真の自己に出会う旅・・・気づきと感謝の日々

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体験11 クンムメラのヤギャでの祈り


ふと右手首に結んである赤い紐が目に付いて、昨年のクンムメラツアーでのヤギャを思い出しました。ヨグマタの深い愛によるご厚意で、ヤギャを体験させて下さったのです。この紐はミサンガのようにきれいな模様があるわけではなく、ただ赤い糸を編んで紐状にしたものを、現地のスタッフの方々が私たち全員の右手首に結んで下さったものです。ヤギャをする手を浄める意味があるそうです。

それをヤギャ以来ずっと結んだままにしています。私の祈りが込められた紐なので、この紐が切れた時には、ヤギャの時に祈った願いが叶うと信じています。

ヤギャは日本の護摩焚きに似ています。私たち一般人もヤギャに参加できるところがいいですね。ヤギャプレイスは囲炉裏のように火を焚く窯があり、宇宙のエネルギーが集められるヤントラのデザインで作られているそうです。マンダラ絵のように美しく、錦の色米で飾られています。

ヤギャの一連の儀式はとても神聖なもので、ここに参加した人々の幸福と成功を祈るだけでなく、世界平和なども祈られます。サマディプレイスと同じく、ヤギャが行われた場所も聖なる場所となります。いわばパワースポットとなるのです。神々のパワーの恩恵をいただくことができるのです。

さて、この時の私は、ヨグマタに対する感謝の思いやヤギャをさせていただけることへの感謝があふれていました。そしてヤギャの火で浄められ、ヨグマタと神々に繋がりひとつになっていました。空っぽになった内側に、光(愛)が満ちているのを感じながら、世界平和を祈っていました。

そのうち、祈りさえも消えていき、私の意識はすべて(宇宙)とひとつになっていました。

体の感覚もなく、心の働きもなく、ただそこにありました。何もない自由と満ち足りた歓びのような感覚。歓喜の状態とも違います。周りはスピーカーを通した大声や人々の声がすごくて隣の人の話し声が聞こえないほどだったのですが、私の内側は非常に静かで平和な世界が広がっていました。水面の波紋ひとつないような美しい境地でした。

ヤギャが終わったあと、いつもなら長時間座っていると、必ず足が痛くなったりしびれたりして、なかなか立てないような状態になっているのですが、この時はまったく痛みもしびれもなく、すっと立ってそのまま歩くことができました。これも滅多にないことです。

今は手首の紐がその時のピュアな祈りを思い出させてくれています。その願いが叶うことを日々祈っています。


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