ユズの特徴・品種
ユズは初夏から夏にかけて、5弁の白い花が咲く時期に香る。
ユズの葉は卵状の披針形をしており、葉も指でちぎるとさわやかな香りがする。枝には鋭いトゲがある。
ユズの栽培方法・収穫方法・利用方法
◆栽培方法◆
ユズの植え付けは、4~5月。
日当たり、排水、通気性のよい場所にする。
掘り上げた土に3割の腐葉土を混ぜておき、ポットから出した苗木を根鉢を崩さずにそのまま植える。
裸根の場合には半日、吸水させてから植える。
発酵済みの堆肥を混ぜた場合は、ユズの根が直接当らないように、10cm以上は離して植える。
植え付けの際は根を切らないように気をつけ、切ってしまったた場合は、葉を少なくして、蒸散を防ぐために枝を少し間引く。
ユズは緑色や黄色になった果実を8~12月にかけて収穫し、3月に剪定をする。
ユズは一年中、実をつけさせると樹勢が衰えてしまうので摘果する。
ユズは寒さに強く、品種による差はあるが、マイナス5度程度まで耐えることが可能。
◆収穫方法◆
ユズの収穫は、8~10月に若い緑色の実の収穫をし、11~12月に熟した黄色の実の収穫をする。
実を木からもぎ取る。
◆利用方法◆
ユズの若い緑色の実は鮮烈な芳香があり、果実酒や柚子胡楸などに利用。
果汁を焼き魚や焼き物に垂らしたり、果皮を各種料理やお菓子の香りづけに使う。
お吸い物に入れたり、そばに入れたり、ユズ酒にしたり、自家製ポン酢を作ったりとさまざまな用途がある。
濃縮果汁はジュースになる。
ユズの実をそのままお風呂に入れてユズ湯。