Nursなmamann・・  

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☆クリニカルパスと



「クリニカルパス」 とは、一定の疾患を持つ患者様に対してEBM(Evidence Based Medicine)に基づいた入院指導、入院時オリエンテーション、検査、食事指導、安静度、退院指導などがルーチンとしてスケジュールール表にまとめてあるもの」と定義されています。

言い換えるとクリティカルパスは医療のスケジュール表のことで、医師、看護婦、コメディカルが他職種と連携するチーム医療の中で効率的に治療・ケアを行う為のスケジュール表ということになります。

患者様、御家族の方もこのスケジュール表に基づいて説明を受けることが出来るので退院までの経過が理解しやすくなり、参加意識も芽生え、満足度も向上すると考えられています。


☆目的は



患者ケアの計画と管理、ケア内容とアウトカムを公式な医療記録として文章化することで、クリニカルパスは臨床アウトカム(outcome:成果)を中心に組み立てることがポイントです。
臨床アウトカムとは、「受けているケアに対する患者の予期される生理的・心理的反応を記述したもので、ケアを方向付けるものであり、したがって医療チームの考え方を統一するもの」 です。



~クリニカルパスがもたらすメリットは~

1、チーム医療が実現する

臨床アウトカムを中心に構成されるので、患者のゴール・医療チームの目標が明確になる

2、他職種、患者、その家族との情報が共有できる

パスを見れば患者の回復状況が一目でき、具体的な情報の交換がしやすい

3、ケアが標準化される

ケアのEBMを明らかにし、その上で問題点を明らかにする標準化は質改善の第一歩!

4、ケアが効率化する

治療や処置が提示してあれば、医師のオーダーが効率化でき、実施記録もチェック式にすれば、看護師の記録も整理される

5、新人教育のツールとなる

標準的ケアが示されていると根拠を考える機会となり、ケアのアウトカムを共有しているのでお互いの考えも理解できる

6、在院日数が短縮する

病院の経営的支店や患者の回復の目安を元に設定するので、不要な入院期間を 省くことができる


☆バリアンスとアウトカム

 クリニカルパスの適応患者が、標準化された治療やケア内容から外れた要因を「バリアンス:Variance,変動・逸脱」と呼んでいます。バリアンスにはケアが変更する場合と、在院日数の延長につながる場合があります。
 バリアンスが生じた場合は、経過記録にその内容が記載される。SOAPでは、アセスメント(Assessment:A)をして、実施したケアは何か、アウトカム(目標)は何かを記載します。



当科で作成したパス

頭部外傷

脳梗塞(軽症)

慢性硬膜下血腫

シャント造影

脳血管造影


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