全国の名物研究所

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名物調査【山梨県】



 山梨県の名物というと「ほうとう」がすっかり定着した感がありますね。

 それまで山梨県の名物というと、「ぶどう」ばかりだったような?

 かつてディズニーランドなんかなかった時代、私の家では、冬は湯河原でミカン狩り、春は木更津で潮干狩り、夏は甲府盆地でぶどう狩りと、季節ごとに収穫を楽しんでいました。
 それはうちに限らず、どこのうちも同じようなものだった気がします。今よりは、ずっと健全な時代だったかもしれませんね。

 ほうとうといえば、それがちょっとしたブームになったとき、小淵沢の駅弁だったか?、「ほうとう弁当」なるものがありました。
 ひもを引っ張ると容器が温められるものでしたが、最近はうわさを聞きませんから、なくなってしまったのかな? 気になっていましたが、結局私も食べずじまい。今、売られている駅弁にはそれでもほうとうにこだわりたかったのか、ほうとうグラタンがおかずに入っているものがあるようです。

 ほうとうばかりかと思えば、最近は富士山麓の「吉田のうどん」がクローズアップされています。
 吉田ではないけど、その近くの忍野というところでうどんを食べたことがありますが、とっても美味しかったのを覚えています。
 このあたりは富士山の伏流水がたくさん湧き出ているため、とにかく水が良いから、うどんもそばも美味しいといえます。


 さて、麺類はこれくらいにして、本題のごはんの名物ですが、山梨のごはんといえば「甲州かつ丼」の印象が強すぎて、ほかに思い浮かぶものがない(笑)。

 今でこそ、玉子でとじたカツ丼以外のカツ丼がポピュラーでなく、しかも圧倒的に玉子とじのカツ丼が席巻していた関東地方の人間には、そのカツ丼との出会いは強烈過ぎました。

 何気なく入ったJR塩山駅前の食堂で、何も気にせず頼んだカツ丼。しばらく待って味噌汁とともに置かれた丼のふたを開けた瞬間、わが目を疑い、しばらくはこれが「ドッキリカメラ」ではないかと疑ったくらいでした(笑)。

 白いごはんの上に玉子でとじておらず、一口サイズに切り分けられたカツが乗っかっている。そのカツにはソースなどかかっていない。まあ、ここまでだったらそれほど驚きはしないでしょう。

 ところが、このカツ丼、カツの下にはごはんの存在を隠すくらいたっぷりの千切りキャベツが乗り、カツの脇にはきゅうりとプチトマトが添えてありました。つまり、トンカツ定食をごはんにのせたようなものです。知らないで空けたらこれは驚きます。

 食べた感想は、まさしくトンカツ定食。カツは揚げたてだったし、肉厚ジューシーでとても美味しかった。きゅうりとトマトが温かくなっているのは勘弁ですが、キャベツは少ししんなりしてそれなりに美味しくいただきました。

 私は、このドラマチックな出会いに感動し、それ以来、全国各地でカツ丼を食べましたが、コレほどの衝撃はいまだ受けていません!!

 このカツ丼、山梨では普通に食べられていますが、いまでもそんなに有名にはなっていません。それはなぜか? まあ、別々に食べたほうが美味しいって思う人が多いからでしょうね(笑)。でも、洗い物を減らすという意味では、環境には良いかもね。

 ちなみに山梨で玉子とじのカツ丼を食べたいときは「煮カツ丼」と注文すれば良いそうです。

 その他、何か無いかと調べると「ワイン丼」という名前を発見。でもよく読むと、要するに甲州の赤ワインで煮た牛肉をのせた丼みたい。これって牛丼じゃあ??


●恒例? お米チェック 日本穀物検定協会「平成19年の米の食味ランキング」より

道府県 地区 品種名  19年産ランク
山梨  峡北 コシヒカリ 特A

 ようやく平成19年のランキングがのりました。
 それにしても山梨の米が最高位の「特A」をここ数年連続でとっているのは驚き。魚沼産や福島会津産のコシヒカリと並び称される米どころになったんです。でもその割りには値段が安い。今が買い!ですよ。

 峡北地区ってどこかと思ったら、韮崎市や清里や小淵沢のある北杜市があるところ。今は北杜市になりましたが、実は旧武川村といえば、知る人ぞ知る米どころ。
 ここには「武川48(山梨県産農林48号)」という品種の米があります。戦後まもなく愛知県の農業試験機関で育成され、開発当時は多収で食味がよいことから富山・栃木・山梨などで奨励品種に指定されたそうですが、病気に弱いことなどで評判が落ち、その姿を消してしまったそうです。
 しかし、武川村内でのみ農家が協力して栽培を続け毎年約300トンの収穫があったそうです。そんな「幻の米」が都内の高級寿司店で使われるようになってそれがテレビで紹介されて徐々に人気が出てきたといいます。

 そして、山梨にはもうひとつ名前に「幻」が付く米があります。
「富士山麓の幻」といい、食味鑑定士協会のコンクールで2年連続金賞のミルキークイーンです。

 どちらの米もさまざまな品評会などで賞を総なめする優れもの。残念ながらどっちもいまだ食べた事がありませんが、ぜひ一度は賞味してみたいです。


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