渚の 日々まぁるく

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2014年03月21日
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カテゴリ: 宝塚
お久しぶりです。

2ヶ月以上、ブログを放置していました。
書きたいこと、色々あったはずなのに・・・。
相変わらず、日常に忙殺されて溺れかかっている毎日ですが、
定期的に観劇しつつ、エネルギーをほぼ宝塚歌劇から得ている状態です。
あんまり寝てないしな・・・(寝て!)食生活も乱れてるし・・・(食べて!)
でも、こんな日々がまさか一生続く訳はないので、
いつか来るスローライフのために、今は頑張ります。。

大劇場公演は千秋楽を迎えてしまいましたが、
花組公演を2回観に行きました。
蘭寿とむさんのさよなら公演。
大空祐飛さんのお披露目から再び宝塚を観るようになった私にとって、
思えば1番長く身近で観ていたスターさんかもしれません。
特別ファンという訳ではなくても、本当に洗練されてカッコ良くて、
「宝塚のトップスターってこういう人!」と皆に観てもらいたいような、
こんなに宝塚らしい、大人で正統派のトップさんって
もう現れないんじゃないかと思うような、そんな人です。


『ラスト・タイクーン ―ハリウッドの帝王、不滅の愛― 』
お芝居は、私は未見ですが、フィッツジェラルドの未完の小説が原作で、
脚本・演出は生田大和先生の大劇場デビュー作。
生田作品は、私は映像で観ただけですが、
バウホール公演の『BUND/NEON』と『春の雪』が大好きで。
(『BUND/NEON』は話は微妙でしたが、とにかくだいもん(望海風斗さん)
の役が素晴らしくツボだったのと、『春の雪』は原作の世界観が活かされてて
とにかく良かった)
楽しみにしていました。

今回の作品は、とかく目新しいものはなく、
過去の宝塚作品を思い起こさせるような部分が多かった気がします。
舞台がハリウッドなのに加えて、ラストの展開とラジオの使い方は
『HOLLYWOOD LOVER』を彷彿とさせましたし、
劇中で「椿姫」を撮ったり、主人公が殴られたりする場面は『ヴァレンチノ』を、
貧しい少年が華やかなエンターテイメントの世界に魅せられ、
夢を追い続ける姿には祐飛さんのさよなら公演の『華やかなりし日々』を
思い出しました。

でも、色々な作品の既視感が満載だから駄目という訳では決してなく、
演者の魅力抜きにしても私は面白かったです。
テンポが良くて、ちゃんとミュージカルなのも好きなところ。
とは言え、最後のまとめ方には驚きましたが…(強引!)

でも、何よりも、蘭寿さんにとって難しい役でも何でもなくとも、
これまでの宝塚人生の集大成に相応しい、愛の溢れる作品だったことが、
観ていて幸せでした。
蘭寿さんの魅力、円熟した大人の男の格好良さと、少年のような熱さ。
一目惚れしたキャサリンへの、前のめりなアプローチにはキュンときます
「人生をかけた夢」=映画、が蘭寿さんにとっての宝塚歌劇に通じる所。
やり残した事、後悔も沢山ある、と言いながらも、
最後に言いたい言葉は「Thank you」って、ファンは泣くしかないでしょ!

そして、一緒に映画制作に関わり、夢を紡いでいく仲間たち。
あまりにこの辺りがさよなら仕様だったので、
初見を一緒に観た母は「ベタねぇ」と笑っていましたが、
これで良いんです!

蘭寿さんで胸が一杯になりながらも、
望海さんのやっていた、鬱陶しい男がやけにツボにハマり、
どうしようもない奴だけど、放っとけない・・・!と
わなわなしながら観終わりました

『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
いやー、楽しかったです!これ!
題名に付いていた、「メガステージ」と「∞ 夢眩」という単語に
一抹の、いやかなりの不安を抱いていたんですが(笑)、
前半の、うわーっとおもちゃ箱を引っくり返したような世界と
後半の、蘭寿さんの最後にふさわしいオーソドックスなショーを
両方楽しめて。
蘭寿さんだけでなく、他の退団者やその他の人達の見せ場も多くて。
蘭ちゃんの人魚が最高に可愛かったのと、
スパニッシュの場面で、華耀きらりさんが男役をずらーっと並べて
1人で踊ったのがめちゃめちゃ格好良かったです。
いいなぁ、こういうの。

後半はもう、軍服を着た蘭寿さんが「君を守るナイトになる」と歌い、
その後、望海さんの歌(しかもリストの「愛の夢」!)で
蘭寿さんと蘭ちゃんが踊るというのが、目にも耳にも優しすぎて
ほんとに胸が一杯でした。
黒燕尾の群舞も素晴らしかったし、
パレードの総スパンコールのシルクハット(リボンが可愛かった)も
素敵だったなぁ・・・。
大階段でシルクハットをクイッと手で上げて、パッと満面の笑みを浮かべる
蘭寿さんが、もう最高に蘭寿さんで

お芝居にしてもショーにしても、
内容が優れた作品は数あれど、1人のトップスターのために作ったさよなら公演ほど
愛に溢れた幸せな空間って無いんじゃないかと思います。
蘭寿とむさんという偉大なスターさんがいなくなるのは寂しくて、
今でも辞めるのを止めてくれないかと思っていますが、
本当に宝塚には愛しか無い・・・!と、浄化された気持ちになりました。

しかし、だいもんに気を取られすぎて、
そんな蘭寿さんをきちんと見送られた気がしない・・・という事に後悔で一杯です
東京公演中に仕事で東京には行くのですが、
もう一度観る時間は無いだろうなぁ・・・。
そして、だいもん好きがどこまで加速するのか(そもそもいつから加速したんだっけ?)
かなり怖い今日この頃です。。





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最終更新日  2014年03月22日 03時33分38秒
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