あぁ～運命の日
２００２．１０．１７
この日は私の父の誕生日だった、
その日検査の結果が出ているか、電話で確かめてから来るように言われていたので、外科外来に電話した、まだ出ていないが昼には、来る予定なので、
予約の時間に来てくださいと言われた。
いよいよ今日だ！
私の主治医は、細胞を慶応の病理と癌研に依頼していたのだ！
診察の順番は1番最後だったと思う。
「やっぱり出ました、乳癌で種類は硬癌というものです、すぐ手術するなら25日にできるよ、その場合術前検査があるから月曜日に入院してほしいな」
「・・」
言葉に詰まってしまった。
1人で決めるのか、子供の事は、どうしたらいいのか？娘はまだ1歳10ヶ月だった、
「どうしよ・・」
「もし２５日じゃなかったら、11月になるけど検査は、外来で出来るから
入院は、2日前でもいいよ」
「今決めるんですよね」
「25日にするんなら、ＯＰ室に予約入れるからさ、」
「早いほうがいいですよね、」
「まぁ、早期発見、早期治療がいいに決まっているけど、乳癌は傷より心の痛みのほうが強いから、いろいろな方法を考えて自分の納得がいくやり方がいいと思うよ」
「もし11月に伸ばしたら、もっと進行してしまう事もありますよね！」
｢2週間伸ばしたって変わらないよ」
このときの私は、その言葉を聴いても冷静には判断できなかった。
「チョット電話してきても良いですか？」
「いいよ、相談してきて」
私は主人の会社と実家に電話をした。
主人も母も早くの手術を勧めた、
診察室にもどって25日にすると先生に告げた。
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