2章 山の中の旅館

ハート01ハート01ハート01にゅぅ2章  山の中の旅館(2)ハート01ハート01ハート01

 8人は旅館の中のロビーへと入っていき、まん太がフロントまで行って手続きをし
ていた。他の7人と、その持霊たちはロビーのどでかいソファーに座って待ってい
た。
「それにしても、本当にここ旅館か?客が全然いねぇぞ」
「もうお兄ちゃん!せっかく来させてもらってるのに・・・」
ホロホロとピリカが話しをしていた。
「今頃気づいたのか?俺はこの旅館に入る前から不思議に思っていたぞ」
「さすが坊ちゃま!」
「いやみか、蓮・・・?俺が鈍いとでも言いてぇか?」
ホロホロと蓮、2人の髪がいつもよりとがった。
「まあまあ。そうはしゃぐなって。もうちょっと落ち着けよ」
「はしゃいじゃいねーー!っていうかお前はいつもゆるすぎなんだよ!葉」
ホロホロが葉に突っかかってきた。まあ2人とも冗談程度のつもりだろうが・・・。
「ちょっと静かにしたらどう?客がいない旅館だからって、騒ぐと外に出されるわ
よ。
それにしても・・・。本当にあんたたちは何も感じてないの?この旅館・・・。
さっきから変な気がぷんぷんしてるのよね」
「さすがはアンナのおかみ!鼻も良いんすね」
「なあ、竜・・・。鼻とかの問題じゃないと思うぞ」
トカゲロウが竜の後ろから出てきた。
「あ・あんなさん・・・。変な気って?」
ピリカがふるえながらアンナに聞いてきた。アンナは目を閉じて答えた。
「良い気ではないみたいね・・・」
「お兄ちゃん・・・。私帰るね!せっかくの旅行だけど・・・。それに幽霊が出そう
なんだもん・・・」
「えっ・・!?いや、待てお前。お前シャーマンだろうがよ。何で幽霊を怖がってん
だ?」「とにかく帰る~!」
ピリカは荷物を持って、今来た道を戻ってしまった。ホロホロがぽかんとしている。
「たまお。私たちも帰るわよ」
「えっ?アンナさん??」
「ちょっとアンナ?」
葉がピリカと同じく荷物を持って旅館から出ようとするところで呼び止めた。
「まん太には悪いけど、私、いわくつきの旅館に泊まるのなんて嫌だから。本当に
気味悪いしね。ほらたまお行くわよ。・・・男の中で過ごしたいっていうんなら別に
良いけど?」
たまおが首を横に思い切りふって、顔を赤くし、荷物を持ってアンナの後へとついて
いった。あっという間の出来事だった。
「あれ?アンナさんたちどうしたの?」
やっと手続きを終えて戻ってきたまん太が不思議そうな顔をしていた。
「いや・・・。その・・・いわくつきの旅館なんだとかで、帰っちまったよ・・・」
「へぇ・・・。いわくつきの旅館ねぇ・・・。って、えぇぇーーーー!?」



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