壱回~我が名・愁枢!~

にゅぅ『七色印』>>>>>乱舞白薬

壱回~我が名・愁枢!~

昔・七色の印玉があった。
印玉は色によってやどす力が違ったという

赤の印玉は、炎の力を
橙の印玉は、雷の力を
黄の印玉は、光の力を
緑の印玉は、地の力を
青の印玉は、水の力を
藍の印玉は、闇の力を
紫の印玉は、風の力を・・・

ヒトは、自然をあやつる為に印玉をつくった。
はじめは思い通りに動いていた印玉も、
長い年月を重ね『心』をもった。
『心』をもっても印玉は、力を増しつづけた。
その力ゆえに、
人は争いによって人を選び
印玉を求めた。
しかし、人が人を選んだのと同じように
印玉も、人を選んだ・・・。

はじめに心をもった印玉を手にした者達は
印玉の力を使い、自然のコントロールをはじめた。
だがこの者達でさえ
印玉の力をおそれたという。
そして、何度となくおこなわれた議論の結果
印玉を持ち消えてしまった・・・
「――それから今までの間、数千年・・・
初代の印玉主の血縁で守りつづけられている・・・か。」
「磁央(じおん)!またその本・読んでるのか?
そんなのメイシンだろ?ジジィ達くらいしか信じねぇよ。」
「凰牙(おうが)・・・メイシンか。確かにね
でも信じるのは俺の自由だろ?」
俺・凰牙!
15歳の錬金術師(みならい)だ!
さっき俺と話してたのは磁央。
磁央は17歳で、武道家なんだ!
「まぁ・そりゃそうだけどさ。なんか
最近・妙に熱心じゃねぇ?なんかあったのか?」
「いや・別に・・・」
≪そのとき、印玉のことは、
磁央のやつそんなこと信じてるのか・・・。
そのくらいにしか思ってなかった。
だから・・・≫
「腹減ったな。飯でも食いに行こうか。」
「おう・サンセ~イ!」
≪まさか≫
「どこのするかな~?」
「戒のおっさんのとこにしようぜ!」
≪まさか自分の身に≫
「えぇ~戒ンとこはこの前も行ったジャンか」
「つか・俺ら、いっつも戒のおっさんのとこじゃん!」
「あはははははは!!」
≪あんなことがおこるなんて≫
それは磁央がドアを開けようとした時のことだった。
「!!?」
ドンッッ!!!!!!
「なっ・・・なんだ!?」
≪思っても見なかったんだ!!≫
「なんだ?何が起きたんだ!?」
「!・・・磁央。あれなんだ?」
「え?・・・(なんだ?)」
「(なにかいる・・・でも風のせいで何かわからない!)」
スゥ・・・
「風が・・・やんだ・・・?」
「磁央!あっ・・・あれ!」
「!?」
『我が名は愁枢(しゅうすう)。凰牙・・・お前だな?』
「馬がしゃべった・・・」


>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>***つづく***


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