~簿記をはじめよう ~ Life Style

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第118回 第4問

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第4問は、3伝票制における起票の問題でした。

伝票会計の基礎的な問題で正解率も高かったようです。

問題に『取引を適切に分解して起票する方法』と指示がありますので
現金取引とそれ以外の取引にわけます。
取引のうち現金の入出金を伴う部分は「入金伝票」、「出金伝票」
そうでない部分は「振替伝票」とします。

(1)仕入取引に関する問題でした。

仕入のうち現金支払い分と手付金分に取引を分解します。
分解した取引の仕訳をすると

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入
100,000 前払金 100,000
仕入
400,000 現金 400,000

現金支払い分を「出金伝票」へ
前払金との代金相殺部分を「振替伝票」へ起表します。

出金伝票
科目
金額
仕入
400,000
振替伝票
借方科目
金額
貸方科目
金額
仕入
100,000
前払金
100,000



(2)売上取引に関する問題でした。

他店振出約束手形の裏書譲渡分は受取手形、
他店振出小切手の受取りは現金処理とします。

取引を分解して仕訳をすると

借方科目 金額 貸方科目 金額
受取手形
400,000 売上 400,000
現金
300,000 売上 300,000

現金受取分を「入金伝票」へ
受取手形との代金相殺部分を「振替伝票」へ起表します。

入金伝票
科目
金額
売上
300,000
振替伝票
借方科目
金額
貸方科目
金額
受取手形
400,000
売上
400,000


注意:独自の見解をもとに掲載しておりますので本試験の合否、回答について保証するものではありません。

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