チビ猫3匹

チビ猫3匹

BLANKEY JET CITY




BLANKEY JET CITY / 「BANG!」


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    ブランキーに初めて出会ったのは、今から10年以上も前のこと。


    当時大学生だった私は、バイトを終えて家に帰りました。
    すると、姉が「あんたが好きそうなバンドが出てたから、ミュージック・ステーョン録っといたよ。」と。

    自分の趣味を語った覚えもないのに、姉はよく私の好みを知っています。


    その時現れたちぐはぐな3人組が演奏した歌、「冬のセーター」は本当にすごかった!

    今でも思い出します!その時の演奏。
    圧倒されました。その存在感に。
    なんてとがった人たちなんだろう、と。

    短縮されてたった3分足らずの演奏なのに、
    他のメジャーな出演者達が安っぽいおもちゃに見えてしまうほどの
    圧倒的なカッコよさ。

    一体、何者なんだ、この人達は、と思い翌日CDを探しに行き、
    「レッドギター・アンド・ザ・トゥルース」と「BANG!」を入手。

    惚れ込んでしまいました。

    その独特の音や詩の世界にハマりました。
    鹿児島では「イカ天」は放送されてなかったので、
    全然知らなくてほんと悔しかった。


        ○●○


    演奏もめっちゃカッコいいけど、ベンジーの作る詩もまた好きでした。
    「冬のセーター」は初めて聴いた曲なのですごく心に残ってるけど、何だか考えさせられます。


モデルガンを握りしめて テレビに向かって引き金を引く
          それにもかかわらずニュースキャスターは 全国に向かってしゃべり続けた

核爆弾を搭載した B52爆撃機が 北極の近くで行方不明になったって 
          モデルガンを握りしめ 僕は自分の頭を 撃ち抜こうと思って 引き金を引いたのさ


             *
             *
 今年の冬はとても寒くて長いから 
          おばあさんが編んでくれた セーターを着なくちゃ




    何だか、テレビの向こう側で起きていることのように、自分にはどうにもできない(実体のない)何かが
    じわじわと起きつつある不気味な時代の到来。

    そこで

「 今年の冬はとても寒くて長いから 」
    おばあさん(身近な、大切な人)が編んでくれたセーターを着なくちゃ、


    というのが、とても純粋な気持ちのように思えて。

    実体のない世界で、実感できる本物の気持ち、というか。


        ○●○


    ブランキーにまつわる話はたくさんありますが、ブランキーを知らない友達にはかなりウケました。

    男友達に車を貸したら、ちょうど入れっぱなしにしてた「C.B.jim」を聴かれて、
    「まめちゃん、あのファンキーなバンドは何ね」とめっちゃ笑われ、

    女友達は  いいだろ 俺のこのサングラス  の所で大爆笑。



    さんざん笑われました・・・・




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