花粉症の末路



写真館でのバイト中。今撮った写真をテレビ画面に映し出して、お客様に写真をお選びいただくのを手伝っている時のこと。

「こちらのお写真は、全身タテですね。大きさはどう致しますか?」

花粉症の為に鼻水が垂れ流し状態なのに接客は辛い。。
お客様は数万円の買い物なので真剣。。
あ~でも鼻水が。。。

 たり~。。。。

たれるよたれる。。。鼻水。。。お客様が見てないうちに手でシュッとふいてごまかした。
するとお客さまの中の(家族写真だから家族みんないるのね)お父様が
なにやらマリアの顔から目が離れない。

(なんだよ。。鼻水たれてんのがそんなに気になんのかよ、
さっきから鼻すすってんだしこの季節なんだからわかれっての!)

と思って、喋り続けた。説明の流れからテレビ画面を指さした時に
気付いた。手が血みどろ。

  ん?・・・・・なんで血がこんなに出てんだ?

数秒かかってやっと気付いた。鼻水だと思って手でふいたのが、花粉症によって鼻の粘膜が弱りきった結果、鼻血が溢れ出していたのだ。
はっ!と顔を意識してみると、鼻から下がすべて血に染まっていた。

  あら。。。スプラッタだわ。

「ちょっと失礼いたします~♪少々お待ち下さいませ♪」

基本的に自分の担当したお客さまから離れてはいけない決まりがあるので、
このまま喋り続けようかと思ったが、お父様がチビりそうな顔をしてらっしゃるので他のスタッフに交代してもらった。

っていうかさ。。「血でてますよ」とか言えよ。


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