チビ猫3匹

チビ猫3匹

ぱか子・出産当日(3)



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     2003年2月2日(日)、午前7時41分、娘が誕生しました。
     体重3060gでした。


     生まれたばかりの小さな赤ちゃんは、分娩台の上でゼイゼイ言っている私のおっぱいに
     早速吸い付いていました。
     すごい!ちゃんと分かるんだ。と思う反面、実感がわかなく、この子が自分の産んだ子で
     自分が母親になったんだということがしっくりこない気持ちでした・・・。

     あまりにあっという間に生まれたせいかなぁ。
     陣痛に気付いてから2時間、産院に着いてからは約25分、という超スピード出産だったので。
     (次のお産はもっと早めに入院しないと車の中で生まれちゃうよと言われました)
     それに、もっと痛いのかと思ってたので、拍子抜けでした。
     本や雑誌で、‘鼻からスイカを出すような痛み’とか‘生理痛の何十倍の痛み’とか
     読んでたけど、私の場合は最後まで下痢の腹痛という感じで、これなら今までにも
     あったなぁという感じです。

     お産は人それぞれですね。     ・・・・しかし!!!
     本当のお産の痛みはこの後にやってきました!!!


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     出産を終えて個室に入った私。
     ベッドに横になったものの、お腹と会陰切開した痕が痛くて、身動きもできない状態でした。

     全身筋肉痛で体の節々が痛く、お腹は赤ちゃんがいなくなったというのにほとんど
     出産前と変わらなくて、ただ中身の支えが無くなってだらんと垂れ下がり、その
     垂れ下がった重みで内蔵が痛いという感じ・・・?
     極めつけは、トイレに入ってからどうも痔になってしまったようでした。
     赤ちゃんに母乳をあげるのに座ろうとするんだけど、なかなか座れない。
     ドーナツクッションをしてても相当痛く、足に力が入ってほとんど中腰状態でした。
     (そしてさらに筋肉痛になっていく・・・)

     夜は物騒なので中から鍵をかけて寝てたんですが、早朝看護士さんが
     検温と赤ちゃんの記録を見に来るので「ドンドン」ノックされ、
     「やばい」と思いベッドから必死に起き上がろうとするんだけど、痛さで起き上がれない。
     焦れば焦るほど痛くて、もう泣きたかったです。
     こんなガタガタ・ボロボロの体で、赤ん坊を育てていけるのだろうかと悲観的になりました。
     痔はお薬をもらって治ったけど・・・。
     会陰切開の傷も、抜糸をしてから徐々に楽になっていきました。

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     しかし、お産が軽かったために、周りに全然出産後の体調を心配してもらえない。
     というのは不満でした。

     義母は入院2日目ぐらいから「もう出血は止まった?」と笑いながら言い
     (ありえん!!1ヶ月は出血続くのに)
     退院後、自分の実家に帰ると義母も一緒に付いて来て、私の母の前で
     「いつまでいるの?そんなに長くはいないでしょ?」と言った。

     旦那は旦那で、「2週間で充分だろ」だし、1ヶ月は実家でゆっくりできるかと
     思ってたのに、結局せかされるように自分ちに帰りました・・・。

     姉のお産を見て来た私は、「ゆっくり実家で甘えておいで」と
     誰もが言ってくれるものと思ってたので、なんか・・・・。


     実際、私の体をいつも心配してくれるのは、実の両親です。
     そんなものだよね・・・。

     周りに気を遣って自分を抑え込まないで、自分の主張をしないと損だと思いました。

     実家に長くいたら義母が赤ちゃんに会いに来れないから・・・とか、
     ごちゃごちゃ考えるのはやめます。
     私の体調回復の為に、実家に帰るんだから。
     自分のことと娘のこと、赤ちゃんのことを第一に考えなきゃ。






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