古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

藤岡家住宅


五条市山麓の史跡散策へ行ってきました。



【コース】

忍海駅からバスに乗り、住川バス停→藤岡家住宅→草谷寺(薬師如来坐像・重文)

→栄山寺(国宝・八角円堂ほか)栄山寺橋口からバスで忍海駅。



徒歩15キロのコースです。


行ったのは10月31日(日)
この日は朝から雨が降っていました。


雨の中の15キロはちょっと迷いましたが、行ってみてよかった。
がんばった甲斐がありました。



まず最初に行ったのは奈良検定にも度々登場する五條市近内町の登録有形文化財「藤岡家住宅」です。

五條が生んだ俳人・藤岡玉骨の生家です。

長年空き家になっていたが、現当主が修復、「NPO法人うちのの館」が管理して、2008年11月に公開されました。



藤岡家住宅


現在の当主は東京でIT企業の社長さんをされているのだそうです。
ここのお宅は凄い家系です。


昔はこのお庭で薬草を作っておられたそうです。
お医者様でもあり、知識人でもあり、芸術家でもあり、ここのお家の中にはお宝が満載です。


高浜虚子、正岡子規、与謝野鉄幹・晶子夫妻とも交流があったようです。



薬草の庭





このお庭の門の上に鯉がいるのが分かりますでしょうか。
この鯉は火事にならないお守りなのだそうです。
目玉がなくなっていた時期もあったのだそうですが、職人さんの凄い技で今ではこんなに立派に修復されています。





鯉



古事記に出てくる琴が復元されています。




古事記



このお宅は朝廷とも幕府側とも交流があったようです。
下の道具は菊の御紋と葵の御紋が一緒に並んで配置されています。
公武合体の時の貴重な一品です。



公武合体



この他とにかく凄いものがいっぱいありましたが、覚えきれないくらいでした。
私たちは少し休憩してから、今回の次の目的地草谷寺と栄山寺へ向かいました。


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