出産

出産



2003年6月16日 25週0日目

4:00      
分娩室に移動        
赤ちゃんの心音、元気。導尿、点滴はずされる        
新たに点滴をさされる        
赤ちゃんの心音が弱くなったら帝王切開にしますと言われる        
陣痛の間隔がだんだん短くなってくる        
陣痛、思っていたよりも痛くない。いつ、スゴイ痛みがくるの?

7:30 痛みはまだまだ余裕で少し眠くなり寝る。

8:00 あ…寝てたの?と助産婦さんに起こされる。まだ余裕

9:30 子宮口4cm赤ちゃん小さいからもうすぐ産まれるよと先生

10:00 陣痛1分間隔。痛みはそれほどでもない

10:30 NICU の先生登場!! イケ面である(私、先生の顔見る余裕がある 笑) 
赤ちゃん産まれた時の練習している           
頭はこっち向き、保育器閉めるのは○○さん。
などと、何度も確認して動作を繰り返している
いよいよ産まれるのね。準備万端ね

10:50 陣痛はそれほど痛くなく、先生にいきんでと言わる
いきむ???ああ、う○こ出す時と同じかんじでいいのかな???
よし!産んじゃうわよ、いきむわよって思っていたら、いきむ前に赤ちゃん出てきた。    
リハーサルどおりにすぐに保育器に入れられて
先生の手のひらの上で処置をうけている赤ちゃん
ものすごく、色の黒い赤ちゃんだった。
動いているみたいだけれど、自分の力で動いているのかはよくわからない    
出産の痛みはそれほどでもなく、産まれる瞬間イテテテテって感じだった     
以前、食あたりで下痢した時の方がお腹いたかったなぁ…
と、思っていたら胎盤がでてこない           
と!!産科の先生が手を突っ込んでぐりぐり。
いっ痛い!!
先生、全体重を私のお腹にのせてさらに力をこめてます!!
「赤ちゃんでも見てて!!」と言いながらお腹ぎゅうぎゅう
いたぁぁぁぁぁい!!痛いよぉぉぉ!!ひぃぃぃぃぃーっっ
それに反応してか、赤ちゃんがアウアウと声をだしてくれました

ああ、生きてる、赤ちゃん生きてる!!

体重791g  身長34.5cm  胸囲20.7cm  頭囲20.1cm


25週目で産まれた赤ちゃんの生存の可能性  60%~70%
生存できたうちの障害のでる可能性 50%

1000g以下で産まれた 超低出生体重児
心配事 肺が未熟でカタイ為、自己呼吸ができない(出産時、肺炎あり)
    腸に穴があく可能性あり(穴があいた場合手術が必要)
    脳内出血



☆☆☆以下 平成16年10月28日に追記致しました☆☆☆




~平成15年6月16日NICUにて~ 
成美
☆撮影☆ 主治医 M.Kusumoto


産後、生命に必要な処置後の写真です。
(写真をデジカメで撮ったものをのせていますので画像が悪いです。)

皮膚がまだ、未熟。
体の水分が皮膚からどんどん蒸発してしまうため、サランラップで保護しています。

自発呼吸ができません。
体温調節ができません。
ミルクを消化吸収することもできません。
自力で目を開く事も閉じる事もできません。
成美は、そんな状態の赤ちゃんでした。

この写真を頂いた時、「この子は、生きていける!」と思いました。
肺が未熟なので自発呼吸もできず、皮膚すらも出来上がっていないのに
呼吸器のチューブを手で抜こうとしてるような様子。
イヤだ!という強い自己主張。
「これは…生きていける!」そう思いました。




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