冷めていた少女時代


世渡り上手で、叱られることはなく、誉められる事もどうでも良かったあの頃…

小学校1年生になったσ(=^‥^=)ミィ
姉は中学1年生だった。
σ(=^‥^=)ミィは学校が終わると、なんと中学校に潜り込んでいた。
小学校と中学校は隣り合わせにあった。
姉のクラブが終わるのを用務員室で待っていたのだ。兄は小学校の校庭で良く遊んでいた。
周囲はなんて子供達だろう?と思っていただろう。
家はσ(=^‥^=)ミィ達きょうだいには安らげる場所ではなかったのだ(o´σÅ・、) クスン

σ(=^‥^=)ミィは適当に勉強し、すべての事に適当だった。すべて普通…という感じだった。
その反面、兄は本当にぶきっちょで勉強ができず、いじめられっ子だった。
姉は父親からの暴力で、父親にも母親にも一線おいているようで、人の顔色をうかがうような子供だった。
父の口癖は…
『女の子は勉強なぞできなくていい。商業高校にいって高校卒業して働いたらいいのだ。数年働いて早く結婚しろ』だった。
姉は父の言うとおり公立の商業高校に進学した。
父は貧乏だった為に高校にいけなかった。自分の力で夜間の高校に入り勉強した。
父は兄には厳しかった。
『お前は男の子なので大学にいかなくてはいけない。勉強しろ!』と…
そんな兄は高校受験を失敗した。
電車で1時間もかかる私立高校に入った。
そんな兄を父は罵倒したのだ。兄は本当に悔しかっただろうと幼子心に思ったものだ。
で、σ(=^‥^=)ミィには、、、
『お前は姉と一緒の高校にいけ!私立しかいけないア!(* ̄○ ̄)( ̄о ̄*)ホ!!は我が家にももういらん。公立にいけないのなら中卒で働け!』と…ヾ(-v-`;)オイオイである。
姉は父の言うとおり商業高校に入り、よい成績で卒業して銀行に就職した。そして、1年たたない間に当時付き合っていた彼の子供を妊娠したのだ。相手は大学1年生…姉と同い年だった。
σ(=^‥^=)ミィが中学2年生の時の出来事である。
『おろせ!』と言う父…
『産みたい』と言う姉…
姉は、ここにいたら父に子供を殺されるので家を出ると言って出ていった。
この時に姉のありがたみがよくわかったのだ。σ(=^‥^=)ミィと兄はいつも姉に助けられていた。姉の後ろにかばってもらっていたのだ。
13歳のσ(=^‥^=)ミィには何もしてあげることができなかった。

σ(=^‥^=)ミィは自分の事は棚に上げて厳格な父が嫌いだった。
が、世渡り上手なσ(=^‥^=)ミィは父にも母にも適当にしか接していなかった。親子ながら悲しいものである。
σ(=^‥^=)ミィは父の反対を押し切って、公立の普通高校を受験した。
将来…大学に行きたかった。


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