Que Sera Sera

5日目

11月5日

まだ薄暗いうちに起床。
ぼんやりと明けていく空を車窓から眺めながらなかなか気持ち良い朝を迎えました。
前日と同じく、ダイニングカーで、朝食。
そこで、他の人たちと話したのですが、どうも、皆さんあまり寝られなかったとか。
揺れが気になったらしく。
私達夫婦、しっかり熟睡・・・。
んー・・・。図太いのかしら。

到着が少し遅れていたらしく、準備も写真もゆっくりと。

そして、イズミールに到着!
前日にいたアンカラとは温度がかなり違う!暖かいです。
駅の前で、バスを待っていたら、あるクルド人家族と出会いました。
この時期、トルコでは綿花の収穫時期。
クルド人の家族は、このために出稼ぎに来ていて、休暇で帰るところだったそうです。
(と、ガイドさんが通訳してくれました。)
とても人懐っこい家族で、ちっちゃな女の子が「ピクチャー!!」と近づいてきました。
一緒に写真を撮ると、デジカメの画面を一生懸命覗き込み、とびっきりの笑顔を見せてくれました。
素敵な家族でした。

バスに乗り込み向かった先は、『エフェス考古学博物』。
次の日に行くことになっている『エフェス遺跡』からの発掘物が数多く展示してあります。
2体のアルテミス像が有名で、豊穣の女神で母性の象徴のようなたくさんの乳房を持った像です。
丁寧な復元図などがあり、発掘物などがわかりやすくなっていました。

その後、古い街並みが残る、『シリンジェ』へ。
ここは、特に有名な観光名所があるというわけではありません。
ただ、散策するのにはとても良いところでした。
石畳の坂を上り、古い教会跡を見たり、お土産ものを売っている屋台で買い物をしたり。
お店の人たちはとってもフレンドリーで、子供達が天使のようにかわいかったです。
ワインの産地でもあるようで、酒屋さんもけっこうありました。

その後、レストランで昼食。
シチューのような野菜を煮込んだ料理が美味しかった♪

うまかった

食事の後は、世界遺産の一つ『パムッカレ』へ。
有名なのは石灰棚ですが、その前に『ヒエラポリス遺跡』へ。
私達が見たのは、墓地の遺跡であるネクロポリスと古代の大浴場でした。
ネクロポリスは・・・不気味・・・。
石の棺おけがゴロゴロ転がってるんです。夕方ということもあったのですが、普通の遺跡とはまた違った雰囲気が漂っていました。

棺桶

浴場は、なんとなくローマ遺跡のような感じ。
石積みのアーチがあって、イマイチどこが浴場だったのかはよくわからなかったけど・・・。
そして、石灰棚。
パムッカレという街は、いわゆる温泉地なんです。
石灰分を多く含むお湯が長い年月を経て結晶化して、台地全体を覆ったものが石灰棚。
真っ白で、遠くから見ると、雪が積もっているように見えます。
パムッカレの写真で、よく、湯気が立ち上る白い温泉に足を浸しているのを見るのですが・・・。
開発ラッシュにより、近年温泉が枯渇気味ということで、現在では夏にしか温泉を棚に流さなくなっているそうです。
石灰棚を歩くには、世界遺産の保護ということで、裸足が原則。
お湯だと思って、思いっきり足を踏み入れたら、めちゃめちゃ冷たかった・・・。
ええ。冬でしたからね・・・。
それでもとりあえず、写真は撮ってきましたよ。平気なフリして(笑)

この日は、パムッカレのホテルで宿泊。
ここは普通のホテルでした。
さて、次の日はエフェス遺跡観光だっ!

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