古代のロマンをたずねて part.3

古代のロマンをたずねて part.3

水瀬神宮




神門を潜ると一面砂利が敷かれた広い空間です。
ここをゆっくり歩くと、心が落ち着きます。



水瀬神宮鳥居




ご祭神は後鳥羽天皇、土御門天皇(後鳥羽天皇第一皇子)、順徳天皇(後鳥羽天皇第三皇子)です。





水瀬神宮拝殿




水瀬神宮は後鳥羽天皇が生前こよなく愛された水無瀬離宮跡地です。


境内には、環境庁が定めた全国名水百選として大阪府唯一つ選ばれている名水「離宮の水」が湧出ていて、常に汲みに来る人で賑わっています。


もちろんお水はちゃんといただきました。
美味しかったですよ。



離宮水



国は明治になって政争などで不遇の生涯を終えた天皇や皇子の神霊を新しく神社を神宮を建立して祀っています。


この水無瀬神宮と同時期に、白峯神社を建立し崇徳天皇、淳仁天皇の霊を祀っているのだそうです。




この日は、大茶盛をしていたせいか着物を着た方が多かったのです。
私達はまるで山歩きのような格好で、これでは無理だなと思っていたのですが、宮司さんが「予約はなくても大丈夫ですよ、ちょうど今から始まるところなので良かったらどうぞ。」とおっしゃってくださったので、飛び入り状態で参加させていただくことにしました。



大茶盛



大きなお茶碗に大きな茶筅でお茶をたててくださいます。
一つのお茶で5~7人くらいが、順番にいただきます。
テレビでは西大寺の大茶盛を見たことがあるのですが、ちょうどあのような雰囲気です。



御坊が入ったお餅のようなお菓子と、お干菓子をいただきました。
何の用意もしていなかったので、懐紙をいただいて間に合わせました。
先輩は裏千家、私は少しだけ表千家の経験があるなどと話していたのですが、いざ本番になると全く忘れてしまっていましたが、神社の方は形ではなく心ですみたいなことをおっしゃってくださって、ほっとしました。



随分前から準備したり楽しみにしていた大勢の方には申し訳なかったのですが、私達も、とても貴重な体験ををさせていただきました。



私も先輩もお正月から数社を参拝したのですが、なんとなくここで今年初めておみくじを引こうかと思い立ちました。


するとなんと、二人とも『大吉』だったのです。


今年も良い年になりそうです。
感謝の気持ちで次に向かいました。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: