古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

大安寺





東大寺、興福寺、薬師寺、元興寺、大安寺、西大寺の南都六大寺に法隆寺か唐招提寺を加えて南都七大寺だといわれています。



私は、大安寺以外は参拝済みだったので、最後の一つ大安寺に是非行ってみたいと思っていたのです。



幸い、今回十一面観音さんと馬頭観音さんのそろってのご開帳だということだったので行ってみることにしました。





大安寺




平城京から見て、東にあるのが東大寺、西にあるのが西大寺。
そして、南にあるのが南大寺とも称されている大安寺なのです。


聖徳太子が平群に建てた熊凝(くまごり)精舎がその草創といわれていますが、のちに高市郡に移築し、高市大寺の寺名を大官大寺と改めます。



寺名は「天下大平 万民安楽」の意味で名付けられたものです。
また、弘法大師は795年4月9日東大寺戒壇院で具足戒を受け空海と改名しましたが、このころ大安寺に住み修行をしていたのだそうです。





大安寺・本堂




寺には大安寺様式といわれる奈良時代の木造 十一面観音菩薩像、木造四天王立像、木造不空羂索観音立像、木造楊柳観音立像〔いずれも重文〕秘仏馬頭観音など九体の貴重な木造尊像が残さています。





今回、すべての実物を見ることが出来ました。
本当に古く何とも美しいものでした。
いつまでも離れがたくしばらく見入ってしまいました。





馬頭観音





大安寺は当時は相当な広さだったようです。
駅から大安寺に向かう途中に大安寺旧境内と書かれた石碑がありました。





大安寺旧境内





また、大安寺のすぐ近くに石清水八幡宮の元宮を見つけたので、そちらににも行ってみました。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: