自分で創業して以来、海外旅行にはとんとご縁が無くなってしまい、パスポートが切れても気が付かないような体たらくだが、それ以前は年に何回と無く海外に仕事で出かける生活だった。
荘園領主の館だったというだけあって、周囲を緑に囲まれ、建物も堂々たる風格である。案内された部屋も広く、三方を出窓に囲まれた小部屋が付いたベッドルームには、天蓋のかかったベッドが鎮座し、別部屋となっているバスルームには、猫足の着いた陶製のバスタブが置いてあった。一泊だけの滞在には勿体無いほどのしつらえである。
ところでこの数日間関東周辺では「地震雲」も話題になっている。これは、地震が発生する前には空に独特の筋状の雲が出現し、その形態や方向、大空における滞留時間によって地震規模と発生地域が推定できる、とするものである。「鯰が騒ぐ」という「予知現象」よりは歴史は浅いが、中々信じている人も多いようである。