたようになっていました。
その間にもヨグマタはサマディ・プレイスで周りにいる人たちにブレッシングをされていました。そして、ヨグマタがやぐらのようなところに上がって行かれました。私たちもヨグマタの後に続いて、やぐらに上がりました。ヨグマタは色とりどりの花で作られたレイをかけられたりしていました。そして、ヨグマタが何千という人びとにスピーチをされました。
ヨグマタのおそばにいるだけで、頭がクラクラして、まるで真夏の太陽がすぐそばにあるように、熱くて熱くて、今ヨグマタに触れてしまったら気絶しそうな感じでした。それくらいサマディ・アウトのパワーはすごかったのです。
私の怒りはサマディパワーによって解放され、そしてサマディパワーによって燃え尽くされたようで、いつの間にか怒りが消えていました。さっきまであんなに怒りが爆発していたのに、今はうれしくて楽しくてもう最高!というくらいに気持ちが高ぶっていました。
ヨグマタに触っても大丈夫だとババジがおっしゃられたようで、私たちはヨグマタの足にタッチさせていただきました。その瞬間、私の手を通して全身に電気のようなものが走り抜けました。稲妻のような、強力な光のようなものすごいパワーでした。気絶こそしませんでしたが、ずっとタッチしていたら、そうなっていたかもしれません。
私に何かを感じられたのでしょうか、ババジが私の方をふっと見られたなと思ったら、ヨグマタにかけられていたレイの１つを私にかけて下さいました。そして、写真を撮りなさいというような手振りをされたので、私たちはありがたくそのレイをお借りして１人ひとり写真を撮らせていただきました。パワーをいただき過ぎたのかもしれません。ババジがレイを使って流して下さったのかなと思います。
本当にありがたくも素晴らしい体験をさせていただきました。私の中の怒りが表に出て、それを焼き尽くしていただいたという貴重な体験とともに、サマディパワーのすごさとヨグマタの光そのもののお姿は、いまだに私の脳裏に焼きついています。
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