生まれるぅ~~~!

生まれるぅ~~~!




12月23日(木) 午前1時すぎ

バースチェアに揺られ、陣痛の波が来るたびダンナと助産師さん二人に
腰やお腹をさすってもらっていると、「脚が冷たいかな?」と言われた。
さっそく温灸を三陰交に!
痛みの波はますます絶え間なくなってきている。

それにしても、今回の陣痛、「お腹の張り」よりも断然
「お尻が痛い」方が勝っている・・・。
助産師さんに「痛い?いきみたい感じ?」と聞かれるが、
「いきみたい」というのがよく分からない(笑)。
要するに、「きばりたい」ということなんだろうか??
でも、「きばりたい」というよりは
「きばらなくても もう出ちゃう~~~。」 てな感覚。

そんな痛みが押し寄せると、バースチェアの前テーブルにしがみつき、
「ひー あ゛~~~っ!」なんて叫んでしまう。
「もう 8センチくらい開いてるかな?」と助産師のサイトウさん。
「大丈夫 赤ちゃんが降りてきてるのよ!」と同じく助産師のマツモトさん。
強い痛みが来たときは、宙ぶらりんになっている手のひらが
妙に手持ち無沙汰で、ボールか何かを握り締めていたい気分だった。
・・・もしも、あの時 私にリンゴ一個を持たせてくれたら、
ボブ・サップ並みにぐしゃぐしゃと砕くくらいやって見せただろう。
・・・それくらい痛い(笑)。

痛さにイライラが最高潮になってきたとき、突然 ドバドバ~~~!
と水が流れる感覚が襲ってきた。
「はすい じ~ま~じ~だ~~~!!」
(「破水しました~!」)と思わず叫ぶと、マツモトさんが今までの
余裕ある態度から一変、気合あるザッツ助産師口調に!!

「よし! 産まれるよ~! 椅子から降りよう!!」

しかーし、バースチェアを跨いで降りるなんて、今の状態では・・・。
出来れば、このままバースチェアに跨ったまま産みたい・・・
けど、これじゃ産めないのよねん(笑)。
「むり~~! むり~~~!!」
と叫んだ(らしい:ダンナ談)私を、マツモトさんは抱きかかえて
床にひいた畳の上に連れて行ってくれた(らしい:ダンナ談)。

意識はもうろう・お尻の痛みは最高潮で、まるで 100年分の下痢
が今 まさに出てこようとしている感じ!
(変な例えでゴメンヨ ベビ子・・・)
「おーじーりーが いーだーいーよーー!!」
(「お尻が痛いよう!」)と叫ぶや否や、倒れるように四つんばいになった私(笑)。
後ろからサイトウさんが「赤ちゃんの頭、見えてるよ~。
今 たまごくらいに見えてるよ~、健ちゃん ほら 見てみ!」
と言う声が聞こえる。
陣痛は治まることなく続いている。

四つんばいになっていたものの、支える自分の両手もブルブル
震えるくらいになっている。
思わず、前にいたダンナの肩にしがみついてしまった。
陣痛極限状態にもかかわらず、しがみついた途端、
「うっ・・・タバコくせぇっ!」と内心思うが、
「もうすぐや! 頑張れ!!」とダンナも応援してくれたので、
毒づくのはやめておいた(?)。

「ひー」だの「ぎゃー」だの、動物クンな雄叫びをあげている私に、
「もうすぐよ!燕燕さん大丈夫! 呼吸を浅くして~
はっ はっ はっ はっ・・・」なんてしっかりリードしてくれる
助産師さんたちはさすが!!!
そしておかしなことに、こんな極限状態のときなのに、
・・・お尻から腸や胃や食道までひっくり返って出てきそうなのに・・・
なんと私はどこかで「あーっ きもちいいっ!」と感じていたのだ。
何だろう?排出するときの快感???
でも、健太の時には全くなかった感じ。
きっと 出産時のすんごい麻薬のようなホルモンが出まくっていたのだろう。

死ぬほど痛くて仕方ないけど、どこかで何故か気持ちいい・・・
てな最高の状態のとき、「つるんっ」とアタマが出てきたのを感じた。
そしてその瞬間、霧が晴れたように一瞬 陣痛がやんだのだ。
それからもう一度、恐ろしい痛みが来て、体がずずず~っと出てきた。

「うぎゃあ うぎゃあ!」

と健太のときよりはボリューム小さ目の声で、ベビ子誕生!
午前 1時38分。


まだ呼吸は荒いけれど、陣痛はもうウソのように消え去った。
「産まれたよ! 健ちゃんにそっくりよ!」
「妹ですか~?」
「うん 妹 いもうと!」
「あ゛~~~ おたんじょうび おめでと~~う!!!」

LDR室はすっごい喜びでいっぱい!!

でも 四つんばいの状態で動けない私は、
まだベビ子の顔が拝めないのさ~。





「祝!へそカット!」 のページへGO!










© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: